絶エデン、約140時間の記録~プリンセスとの闘い~
2025年9月。俺は絶エデンをクリアし、固定のガンブレに脳を破壊された。
それから時間が経ち、ようやく自己嫌悪から立ち直った今、頭の整理のために書き殴ることにする。
脳細胞が死んだことにより、一部誇張や記憶違い、フェイクがあるかもしれない。また、所詮俺の主観でしかない事にはご注意を。
プリンセスの未来
話の中心は、俺(学者)が、友人の知り合いのガンブレ(以下、姫)に振り回された件である。
先に言っておくと、俺はこの自然災害を連れてきた友人自体にそこまで悪感情は無い。本件のターゲットは、あくまで俺のメンタルを滅ぼした姫単体だ。
そしてこの姫は、恋愛関係うんぬん固定崩壊系のhimechanではない。正真正銘、お姫様の“姫”だ。
恋愛感情のすったもんだを期待していたら申し訳ない。今回、そんなものは存在しない。
事件の始まりは、エデン実装から時が経ったある日のこと。以前、絶固定で非常にお世話になった友人から、「一緒に行かない?」と声が掛かった。
俺は、「今ちょっとオタ活が忙しいんだけどな〜……」などとグネグネしつつ、結局承諾。頼られると応えたくなるのだ。チョロい。
ちなみに、友人はあまりゲームが上手い人ではない。が、応援したくなるタイプだったし、一生懸命頑張っているその姿を、俺は好ましく思っていた。
そして俺には、「ミスるたびにネガティブになりすぎる」という、克服しなければならない個人的な課題があった。だから訓練に丁度良い、と参加を決めたのだ。
ついでに、「あなたのおかげでクリアできました!」なんて褒められた日には、もう嬉しくて嬉しくて飯がうまい。そんなもうひとつの未来を想像した。
それがまさか、あんな事になるとは、思ってもいなかった。
P1 プリンセス・セヴァー
ジョブはどうしようかと悩んだが、学者を選択。装備の関係で、滅暗闇に行っておいてよかったと初めて思った。
そして活動開始1日目。事前の顔合わせ的な物は無く、さあ行きましょうと足早にシャキーン。まあそんなものか。
構成は、暗ガ白学モ忍踊黒。クリア経験者複数、初絶無し。
メンバーの半分程度は、昔の絶固定でご一緒した方々で、あとはフレンドへの声掛けやら、募集日記で集った方やら。
正直、俺は知らない人にそこまで興味がない性格なので、「やる気があれば誰でもいい」と考えていた。
そして開始直後、違和感に首を捻る。
原因は例の姫。これから俺を灰燼に帰す張本人だ。
とにかくこの姫、「初っ端から全て他人任せ」みたいな態度が不愉快極まりなかった。
スイッチについて自主的な打ち合わせも無し、怪しいのでデバフ爆発処理について説明しても、「うふふ」とのらりくらり。「うふふ」とは何ぞや。
傲慢な態度という訳ではなく、常に「え、それって私の仕事なんですか…?」と本気で分かっていなさそうな雰囲気だった。君、STだぞ。
ちなみに、履歴書は非公開。別にそれはそれで良いのだが、メンバーに初絶が居ないことを思い出す。
そして姫は、社会に出て普通に働いているらしい。俺は少しだけ天井を見上げた。
まあ、初日だから緊張していたのかもしれない。思ったより進んでしまい、予習が間に合っていないのかも。P1だが。
それにしても、ここまで一度たりとも「間違えた」とか「ごめんなさい」といった言葉を聞いていないのは、いささか気になる。電波障害だろうか。
自分でミスを申告しないので俺が指摘するが、無言か、「あ、はい…?」だけ。
謝って欲しい訳では無いが、かなり不安だ。野良なら既に追放している。
(しかもその沈黙癖は、メンバーが欠席し、野良補充で練習した時でも同様だった。
野良の方に失礼だと思うし、無言の時間も非常に迷惑だ。こんな奴が固定に居て俺は恥ずかしかった。)
ともあれ、初日は姫が霧の中で人狼をしたり、終始セヴァーで迷子になったりして、まともに成立せず活動終了。
MTの場所に行ったりSTの場所に行ったり、自分のやりやすいようにやっているだけの様子なので、まあ上手くいくわけが無い。暗黒が不憫だった。
