阪神・石井大智 今季中の復帰あるぞ 9度目降雨中止で振り替え9月有力 最終盤での主力復帰追い風に
2月に左アキレス腱を断裂して手術を受けた阪神・石井が、今季中に1軍復帰できる見通しであることが判明した。藤川監督が示唆した。 【写真あり】阪神・石井大智 復活へまた一歩前進 手術後初のブルペン入り 傾斜を確認しながら約10球 「医学の面から、アキレス腱断裂の復帰時期がきっちりと出ている。できないであろうという時代ではもうない。慌てるとダメだけど。雨が降るということはその分、後ろにゲームが流れる。だからこそ、リハビリに励んでいるスタッフもそれを目指して選手たちのモチベーションを引き上げることができる」 一般的に、アキレス腱断裂の手術後、実戦復帰には約半年を要するとされる。2月にメスを入れた石井の場合、順調ならば8月下旬の2軍戦に登板。そこから1軍レベルまで状態を上げられるかどうかが焦点だと考えられた。しかし、20日に故障後初となるブルペン投球をした右腕に対し、指揮官は明言こそ避けたものの、カムバックへの確かな可能性をにじませた。 こうした前向きなプランが描ける背景には、2日連続となったヤクルト戦降雨中止の副産物がある。6月までに9度の降雨中止はシーズンで計20度を数えた18年以来の多さ。未消化の6試合は9月下旬に振り替えられる見通しで、これが長期離脱を余儀なくされている故障者への追い風になる。 「9月以降に入るわけですから、自分たちの復帰時期は選手たちはきっちり見えていますからね。近本もそうだし、石井、ルーカス、湯浅にしてもそう。いろんな選手の出口がキッチリと見えている状態なので」 そう語った指揮官は、楽しみにしていた試合が流れたファンへ「本当に大変だと思う」とわびつつ、長期的視点に立てば、この雨は「決してマイナスじゃない」と前を向いた。離脱中の主力がシーズン最終盤やポストシーズンで活躍すれば、雨に泣いた虎党への最大の報いになるはずだ。(倉世古 洋平) 【石井の経過】 ▽26年2月11日 宜野座での紅白戦で左ふくらはぎを負傷。 ▽同12日 大阪府内の病院で「左アキレス腱の損傷」と診断。3月のWBC出場辞退をNPBに申し入れたと発表。 ▽同21日 大阪府内の病院で「左アキレス腱断裂縫合術」を受け、20日に退院したと球団が発表。 ▽同27日 SGL尼崎でリハビリを開始。 ▽3月3日 SGL尼崎で台に座った状態のままキャッチボール。 ▽4月29日 SGL尼崎で屋外歩行練習を開始。 ▽5月1日 SGL尼崎で本格的なキャッチボールを再開。 ▽6月9日 SGL尼崎で捕手役を座らせた状態で投球練習。キャッチボールの後に、そのまま平地で約10球を試投した。 ▽同20日 SGL尼崎で強度を上げたキャッチボールと、手術後初めてブルペンで傾斜を確認しながらの投球練習に約10球取り組んだ。