「戦争二度と繰り返さない」戦後81年迎えた沖縄慰霊の日 遺族らが鎮魂の祈りささげる

「平和の礎」の刻銘板の前で静かに手を合わせる向山富士子さん=23日、沖縄県糸満市(大竹直樹撮影)

先の大戦末期の沖縄戦で組織的戦闘が終わり81年となる23日、沖縄県は犠牲者を追悼する「慰霊の日」を迎えた。最後の激戦地となった糸満市摩文仁(まぶに)の平和祈念公園では、戦没者の氏名が刻まれた石碑「平和の礎(いしじ)」の前で遺族らが鎮魂の祈りをささげた。

同公園では午前11時50分から「沖縄全戦没者追悼式」が営まれる。「平和の礎」には今年、95人の名前が追加され、総数は24万2659人となった。

沖縄戦に参加して27歳で亡くなった伯父の笹木政五郎さんを追悼するため、埼玉県和光市から平和の礎を訪れた向山富士子さん(68)は、刻銘板の前に遺影を置き静かに手を合わせると、「戦争を二度と繰り返さないという誓いをしている」と語った。

沖縄戦は米軍が昭和20年3月26日に慶良間諸島、4月1日に沖縄本島に上陸して始まった日本最大の地上戦。沖縄県民の4人に1人、日米双方で20万人以上が死亡した。組織的戦闘は6月23日、第32軍司令官の牛島満中将の自決で終結したが、その後も散発的な戦闘が続き、9月7日に降伏調印した。沖縄は47年5月の本土復帰まで米統治下に置かれた。(大竹直樹)

「平和の礎」の刻銘板の前で静かに手を合わせる向山富士子さん=23日、沖縄県糸満市(大竹直樹撮影)

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