年相応の英語娯楽化を断絶させない集中戦略(Sさんの相談ケース)
「4歳の娘、ペッパは楽しそうに見てる。…でも、この先も年相応の英語を娯楽として続けていけるのか?」
「子供の年齢が上がるにつれて、本人が見たいアニメや本(日本語)のレベルがどんどん上がっていく。それと同じレベルの英語動画を見せても、英語がスッと理解できずに楽しめなくなってきてる気がする。」
『本人が楽しめるコンテンツ』と『理解できる英語力』のギャップは、多くのおうち英語家庭が4〜8歳頃に直面する難所です。
どうやって「年齢相応のエンタメを楽しめる英語力」まで引き上げて継続していくのか。
4歳9ヶ月の娘さんを育てる「さてさん@sate_ouchieig」からのご相談には、典型的な改善ポイントがたくさんあったため、合意の上でNoteに期間限定公開します。
1日1~2時間という限られたおうち英語タイムで、年相応の英語娯楽を継続するための「集中戦略」です。
さてさん(4y)からのご相談
年相応の娯楽を楽しめる英語力ってめちゃくちゃハイレベルじゃない?
辻:そうですね。3歳以下で始めればそのうち年相応の娯楽が楽しめるようになりますが、(1日数時間のインプットで)その後も子供が求める内容と英語力の差を広げすぎずに娯楽化を維持するには親が知識つけて本気出すことが必要です。
■さてさん家のおうち英語お悩み
さて(4y)さん:
ご丁寧にありがとうございます
まさに本人が楽しめるコンテンツと理解可能な英語力の乖離に壁を感じています
•※3歳くらいから始めて今4歳9ヶ月(※音環境は生後半年からあり)
•ペッパは楽しんで見れてる(一体どこまで理解してるかは謎)
•絵本の読み聞かせで、内容を英語で質問すると日本語で答えられる
•トドのリスニングチャレンジはほぼ満点でクリア(文法要素が絡んでる問題以外)
以上の感じなので、それなりに理解は進んでいると手応えありますが、年相応のレベルの理解とは程遠いです
例えば年長が見て楽しむレベルのものってかなり幅広い語彙や表現が含まれていると思われるのですが、それらを1時間/日の動画視聴で本当にカバー出来るのだろうかと悩んでしまいます。
1日2時間以上のスクリーンタイムは、それはそれで良くないのではという思いもあり、今後どういう着地点を目指していくべきか悩み中です
辻:インプット時間数は未就学児のうちに稼ぎたいではあるんですがスクリーンタイムとの兼ね合いは悩みどころですよね。 何をどんなふうに見てるかにもよるので詳しく教えてください!
■さてさん家のおうち英語状況詳細
お言葉に甘えさせていただき、我が家のおうち英語の現状について、具体的にどのような内容で見ているか共有させていただきます。
【子ども】
娘:4歳9ヶ月。
おうち英語開始は3歳0ヶ月頃~。
(ただし0歳6か月過ぎから適当なYouTube動画のかけ流しは1日30-45分程度行っていた)
【動画視聴】
平均して1日30〜45分程度。多い時でも1時間。
・YouTubeで「Peppa Pig」を視聴(お気に入りのエピソードを繰り返し見ることが多いです)
・余裕がある時は「おさるのジョージ」や「Bluey」を視聴
・寝る前に「Spot the dog」を1エピソード(約6分)
【絵本・アプリ】
・英語絵本は1日1冊程度(Peppa PigやORTなど)
・日本語の絵本も1日1冊読み聞かせ(パンどろぼう、はたらく細胞など)
・2ヶ月ほど前から、タッチペンを使って「First Little Readers」の音読に取り組んでいます
•トド英語はデイリー1回/1日。現在レベルH
【外注】
・週に1回、インターナショナルスクールのサタデースクール(3時間、生徒はほぼ日本人)に通っています
<以下辻からの追加質問への回答>
■初期向けセット教材(中古含む)を導入していない理由は?
