宇佐美作品、再び東大へ 食堂改修で廃棄 新たに2点寄贈

宇佐美圭司の「作品 1964年6月5日」について語る加治屋健司・東京大教授=東京都目黒区の東京大駒場博物館で
宇佐美圭司の「作品 1964年6月5日」について語る加治屋健司・東京大教授=東京都目黒区の東京大駒場博物館で

 東京大本郷キャンパスの中央食堂に飾られていた画家、宇佐美圭司(1940~2012年)の大作「きずな」が、食堂の改修工事に伴い廃棄されたのは17年。この事件を受け、文化資産のあり方などを考えるシンポジウムや展覧会を開いてきた大学に、新たな宇佐美作品が収蔵された。東京大駒場博物館(東京都目黒区)で、28日まで公開している。

 大阪府生まれの宇佐美は63年の初個展で注目を集めた。米ロサンゼルスのワッツ暴動(65年)で抗議する人たちの姿から着想した「かがむ、たじろぐ、走る、投げる」の四つの人型を用いた作品を展開。72年のベネチア・ビエンナーレに参加するなど戦後日本を代表する画家として知られる。

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