算数嫌いの分かれ道は“割り算” 人気教育系YouTuber・あきとんとんが教える、子どもの学力伸ばす親の接し方
本当はだれでも「理系」になれる
― 算数の得意不得意は、努力以前に、もともとその子が持っている「センス」も影響しているものでしょうか。 これは正直、否定したいですが…生まれつきのセンスというものは、あるにはあると思います。 ただ、僕くらいのレベルであれば、誰でも到達できると思っています。少なくともある程度のレベルまでは、センスは関係ないと思いますね。 ―努力でカバーできるのですね そうですね。きちんとした指導を受けて、正しく理解さえできれば、理系大学を卒業するくらいのレベルには誰でもなれます。 ただその先、大人になってから「本物の研究者」や「大学教授」を目指すような領域になると、正直なところセンスの差はあるなと僕自身も実感しています。僕もそこまでのセンスはないと感じたからこそ、研究職や教授の道には進まなかったんです。 ですから、一般的にみなさんがイメージするような「理系の人」には、誰でもなれると思いますよ。
「なぜ通分するのか」を説明できない大人は多い
―今回出された本の読みどころを解説していただけますか? まずは一番最初の「第0章」ですね。ここでは「そもそも割り算とは何か?」という、この本の軸となる話をしています。そこをなんとなくでも理解してもらった上で読み進めてもらうと、全部が面白くなると思います。 小学生はもちろん、大人にも読んでほしいのが、分数の「通分」のところです。「なぜ分母を合わせなきゃいけないの?」という理由までちゃんと理解している大人って、実はあまりいないですし、説明できる人も少ないと思うんですよね。 ―確かに、通分は「そういうものだ」とルールとして覚えちゃっていますね。 そうなんですよ。やり方さえ覚えれば、なんとなく計算はできちゃうじゃないですか。でも、その「当たり前にできちゃうこと」を、「なぜなんだろう?」と改めて考えるところに楽しさがあるんです。 一度理解してしまえば、他の単元を見たときにも「あ、ここも繋がっているじゃん!」と気づけるようになる。僕はそうやって、知識の「繋がり」を意識できる瞬間がすごく好きなんです。 ―大人も子どもと一緒に楽しんでほしい一冊ですね。 なんなら、まずは親御さんにこそ読んでほしいですね。 個人的には、内容は少し深掘りしている部分もあるなと思っています。だから、お子さんが一回読んだだけで、すべてを完璧に理解するのは難しいかもしれません。ですから、まずは大人が読んでから、お子さんと一緒に読んであげてほしいなと思います。
あきとんとん