→我が強いタイプで好みもはっきりしてるので、見てくれない可能性が強いと思ったため。一歳半頃に一本DVDを手に入れて見せた事はあるのですが、拒否されたため購入を断念しました。DVDが面倒だったというのもあります…..
■読むための教材(First little readers, ORT)を取り入れた理由は?
→将来的に本を読めるようにしたいと思い、音読の練習として始めました。First little readersはサタデーで毎週借りてきていて、自分から勝手に音読し始めたので、丁度良いタイミングだと思い、2〜3ヶ月程前から始めました
■日本語の読み書きはどんな感じでしょうか
→平仮名の読みは大体できますが、書きは自分の名前を辛うじて書けるくらいです。見本を見ながらなら書けますが、まだまだちゃんと書けるとは言い難いです。特別読み書きの練習をさせていないせいもあるかもしれませんが。
■親からの英語語りかけもしくは親子英会話の有無
→語りかけはここ一年私が頑張ってやっていました(といっても10分/日くらい)。子供は基本英語を喋ろうとはせず、語りかけも嫌がる事が多いですが、気が乗った時は英語で返してくれる事もあります。間違えてる事が多いですが。
■音源かけ流しとオンライン英会話はやってらっしゃらないという理解であってますでしょうか?
→オンラインはやってないです。かけ流しはfirst little readers を始めてから同教材のかけ流しをしています。平均で平すと45分/日かなと思います。
因みに今はレベルBをやってます。
■動画の視聴環境(タブレットかテレビ画面か、見せるエピソードの選定やデバイスの操作は誰がどう行うか、工夫などあれば)も教えてください。
→タブレットでYouTube kidsのペッパピッグを見るという習慣があり、基本タブレットです。厳密に管理してないのですが、なるべく履歴で出てくるエピソード(30分くらいのまとまり)を見るようにしているので、それなりに繰り返し観ているとは思います。ただ、私がいい加減な性格なのできっちり管理出来ているわけではないです…
■日本語の映像に触れる時間数と番組名を教えてください。(おうち英語本格開始前の3歳未満、3才以降および現在)
•0〜1歳はEテレを20分位見る程度
•2歳代の時はYouTubeの管理をしていなかったため、段々と日本語コンテンツを見る時間が増え、多い時は3分〜1時間日本語コンテンツで英語はあまり見ていない時もありました。3歳前にこれではマズいと思い、YouTubeは英語縛りにしました。それ以降はEテレとか、たまーにアニメを見る程度であまり日本語のテレビ等は見てなかったです。(親が元々テレビをあまり見ない)
•3,4ヶ月前から「はたらく細胞」にどハマりして毎日見てます(日本語)。
ペッパは夕食時にiPadで見るというのが習慣になってるので、ペッパを30分程度視聴する事は継続してます。(食事中はダメな習慣とは思いますが、これがルーティン化してしまってるので..)