俺は何度か注意しようと思った。だがその度に、ギミックの難易度を踏まえて、無視してカバーしながら進める方が楽そうだという結論に至った。
何故なら、「そういうヤバい人」に関わると、何をされるか分からなくて恐ろしいからだ。
さっさと抜けるのが正解だったのだろうが、俺は友人の成長を見届けたかったので、クリアまでの辛抱だと思うことにした。
2日目以降も、一応タンクゆえに即死せず目立たないだけで、どう見てもぎこちない動きが続いた。というか、ミス率が異常に高い。
定期的にオシャレなデバフを獲得し、そのまま気付かず(?)放置している事もあった。ちらほらP1時間切れを見ている頃だというのに。
結果、「死ね! 今、外周で死ね!」という指示が必要な事案が発生。合法的に「死ね」と言える貴重な機会ではあったが、こちらの気持ちも考えてほしい。
更に「死ね」と言ってもなかなかモタモタして死んでくれない事があるので、俺は何度か舌打ちを堪えるので大変だった。
そんなこんなでシンソイルセヴァーの安定、つまり姫の習熟度が上がるまでじっくり掛かった。が、最終日まで安定と呼べるかは微妙なラインだった。
何度説明しても、「うふふ」と返してくるだけで、好きな位置に行き、誰かと雷の範囲を被せていた。俺のヘイトを稼ぐのだけは得意なようだ。
優先順位の交代も考えた。しかしそうすると、姫が野良練習の際に対応できないだろうと考え、俺は提案しなかった。(この頃はメンバーが揃っていなかった。)
だが姫が野良練習に行くことは最後まで無かったし(多分)、既に楽園絶技の段階で姫の為に改変した所があったので、もはや手遅れだった。
俺は仕方なく必死で救出しカバーに走ったが、カバーに気を取られすぎて自分がミスするようになったので自重した。反省。
その晩、「モジェテ(食事)」を「モジュテ」だと誤認して、マケボで検索しても一向に出てこず。
そのまま1人でブチ切れて大泣きした時点で、既に俺の限界が近づいていたのだと思う。
P2 鏡のプリンセス
DD練習中、ひとつ分かったことがあった。どうやら姫、「予習」の意味を理解していない。
例えば、「無職は近付いて扇範囲を誘導する」という単純なギミック。それを彼女は「ふーんそうなんだ」で流している。
別にそれは良いのだが、1番大事な「このギミックはどういう仕組みなのか」が全く分かっていない。恐らく動画を眺めているだけなのだ。
無職の判断基準も、床の模様も、他人の立ち位置もあやふやで、なんか周りに言われたからやっているだけ。本当に零式をクリアしたのだろうか。
ギミックコールは他の人が担当してくれていた。なら俺が姫の介護をすればいいのだが、残念ながら毎回他人の立ち位置をミリ単位まで構っている余裕は無い。
しかも俺は喋るとパフォーマンスが落ちるタイプなので、あまり口を開きたくない。さらに言えば、大量に口出しした結果やる気が失せられても面倒だと思った。(今考えれば、それが悪かったのだと思う。)
だからもう、ある程度は“死んで覚えてもらうしかない”と判断した。扇誘導や設置AoEがとんでもない位置にあったのを、俺はただ眺めていた。
スケートはまあ想像通り。姫は恐らくパッド操作で、精度が甘いのはある程度仕方ないのかもしれない。しかし死にすぎである。
外周のリーンちゃんともバッチリ目が合っていた。それ以前にとんでもない方向にノックバックされるので、俺の救出が大活躍していた。
まあ、しばしば可愛らしいデバフを付けているので、自殺してリセットしてくれているのだろうと思うことにする。
ちなみに個人的に一番キツかったのが、蘇生直後に即行動して再度死ぬムーブ。常日頃から気にしている俺の頭が禿げかけた。
HPが戻りきる前に攻撃して、無敵バフが剥がれて全体攻撃やら頭割りに巻き込まれ、再び蒸発。
「あ💦」とは何だ。動かないでと言ったのに、何度も何度も、絶に来てやる事ではない。俺に残された道は、溜息交じりに頑張って回復する事だけだった。
