中道改革連合の野田佳彦前共同代表は22日、インターネット番組「NoBorder News」に出演し、皇族数確保策を巡る皇室典範改正論議に関し自民党の麻生太郎元首相について懸念を示した。麻生氏が昨年、創設された三笠宮寬仁親王妃家の当主である寬仁親王妃信子さまの兄であることを踏まえ、「いくら何でも、藤原道長じゃないですから。麻生家が藤原家になる」と語った。
藤原道長は平安時代中期の公家で、娘3人を皇后として外戚政治を展開し、権勢を振るったことで知られる。
一方、野田氏はこの日の番組で、同宮家の創設について「どさくさで決まった。そんな議論がいつの間に決まったのだろうという感じだ」と述べた。
そのうえで、政府が今月22日に皇室典範改正案の骨子案に示した2案のうち「旧11宮家の男系男子を養子に迎える案」を踏まえ、「養子を受け入れて、結婚し、子供が男の子だったら皇位継承順位がつくという解釈になる」との認識を示した。
「それはいくら何でも藤原道長じゃないですから。藤原家じゃないか。麻生家が」と懸念を示した。
宮内庁によると、令和7年9月の皇室経済会議で、6年に薨去(こうきょ)された三笠宮妃百合子さまの孫、彬子さまが三笠宮家の当主となられ、百合子さまの長男で平成24年に薨去した寬仁親王殿下の妃である信子さまは「三笠宮寬仁親王妃家」として独立された。
旧皇室典範制定以降、未婚の女性皇族が当主となるのは彬子さまが初。結婚して皇室に入った女性皇族による新宮家の創設も旧皇室典範制定以降で信子さまが初めてだった。