■日本語と英語それぞれのだいたいの到達目標(小6年時点と大学1年時点。英語はこの本が楽しめるレベル、スピーキング力がこのくらいあって欲しい、日本語は中受をするので小5~6で重松清の本が読解できるレベルが必要等)
【日本語目標】
中学受験: 現時点では予定していません。本人の強い希望や特別な事情がない限り、受験は考えていません。
読書教育: 読書を楽しめる子になってほしいという思いはありますが、まだ子供の適性が測りきれないため、過度な期待はせず見守っている段階です。
【英語目標】
小学6年生時点:
リスニング: 英検2級程度の聞き取り能力。欲を言えば、スポンジボブなどの子供向けドラマを娯楽として楽しめるレベル。
リーディング: ネイティブの小学校2〜3年生向けの書籍が読めるレベル。
スピーキング: 簡単な出来事の説明や、基本的な日常会話ができるレベル。
大学1年生時点:
本人が主体となる年齢ですので具体的な管理はしませんが、受験で有利になるような英語力は身につけておいてほしいと考えています。
英語コンテンツを「娯楽」として楽しめるようになっていれば、私のおうち英語は大成功だと思っています。
【現状】
それなりに理解は進んでおり、たまに英語を口に出す事もあるので、着実にステップアップしていると実感はあります。
現状はこのようなバランスで進めていますが、これくらいの内容で年相応のレベルを目指すにあたってどう感じられるか、もしアドバイスなどいただければ嬉しいです。めぐみさんもお忙しいと思いますので、返信はお気遣いなく。長々と失礼いたしました。
4歳の娘さんのおうち英語、良い感じですね。
3歳から本腰をいれておうち英語1日1~1.5時間程度+週末サタデースクール(3時間)でここまでこれているのは凄いことだと思います。もっと語彙を地固めしてから広げていけば6歳代で幅広い英語コンテンツが楽しめるようになるはずです。小学生以降も年齢相応の娯楽を楽しめる英語力をキープするために幼児期やっておくと良い事を3つ提案します。(あくまでもさてさんのお宅の状況に合わせた提案です)
キーワードは「今は語彙力に全集中」です。
(家では語彙インプットに集中、
アウトプットはサタデースクールを活用)
【提案1】「今は語彙力強化に全集中」
まず検討して欲しいのは、初期向け映像教材導入です。
そのあとYouTube動画の再選定も行って下さい。
「年相当のコンテンツが観れるようにしていきたい!」という相談なのに、なぜ初期向け教材?と思われるかもしれません。
教材はエンタメ動画を楽しむための地固めとして絶大な効果があるんです!1文1文が短く1つ1つの言葉の意味を掴みとりやすい内容になっています。頻出の語彙が扱われているので、その意味がしっかり入ることでエンタメ動画の理解度がぐっと上がります。特に、1日何時間もおうち英語できない/したくない場合には教材で厳選された頻出単語から先に多く触れていくほうが効果的です。(本来おうち英語の醍醐味は”効果的に英語を習得すること”ではないのですが…今は置いておきます)
■教材の例:
教材例:DWE関連、ワールドワイドキッズ、サンリオ英語、グーミーズ、ゆきお・さわこの一日(七田)、EggSchoolなど。かけ流し音源があれば時間の有効活用もできます。お話が好きなお子さんならLittle Foxの童話レベル1~3でもOKです。
■今からでも教材を挟むメリット
今からでも取り入れれば、これまで曖昧に理解していた言葉の理解度が20~30%向上し、基礎的な語彙の地固めになります。Peppa Pigの理解度も格段に上がるでしょう。
取り入れていない理由に挙げていた①子どもに拒否される可能性と②DVDの入れ替えが面倒な点は私もよく理解できますが、年相応の娯楽を1日数時間の英語接触でキャッチアップしていきたいのであれば、お子さんが見てくれそうな教材を一度血眼になって探してみてください。
試して無理なら他の案もあります。
おうち英語に「絶対」はありません。
■YouTubeメインではダメなのか
