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奈良市の高齢者施設の介護士が入居者の顔面を殴打し骨折させた疑いで逮捕
奈良市の高齢者介護施設の介護職員(男性・42歳)が6月22日の未明、おむつの交換時に入居者(女性・90代)が手をつかむなどしたため、その入居者の顔面を右手のひらで複数回殴打し、右眼窩底骨折のけがを負わせた疑いで逮捕されました。
容疑者は「顔面を右手のひらで思い切りたたいた」と容疑を認めているとのこと。
別の職員が被害者のけがに気付き、6月23日夜に「職員が入所者にけがを負わせた」と施設長が容疑者を連れて警察を訪れ、事件が発覚しました。
この事件も夜勤帯ですね。介護施設の夜の闇は深いです。
何度も繰り返しになりますが、夜勤時の双数性は虐待の温床です。
精神分析家のジャック・ラカンは、「まわりに誰もいない、1対1の部屋」に閉じこもると、人間の心はとても不安定になりやすいと言いました(これを双数性といいます)。夜の介護現場は、まさにこの「誰もいない2人きりの空間」になりがちです。見守ってくれる他のスタッフや家族の目がありません。そんな閉鎖的な空間で、入居者に「トイレに行きたい」「眠れない」と何度もくり返し頼まれたりすると、介護をしている人は追い詰められてしまいます。
普段なら「仕事だから頑張ろう」と理性が働きますが、夜中で疲れている上に誰も見ていないため、ブレーキが壊れてしまうのです。その結果、イライラが爆発して、叩いたり暴言を吐いたりする「虐待」につながってしまいます。



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