俺は世話好きだが、自分が手を貸したいのは「一生懸命な人間」に限ることに気が付いた。努力してる気配がない相手にまで手を差し伸べる心も力量も無い。
勿論、姫なりに頑張っていたのかもしれない。ただ勉強のやり方が分からないだけだったのかもしれない。そもそも俺も人の事をとやかく言える完璧人間ではない。
だが姫については、「他人に迷惑をかけまいとする」努力が、こちらには一切伝わってこなかった。
たぶん努力以前に体が動かないのだと思う。これはどうしようもない。イメトレをしない人にとって、これはもう、どうしようもないのだ。
次、鏡の国。
姫は「近付く」とか「離れる」といった概念は理解しているらしい。が、「具体的にどの位置に立てばいいか」は、ひとつも分かってくれない。
そのため、頻繁にサイスを踏む。画像や動画を共有しても踏み続ける。床と外周の模様が、カメラの角度が、鏡の横幅が、発生位置が…何度も言った。
「一度納刀して、自分の足元を確認してみては」と助言したのだが、反応はまたしても「うふふ」だけ。鳴き声なのだろうか。それとも俺を殺す呪文なのか。
そして何故か鏡に近付きすぎて、遠隔組に扇範囲をぶちまける事件が発生。勿論、両手では数えられない回数繰り返された。俺は発狂した。
誰も「鏡の根元に行け」とは言ってない。特殊な配慮が必要なら申し出てほしかった。
難関、光の暴走。
姫の暴走が始まると思っていたが、意外や意外、大人しい。沼捨てに選ばれれば安置が無くなり終了だが、そうでない場合は行先を指示するだけのゲームと化す。
球の爆発前にフライングし、デバフが溢れることも適度に、そう、適度に発生したが、鏡の国が強烈すぎてあまり詳細を覚えていない。
眩しいパリンパリンのエフェクトも、懐かしの共鳴編を思い出してげっそりした。
P2.5 プリンセスの氾濫
うちの固定は火力が低い。P1もP2もずっと結構ギリギリだ。1人でも死なれるとかなりキツい。(その後、メンバー変更で楽になったが。)
だが実際ここまで超える事が出来ているし、慣れによって改善してきた部分もある為、いい加減にしろとは言わなかった。友人達の努力も知っている。
そして「ちゃんと絶をやっている」感じがして、少し嬉しかった。それ以上に悲しく感じたのは気のせいだろう。
で、当然火力が低いということは、この雑魚(?)フェーズに引っかかる。こんなのがDPSチェックなのかどうかも微妙だが。
つまり光のクリスタルの処理がとにかく遅い。何回光の氾濫を見せられるのか。ほんとに眩しい。第一世界もびっくりだ。
更にP2が安定してないからLBゲージも無いことが頻発。最初から最後までギリギリ。苦しい。でも今この瞬間、俺達だけが絶エデンを隅々まで楽しんでいる。
おや、姫。沼遊び楽しそうですね。いえ、俺は結構です。
P3 プリンセス・アポカリプス
難関、時間圧縮。しかし画期的な解法が確立されているおかげで、我々はトレースするだけ。(ちなみに俺は時間圧縮が一番苦手だった。)
だが、そうはいかないのが俺の固定だ。泣ける。
俺はもう、姫に「予習しろ」「イメトレしろ」「てかマクロ持ってこい」と指示する気にもなれなかった。まだP3だから、ではない。無駄だからだ。
邪道だがトライ&エラーを繰り返し、ビームの誘導角度やリターンの位置、必須タスクだけ逐一注意して、覚えるまで待つことにしていた。
しかしながら、(立ち位置はカス同然だったものの)思ったより迷子事件は目立たず、ついに反省したのかと思った矢先…姫が言った。
「どこを北としていいのか分からなくて~😢」
…俺は目玉がまろび出るんじゃないかと思った。じゃあ今までどうやって散会してたのかと聞くと、「誰も居ない場所を持ち場にしてて~♡うふふ」とのこと。
確かにウロチョロしているのは気付いていたが、あれはカメラを回していた訳ではなく…一生懸命に空いている場所を探していたのだ。
なんでそういう観察眼だけはあるんだよ!