教材映像を使わずYouTube動画をメインに英語力を積み上げているご家庭も存在しますがその共通点は①視聴時間が長い もしくは②親が一緒に視聴して適宜補足をし理解を促している③映像と連動するアクティビティや絵本読み聞かせをたくさん行っていることです。さてさんのお宅では動画タイムが1日1時間未満でスクリーンタイムを伸ばすのも気になるし絵本もそこまで沢山読んでいるというわけではないので、確実に英語を入れていくためには開始2~3年までに教材を一度挟んでおくのが得策です。年齢が上がれば上がるほど幼稚な教材は見てくれなくなるので今が最後のチャンスだと思ってください(怖)
■いきなり教材に切り替えないで
いきなり教材を投入するのではなく、「今なら見てくれそう」という絶好のタイミングでサンプル動画を見せてみてください。
タイミングが命です。
いつもBlueyを見せている時間に地味な教材を見せたら拒否されるのは容易に想像がつきますね。
そうではなく「え?いま動画見せてもらえるの?ラッキー!」と思ってもらえるようなタイミングが良いでしょう。2回目以降もしばらくは「アイスクリームを食べてる横で気が付いたら画面がついてたから見ながら食べちゃお」「朝起きてきたら妙な場所にDVDプレーヤーがあって流れていたからチラ観しちゃう」というような自然に溶け込ませる仕込みを頑張ってください。それで「慣れて気に入った」もしくは「暇つぶしにみてくれる」状況を半年~1年でもいいので作れたらいいですね。
■与え方が鍵。強引さはNG。
当然ですが、無理やり英語コンテンツを見せてはいけませんし、日本語の娯楽を強引に禁止するのも絶対にいけません。強制せずとも子供が良質なコンテンツに触れ続けられるよう環境を整えるためメディアコントロール(メディア管理)を行います。年齢相当のおうち英語コンテンツを絶やさないようにするために必須です。
幼児期に家庭内のメディア視聴環境を整えることは小学生入学期のおうち英語を乗り越える時に効いてきます。早いうちに体制を整えることに力を注ぎましょう。
子どもだっていつまでも親に主導権を握られているのは嫌でしょうから、「日本語でも英語でもどっちでもいいよ」と子供が言うくらいの英語力を小1までに作っておいて、後々は親ががっつり英語にリードしなくても済むようにするのが得策です。
親が見せる英語動画に対し拒否反応やえり好みが多い子は、日本語の映像や高刺激の映像を普段から相当数自由に観ている傾向があります。相談者さてさんのお宅の場合は該当せず、3歳前からYouTubeは英語縛りで日本語のテレビは少数を選んで見せているようなので今後もうまく調整すれば英語娯楽化の継続が叶う可能性が高いです。
■動画のレベル選定も重要 ~特にYouTube~
「おさるのジョージ」や「Bluey」は刺激が強すぎず内容的にも良いのですが、英語を話す速度、1文の長さ、話の展開の多様さの面で、Peppa Pigに比べると実はだいぶ難しいアニメです。(さてさんのお子さんを直接見ていないのでどこまで理解しているか分かりませんが)親から見てもし「理解度50%に至らなそう」というようであればもう少し簡単なレベルで1話が5分~10分以内の動画を選ぶほうが理解度に合うかもしれません。(子どもが英語で誰かとやり取りする様子を私が見せてもらうともっとよく分かります)
レベル選定時の判断基準は複数ありますが、ここでは以下おすすめ動画と替えさせていただきます。
■おすすめ動画例:
さてさんの娘さんの状況に合わせて選定したものです。
Katuri
Sarah & Duck
Daniel Tiger Neighborhood
Scratch Garden
「はたらく細胞」が好きな娘さんだから
先々は…
Magic School Bus(サイエンス系アニメ)が観れるようになるといいですね。
・Katuriなど韓国の制作会社が作っているアニメは非ネイティブの視聴も意識している事が多くおうち英語向きです。
・今回は生活寄りの動画を多めに紹介しましたが知識系の動画にも娘さんが興味をもってくれるようであればScratch Gardenがおすすめです。様々なトピックがあるので事前に親が選定してください。
・Maisy Mouse、Mo Willemsなど絵本と連動しているチャンネルもおすすめです。
理解度に合うコンテンツを繰り返し見るうちに語彙が広がっていき、レベルアップしていくことができます。もっと上レベルの語彙も身に付けてもらいたいと背伸びした動画ばかりに”飛び級”しても(←さてさんのことではありません)意味が分からないままに時が過ぎてしまうことがあります。
