治療を受けた男性が死亡、1千万円賠償へ 愛知・西尾市議会で可決
愛知県西尾市議会は24日、市民病院で不整脈治療を受けた70代男性が死亡した医療事故に対し、遺族側へ1千万円の損害賠償を支払うことなどを盛り込んだ、市の今年度補正予算案を賛成多数で可決した。市は遺族側と示談書を取り交わし、30日以内に支払う。 市によると、男性は2024年5月、心臓の肺静脈周辺を高周波の電流で焼く「カテーテルアブレーション」の治療中、重篤な合併症の「心タンポナーデ」(心臓が周囲にたまった液体によって圧迫され、血液を送り出せなくなる状態)となり、心肺停止に。高次医療機関へ搬送されたが、根本的な外科的治療が受けられず、翌日に死亡した。 市は、心タンポナーデとなった後、高次医療機関への搬送の判断が遅れ、病院の対応に過失があった可能性は否定できないと判断した。(嶋田圭一郎)
朝日新聞社