という叫びを我慢するので大変だった。皆に合わせて調整できてて凄いでしょ、と言いたげな気配がして、開いた口が塞がらなかった。
俺は疲れた。大変申し訳ないが、この辺りから姫への会話を全て他人に任せた。このままでは俺の寿命がストレスでマッハなんだが。
数日後、マーカーによる2択(THの遅ファイガ)について姫が「どうやって行き先が決まるんですか😳」と尋ねてきたが、放置した。心配するのが遅すぎる。
「大の字があってね、マクロを押すとね……」と白さんが説明してようやく(渋々?)理解してくれたようだが、絶望は続く。真っ黒メーティオンである。
俺は、コイツと同じ人間であることが我慢ならない。私生活なんて知りたくもないが、さぞ現実でもヘイトを稼いでいることだろう。
そして元々好きではなかったが、姫がよく出没するという某テーマパークのことも無事に嫌いになった。このまま一生出会わないことを願う。
次。難関、アポカリ。
ここまで来ると、もう姫は予習も野良練習もしない(できない)と理解した。もっと早く理解できなかった俺が悪い。人生経験が浅かった、本当に。
だから俺は期待する事をやめて、優先度の変更を提案した。メンバーが揃っていない日は野良補充を諦めてもらうことにした。
本格的なアポカリの練習に入る前、俺は信頼している白さんと相談し、アポカリ説明会が開催された。
「安置基準でやりましょう。コールはするから、姫はコレだけやればいいよ」という丁寧な案内がされた。白さんありがとう、ごめんなさい。
既に理解している人には申し訳ないほどの時間を費やし、イメトレ用の動画も山ほど貼られた。
しかし、どこかでうっすら感じていた「ほとんど無駄になるだろう」という予感は、白さんに言えなかった。
次の活動日。姫が言った。
「アポカリって何基準なんですか💦うふふ」
黙れうふふモンスター。
俺は悟った。たぶん姫は「聞きたいことしか聞けない」のだ。
無策で突撃して「アレ?」と思ってから、初めて聞く姿勢になる。説明会が自分の為に開催されたとは微塵も思っていないのだろう。
成長による喜びも、羞恥も、屈辱も、闘争心も、姫は感じない。何が楽しいのか理解不能だ。俺はそれを責めないが、憐れだと思う。
そして姫は、沢山のアポカリを踏んだ。まっすぐ中央へ駆け込むことさえできないようだ。タイミングも滅茶苦茶だった。
何故まっすぐ隣の人に突っ込むのか、俺には理解できなかった。怖い。直進しろと言われすぎて不貞腐れているのかもしれない。泣きたい。
任せるしかなかった暗夜誘導に関しても色々言いたいことはあった。だが、それを伝えたら頭がパンクして他のことができなくなるのは目に見えていた。
死ぬほど他人を轢き殺し、何故か誘導した本人が外周死するため、俺は黙って救出した。慣れた頃に手を離したら難しいと泣き始めたので、やっぱり救出した。
オシャレなデバフも投身自殺して、全員が全力を出せばなんとか超えられた。おお、臣下の絆は素晴らしい。
P4 プリンセス・アク・モーン
本当にこんな難易度でいいのかと思う竜詩。
しかし俺たちのところには姫ギミックという追加コンテンツが付き纏っている。
靴に接着剤が付いているのか、扇誘導前に頭割り入れ替えだと説明しても、頑なに動こうとしない。もちろん扇は誘導できていない。
何故テイカーがそんなところに? と思う事、何回だろうか。思い出を壊したいとしか思えない。
何より酷いのは、ヘイト維持ができないせいで、高頻度でアクモーンにて壊滅することだった。タンクとして最低限の仕事さえまともにできないようだ。
どうして周りの人が熱心にヘイトリストを気にしなければならないのか。余裕があれば見てやりたいが、俺は立ち位置の指示でいっぱいいっぱいだった。
ちなみにその頃、姫が「竜詩の頭割り、PT欄を見て調整すればいいんですか?^^」などと急に訳の分からない質問をしたり、
「安置がわかりにくくて😿」と、まるでコールが悪いと聞こえる発言をし続けたせいなのかは分からないが、突然1人のメンバーが脱退した。
ちょっと言葉がきつい人だったが、黙って姫の苦行に耐えていた俺は内心スカッとしていた。仕方がない。達者でな。
次。最難関、時間結晶。
姫よ、まず「大体このへん」で動くことをやめなさい。絶の道はそれからだ。自分が死ぬのではなく、他人が死ぬのだ。殺人である。
エアロガで吹き飛ぶ者、ブリザガに轢き殺される者、フィールドを徘徊し続ける、あるいは謎な場所で爆発する竜の頭、ぽつんと取り残された白円、無駄な12分。
