天国にてハネムーン
わたしと一緒に天国へハネムーンに行こう。
きみの買った液体窒素が浴室に充満して一瞬で意識が無くなるんだ。低酸素の密室でふたりはハグをしながら最期を迎えるの。
後戻りできないように身分証はライターで燃やしちゃって、その炎で煙草を吸おう。でもきみは煙草を吸わないから、わたしがキスできみの肺を少しだけ汚して、その酩酊感をわけっこしたい。
死ぬのが怖いのならば百億年でもきみといっしょに自殺できる日を待つし、そのあいだの苦しみ は、わたしに半分背負わせて?もう、生温い希望は、いらないの。
覚悟が固まったら、あとは、ふたりだけのひみつの時間。出会いを語り合って、思い出を懐かしんで、そうしたらずっといっしょだよ、ひとつになれるよ。
ね、ほら。幸せでしょう?


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