中国で繰り返される邦人拘束、詳細な理由は公表されず…「ビジネス難しくなる」日系企業に不安広がる
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【大連(中国遼寧省)=出水翔太朗、照沼亮介】中国で邦人2人が新たに拘束されたことが24日、明らかになった。中国当局は具体的な容疑内容を明らかにしておらず、現地に進出する日系企業に不安が広がっている。
大連には日系企業約1700社が進出している。現地の貿易関連会社員は24日、「(拘束事案は)本社からの連絡で知った。一体何が問題とされたのか」と驚いた様子で語った。「当局が具体的な情報を開示していないことも不安だ」とも口にした。
中国外務省報道官は24日の記者会見で拘束の事実は認めたものの、事案の詳細は説明しなかった。大連で開催されている国際経済会議に参加していた日系企業幹部は、詳細な理由が公表されないまま邦人拘束が繰り返されることについて「ビジネスが難しくなる」と懸念を語った。
拘束された2人は、中国政府が管理を強化するレアアース(希土類)の輸出に絡んで当局に問題視されたとみられている。中国政府は今年1月、日中関係の悪化を受けて、レアアースを含む日本へのデュアルユース(軍民両用)製品の輸出規制を強化した。しかし、日中関係筋は「純然たる民生用途の輸出にも支障が出ている」と語り、日本企業による輸出許可の取得は難航している。
中国商務省は24日、新たに鉱物の無許可輸出などに関する通報システムを整備すると発表した。対日輸出が念頭にあるとみられ、今後も厳しい対応が予想される。中国の輸出管理のルール変更に対応するため、日本貿易振興機構(ジェトロ)は日系企業を対象に「輸出管理の動向と対応」をテーマとしたセミナーを大連で実施してきた。24日も同種のセミナーを現地で実施し、輸出時の注意事項を説明したという。
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