買った本

 西尾岩瀬文庫と、その先週になりますが弥富市歴史民俗資料館に行ってきました。
 西尾岩瀬文庫に関してはもう数え切れないくらい行ってます。企画展の都度行ってますね。

 カフカの本を――断片集ですが――初めて読んでいます。歴史に名を連ねる作家。絶望名人とまで称されるその断片は、多くが「悲観的」でありつつも、文章の合間に、あるいはその最後に、「まだまだ、諦めるには早いんじゃないか」と思わせる不思議な魅力があります。
 伊藤計劃の虐殺器官に「不条理なもんは全部カフカだ」という、ウィリアムズのセリフがあります。私が明瞭にカフカという存在を意識したのは、この作品からだったように思います。
 トーキョーグールにもカフカ(を彷彿させる)不条理で無体で無道な扱いが随所にありますが、実は、グールを読む以前に虐殺器官でカフカ=不条理という、おそらく大半の人が見たら首を傾げる誤解を私自身がしていたのでした。

 魔都シカモアは、まだ冒頭数十ページ読んだのみ。魔界「ブラックランド」とのゲートが各地に開いているという設定の現代が舞台。主人公は元妻とコンビを組む私立探偵。
 まだなんとも言えませんが、どうもこの作品には狼人間や吸血鬼がいるそうで。
 なんというか現代的着想からなる「新生ファンタジー」の匂いがして面白いです。

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