俺が、白さんが、何をしたというのだ。俺を虚無地獄から解放しろ。白さんを説明地獄から解放しろ。前世で相当な業を抱えていなくては割に合わない。
そうして、どうせイメトレもしていないのだろう、と思っている時、俺はふと当たり前の事に気が付いた。
「このまま姫を出荷してしまえば、何もしていない奴がニコニコ顔で、絶武器(一応)を振り回すことになるのか?」と。
早くクリアしたいが状況は絶望的。一度加入した以上、人として約束を破りたくもない。最悪友人を見捨てて逃げたとしても、新たな犠牲者が出るのは可哀そうだ。
だが、一生最終フェーズに到達できず解散し、姫に「二度とエデンに挑戦したくない!」と思わせることができれば…。
俺は考えるのをやめた。姫にそんなことを理解できる脳があれば、俺はずっと元気で居られただろう。
その後一か月以上、時間結晶に苦しむ事となる。
姫と一緒にエアロガに当選したら、死を覚悟しなければいけなかった。
ブリザガやホーリーが思い出に当たるのを死んだ目で見ていた。ガシャアアンという音は聞き飽きた。
リターンを設置する方角をコールしても、とんでもない位置に置いて外周死するので、最後のアクモーンが無理ゲーだった。
そもそもアムレン忘れや暴発が多すぎて、俺の蘇生技術、ヒラLB技術だけが磨かれていった。
この姫、現在練習しているフェーズをミスるわけではなく、もう済んだはずのギミックをミスり続けるのが特徴だ。
アポカリ練習中には暴走を、結晶練習中にはアポカリを、パラリゲ練習中には結晶を、遅れて復習しながらデバフ欄を飾り付ける。永遠に続く死ね死ね指示。
すみませんとも言わず、偶に聞こえる「うふふ」という姫の声を聴くだけでも腹が立ってきたので、俺はついに、そっと姫の音量を0にした。
どこかで姫の発言に俺が被せる事があったかもしれないが、それくらい許される程度には貢献したと自負している。
P5 プリンセス・リゲインド
ムービーが長い。疲れていて集中力が持たないので、現実逃避の為にスマホを触る時間となり果てる。固定活動が無かったら、今頃俺は何をしていただろう。
神BGMが流れ、さあやってきた光塵の剣。だが姫、踏みすぎである。踏めば踏むだけ何か貰えると思っているらしい。
詠唱職でも無いのだから大げさに避ければよいのに。他人の真似をしているだけだから、そうなるのは分かっているのだが。
まあかなり踏むだろうなとは思っていたし、他にもエクサが苦手な人も居たのでそこまで驚きはしなかったが、次のパラリゲの方が問題だった。
竜詩のくだりで既に書いたが、姫はヘイト管理が苦手だ。回しがおかしくて火力が低いし、敵視1位対象という言葉も分からないのかもしれない。
お察しの通り、初回のAAはあちこちに飛び、蘇生後の挑発、またはスイッチもまともにできないので、全員がパラリゲの薙ぎ払いに焼かれた。綺麗に。
全てが遅すぎる。一応タイミングを教えても「ほえー🌸」みたいな態度。殴らなくていい、ギミックに集中してと言っても、大層な時間がかかる。
俺は無知な事にも、ミスが多いことにも怒っているのではない。誰にでもあることだから。
それはそうとして、「全部お任せ」な思考回路が受け入れられないと言っているのだ。
GCDが回っている一方で火力が出ていなくても、苦手なギミックがあっても構わない。俺の応援する友人だってミスが少ない方ではない。
だが、仕事をしようとしないのは違うだろう。改善ができないのなら、どうして絶に来たのだろうか。早くクリアする以外に、何の目標があるのだろうか。
ここまで来れたのだし、しつこく練習すればある程度慣れる奴なのは知っている。が、そう簡単に何回も到達できるフェーズではないのだ。誰かのおかげで。
星霊の剣はあまり言う事が無い。バーストがズレていようが、変なタイミングで死ななければそれでいい。
タンクLBは姫が打った。あまりに不安だが仕方がない、暗黒が火力を出すためである。
LB忘れは一度だけ発生した。しつこくコールすれば慌てたように発動しているので、他の人が補助に徹するのみであった。
姫ナイスLB、と誰かが言っていたのが聞こえたが、何も感じなかった。
そして苦しき苦しき激闘の末、ついに———姫はエクサを踏んで床を舐めたが———撃破した。
姫はお花畑でクルクルしていた。退出して綺麗な武器を交換し、集まって記念撮影をしていた。恐らく「うふふ」と喜んでいたのだろう。
