中国人の原爆犠牲者の追悼式 長崎・平和公園、不戦の誓い新たに

長崎新聞 2025/07/07 [11:30] 公開

献花する陳泳・駐長崎中国総領事(中央)=長崎市、平和公園

献花する陳泳・駐長崎中国総領事(中央)=長崎市、平和公園

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戦時中に強制連行され、長崎原爆の犠牲となった中国人32人の追悼式が6日、長崎市松山町の平和公園内にある「旧浦上刑務支所・中国人原爆犠牲者追悼碑」の前であり、約30人が不戦の誓いと日中友好への決意を新たにした。

 碑に刻まれた32人は県内の炭鉱で働いていたが、治安維持法違反などで浦上刑務支所(現在の平和公園内)に収容され、原爆の犠牲になったとされる。碑の維持管理委員会(共同代表・内田雅敏さんら4人)は日中戦争の発端となった1937年の盧溝橋事件が発生した7月7日前後に追悼式を毎年開いている。

 中国人の強制連行裁判を支援する市民、核兵器廃絶を訴える1万人署名活動に取り組む高校生、陳泳・駐長崎中国総領事ら約30人が碑に花を手向け、原爆がさく裂した午前11時2分に黙とうした。陳氏は「日本軍国主義は侵略戦争を発動し、中国およびアジア各国民に対し残虐な罪を犯し、日本国民もその害を受けた。歴史の真相を伝え、中日平和友好の促進にたゆまぬ努力を続けてこられた有識者に深く敬意を表す」とあいさつした。