品薄続くシンナー直接販売開始も…複雑な発注方法に困惑 状況によって工事ストップの懸念(島根)
山陰中央テレビ
先行き不透明な中東情勢を受けて、品薄が続くシンナーについて政府は、6月23日から工務店などが通販サイトを通じて直接購入できる仕組みを始めました。 ただ、品不足に悩む現場では複雑な発注方法に困惑する姿も見られました。 島根県松江市の塗装工事会社。 きじま塗装・段塚隆宏さん: なんとか現時点では施工が追いついてはいるが、今後の状況によっては工事自体がストップする懸念がある。 中東情勢の影響で、ほとんどの資材が手に入りにくい状況が続く中、特に深刻なのが塗装用のシンナーだといいます。 塗料の希釈などに使うシンナーは石油由来の「ナフサ」が原料で、中東情勢の悪化に伴い、住宅建設や自動車整備の現場などから調達不安の声が上がっています。 これを受け、政府はメーカーから卸売業者を介さずに直接、現場の工務店などにシンナーを販売する仕組みの導入を決め、23日から注文の受付を開始しました。 こちらの会社でも利用を検討していますが… きじま塗装・段塚隆宏さん: 24日でも25日でもシンナーが入手できればと期待しているが、なかなかスムーズな対応はいただけないというのが率直な意見。 発注手順の複雑さに困惑しています。 注文は通販大手「アスクル」のサイトを通じて受け付けますが、購入を希望する事業者は、事前に国交省や経産省の相談窓口への申請が必要で、対象にあたるかどうか判断されたのちに「アスクル」の専用フォームに案内されるということです。 こちらの会社では23日朝、国に申請を行いましたが、本当に発注できるのか、不安は尽きないといいます。 きじま塗装・段塚隆宏さん: 我々のような中小企業が例えばどれだけの数量を仕入れられるのか、そもそも我々にも供給が行われるのかというのが非常に心配はあります。 シンナーの供給がこれ以上滞れば工期に遅れも出てくるということで、現場では「待ったなし」の状況が続いています。
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