俺は姫をブラックリストに登録した。Unknown01がそこにいた。
出荷されて手に入れたものを振り回し、恥ずかしくないのだろうか。悔しくないのだろうか。疑問を抱かないのだろうか。
約140時間の活動、総ワイプ数は1200回以上。ようやく解き放たれたその日、遅い夕食を口に入れた瞬間、俺は涙が止まらなかった。
ちなみに姫がptをワイプさせた確率は約33%だった。それだけでも驚きだが、ダメージ低下をつけた回数を足せば、ミス率は50%を優に超えるだろう。
これらほぼ全てに謝罪や申告が無かったことが、最早ホラーである。
プリンセス・ロスト
クリアして感じたのは、「俺のやったことは、最初から全て間違っていたのかもしれない」という事だった。
苦労した人と、苦労が分からないであろう人が、同じクリアの景色を見ることができてしまったことに、強烈な罪悪感を感じた。疲れてしまった。
今は、今回の件で俺が得たものと、姫や友人たちの未来は全くの別物、ということを受け止めることが出来ているので、立ち直ってはいるのだが。
重ねて言うが、俺はミスの回数に怒っているわけではない。再発防止できない思考回路の生物が絶に来ていたことを腹立たしく、そして悲しく思っているだけだ。
姫も、俺の知らないところで頑張っていたのかもしれない。アレ使って、こっちに来て、などの単純な要望はちゃんと叶えてくれるし。
しかし俺が色々と口を出しすぎて、後半は感情的にならないように無言を貫いた事で、萎縮してしまったのかもしれない。そうだとしたら申し訳なかった。
まあ、俺が皆を簡単にキャリーできなかった未熟者であったことも、申し訳なく思う。
元はと言えば、俺の経験の浅さ、他人への興味のなさが招いた事だろう。難しい部分もあるが、今考えればもう少し俺にできる事があったと思う。
姫の本質に気付くのが遅く、諦めるタイミングも悪かった。姫と会話をし続けるほど俺のコミュ力も無かった。反省する。
そして本当に、ゆるい固定を見誤っていた。友人の頑張っている姿勢が当たり前だと思っていて、そういう存在が居る現実を直視するのが難しかった。
一方で、当初の「ミスるたびにネガティブになりすぎる」という、己の課題どころではなかったのだけが、せめてもの救いだったと思うことにする。
ただ無心で攻略するだけでなく、せめて自分だけでもと、終始火力詰めやミスを減らし続けるモチベーションが保てていた自分を褒めたい。心身の限界は来たが。
姫へ。俺は怒りを通り越し、お前を気の毒に思う。
お前は、自分で自分の主張をしたことが無いのだろう? なんせ、うふふと言ってできないフリをしておけば、周りが空気を読んでお世話してくれるのだから。
自信が無いだけなのか、現実ではうまくやっているのか知らないが、俺はただ日本の未来を憂うだけだ。二度と関わらないのがお互いの為だろう。
黙って手伝ってくれた白さんへ。本当にありがとう。あなたがいなければ、俺は早いうちに精神崩壊していたと思う。激情の殺意として。
固定の雰囲気を悪くしないために姫と会話し続けるのは大変だった事だろう。あなたばかりに押し付けて申し訳なかった。
友人達へ。お世話になりました。そして、君たちのクリア姿を見届けられてよかった。が、以前お世話になった恩はこれで返したつもりだ。
時が経ち、我々の歩く道も変わったのだろう。STガンブレの横にエデン済の文字。ふーん。名前を伏せて零式メンバーを募集し、次は誰を犠牲にするのか。
これを読んでくれた現役ヒカセンへ。稀なる問題児を一匹、引退させられなかった事を許してほしい。白き悪魔にご注意を。
絶エデン自体は(まともな人とやれば)面白かった。それだけは誤解しないで欲しい。
あ、あと、途中で固定に加入してくれた方へ。ご迷惑をお掛けしました。どうか変な固定だったと笑ってくれ。
最後に。
他人の成長に付き合うことが俺の趣味ではあったが、そう簡単にはいかないことを深く理解した。高い代償だった。


Xから通りすがりで読み、似たような経験がありすぎて(FF14ではないMMOですが)赤べこ並に頷きながら読ませていただきました。 私はもうそういう存在と真面目に関わるのを諦めてしまっていますが、最後までやりとげた記事主様と白さん、他メンバーの皆様の根性に感服です。お疲れ様でした。
閲覧ありがとうございます。同じような経験をされたとのこと、心中お察しいたします。 諦めるという選択も、自分を守るための立派な判断だと思います。恐らく最後まで付き合った自分が異端です。