■YouTube動画の見せ方で気になる点
Peppa Pigは”30分くらいのまとまり”を繰り返し見るようにしているとあったのが気になりました。反復して見るのは基本オススメなのでOK。気になるのは動画の構成です。30分の中に、1話完結のエピソードが6つ入っているのであれば良いのですが、もしかしてコンピレーション動画(テーマに合うシーンやハイライトの切り取り詰め合わせで、お話が完結しないままに切り替わる)ではないでしょうか?後者の場合はストーリーの文脈から言葉の意味を推測することが難しく、言葉習得の効果が落ちます。Peppaの公式チャンネルが出している動画の中から「Full Episode」と書かれているものを選んでください。
【提案2】優先順位は「読む」よりも「語彙力」
娘さんは”年相応レベルの理解とは程遠いです”と書いていた相談者さてさん。
リスニング力があること、機能語もある程度は理解できていることはトド英語等で確認済みのため、年相応レベルに至るために必要なのは語彙力でしょう。具体名詞だけでなく動詞、句動詞、形容詞・副詞、多様な感情表現などなども分かる言葉を増やしたいですね。
現在すでにリーダーズ(英語を読む練習のための絵本)を取り入れておられ、かけ流しにも使っているということでしたが、小学生以降も年齢相当の英語コンテンツを楽しめるようにしていくために今優先度が高いのは「読むこと」よりもまず英語の「語彙力」をつけることです。語彙が少ないと楽しめる英語絵本や英語動画は増えません。読む力が先についても知っている単語が少なければ意味を理解して楽しむことができません。
現実的に時間の縛りを考えると、やると良さそうな取り組みを全部いまやるのではなく、優先度の高いものから順番に取り組んでいきましょう。使える時間が多くないのに「あれもこれも」手を出してしまいどの力も期待レベルに届かなくなったご家庭に私は沢山出会ってきました。
本をガンガン読んで語彙獲得していく子もたまにいますが、お話を伺う限りは(4歳ですし当然まだ日本語でスラスラ本を読んでいるわけではないことから)そのルートではなさそうです。
SNSで発信しているおうち英語の人(私含む)は英語に使える時間が多いから一度に色々やっているのです。さてさんのお宅のリーディング力到達目標は小6の時点で「ネイティブの小学校2〜3年生向けの書籍が読めるレベル」ということなので十分間に合います。
■かけ流しで語彙サポート?読みサポート?
First Little Readersのかけ流しを45分/日やっているそうですが、それで新たな語彙が増えるでしょうか?ごくごく簡単なリーダーなので98%知っている言葉だったりしませんか?知らない言葉が含まれているコンテンツの音源かけ流しのほうが”今は”新しい語彙の定着サポートになります。
おうち英語幼児の読み始めは語彙力と読む力に差があることがほとんどです。読む力のほうに合わせるとごくごく簡単な英語絵本になります。ごく簡単な言葉しか出てこない絵本音源のかけ流しに”今”多くの時間を使うよりも、語彙の定着や英語のリズム感獲得につながるかけ流しを優先するほうがおすすめです。読み書きの力は後からでもいくらでも伸ばす事が出来ます。
今は、を強調している通りずっとではありません。時期をみてください。
お子さんが好んでいるならば細々FLRのかけ流し(10分/日)を続けてもいいかもしれません。お子さんが自分から音読する意欲は素晴らしいので、読む取り組みをやめろというわけではなく、親から先を急いだりはせずに細々続けられたらいいと思います。音読は小学生以降も長く続けていきたい長期スパンな取り組みの1つなので大切に育てましょう。
とはいえとにかく語彙の拡大と定着に向けて集中するのをまず1度試してほしいです。3か月~半年くらいたったら実感する成果が出るはずです。変化が見えたら教えてください。
【提案3】英語絵本タイムを豊かに
現在4歳9か月娘さんの絵本関係は…
・英語絵本は1日1冊程度(Peppa PigやORTなど)
・日本語の絵本も1日1冊読み聞かせ(パンどろぼう、はたらく細胞など)
