替え玉事件、AIの<顔合成>使って写真加工…近畿大学を欺いた手口判明
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近畿大学の入試を巡る替え玉受検事件で、元塾講師が近大に提出した自身と教え子の顔写真を組み合わせた加工写真について、「スマートフォンでAIツールを使って作成した」と供述していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、加工写真は2人の顔の特徴が組み合わさり、髪形や輪郭は教え子の男子受験生に似ていた。元塾講師が使ったとするAIツールも判明した。米オープンAIの「チャットGPT」や米グーグルの「ジェミニ」など、複数の生成AIサービスを搭載しているとうたっている。
このAIツールで加工写真を作成するには、最初に人物2人の顔写真を登録。「2枚の顔画像を合成して」とプロンプト(指示文)を入力すると、加工画像を作成できる。「○○に似せて」「顔を細くして」との詳細な指示も可能だ。
国立情報学研究所の越前功教授(情報セキュリティー)によると、生成AI画像は洗練が進み、人の目で加工を見抜けないケースが多いという。越前教授は「デジタル技術の対策に加え、受験者の顔と受験票、さらに本人確認証の3点を見比べる地道な対策も必要」と話している。