・日本語の読み聞かせは好きなほう
・2ヶ月ほど前から、タッチペンを使って「First Little Readers」の音読に取り組んでいる
ということでした。
(補足:読み聞かせと自力読みの取り組みが一緒に書かれていますが私は通常分けて考えています。目的も心構えも異なるため)
日本語の絵本読み聞かせという土台があるのは強いですね!安心しました。
唯一気になるのは、英語の本が学習用絵本に偏っている点です。お子さんが学習と思わず楽しんでいるのであればいいですが、出来れば絵本作家さんが心を込めて描いたであろう挿絵のついた普通の英語絵本も大人から読み聞かせてあげるのがおすすめです。純粋な本のおもしろさを下心なく一緒に味わい”ストーリー自体”を楽しんでみてください。(これが目当てというわけではありませんが)文脈からの推測力が自然と育ちます。もし後々「多読もやってほしい」という思いがあればなおさらです。私は冊数をこなすことよりも質の高い絵本タイムのほうが(おうち英語としても子育てとしても)重要だと考えています。もちろん選書も重要です。
■おすすめの英語絵本の例:
さてさんの娘さんの状況に合わせて読みやすい本を選定
The Little Red Hen (Paul Galdone Nursery Classic)
The Doorbell Rang Pat Hutchins
I Like Me! Nancy Carleson
Stick Man Julia Donaldson
まとめ:興味と英語力のギャップを突破する集中戦略3つ
以上さてさんのケースに対応する「年齢相応の娯楽化を維持する戦略」は以下の3つです。
「教材」をあなどるなかれ:
エンタメ動画を今後もっと楽しむためにも今こそ基礎教材を日常に自然に溶け込ませる。与え方が大事。(無理なら他の案も用意あり)今は読む力より「語彙力」が先:
読めることと理解できることは別。”今は”語彙の拡大と定着に全集中する。(動画はぶつ切りではなく文脈がわかるFull Episodeを!選び方も大事!)。英語絵本タイムは思惑なしで:
文字の練習用だけでなく、純粋にストーリーを楽しめる絵本から。
(これが目当てというわけでなくても)文脈からの推測力が自然と育ちます。
読者の方へ※お子さんが小学生以降の場合はまた違うのでご注意ください。
■”やり方”の優先順位
ここまで私からの提案をあれこれ書き連ねてきましたが、おうち英語で一番重視してほしいのは、目の前の大切なお子さんの反応と家族のQOLだと思っています。私がここに書いたおうち英語のウンチクなんて最後はどうでもいいわけです。正解は子どもと親の中にしかありません。ご家族が納得のいくQOLの高いおうち英語ライフを見つけていけるといいですね!
ちなみに私自身は子どもの英語力UPを成果やモチベーションにしないようにしています。それよりも「子どもの今の興味にぴったりのコンテンツを探し出せた!目の前の我が子が楽しそう!」という喜びのほうが大きなモチベーションです。期待通りにいかないこともありますがあまり気にしません。
海外移住組やインターナショナルスクール進学組の方々とは違って、国内の一般的な幼児期おうち英語組には、英語習得の切迫性がありません。親子にとって無理のない範囲で肩の力を抜いて続けていけばいいですよね。
■さいごに
実は今回、事前のヒアリングのやり取りの中で(noteの本文には載せていませんが)、さてさんからとても温かいお気遣いと感謝の言葉をいただきました。言語化力が高く、画面越しの文字のやり取りであってもお人柄や温かさがじんわりと伝わってきて、1万字近く頑張って書いちゃいました。ご縁をありがとうございました。乱文を最後まで読んで下さった皆様もありがとうございました。
■営業です
もっとコアな乳幼児向けおうち英語有料noteもあるので冒頭の無料部分だけでも読んでみてください。本編にはだいたいの疑問に対する答えやヒントが書いてあります。辻に直接個別に相談したい場合はおうちえいご園コミュニティ内のグループZOOMで直接伺っています。コミュニティ内のお悩み相談投稿(音声配信回答)で尋ねることもできます。
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