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同棲してる田中摩美々にソープ行ったのがバレた話/Novel by しーつーぶい

同棲してる田中摩美々にソープ行ったのがバレた話

3,260 character(s)6 mins

同棲してる摩美々にソープ行ったのがバレるお話です。

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――これは、俺が担当アイドルの田中摩美々と恋人関係になり、同棲を始めてから半年後、ソープへ行ってしまった時の記録である。

断じて自発的にではない。営業先のお偉いさんとの飲みの席で、無理矢理誘われてしまったのだ。

摩美々とはまだ一度も体を重ねたことはないが、恋人であることは事実。ここで行ってしまえば裏切りになることは自覚していた。

しかし、まさか『担当アイドルが家で待っているから』などと答えることもできず、俺は流されるがままに1時間コースを受けてしまったのだ。

……おっぱいが、でかかった。



P「ただいまー」

摩美々「おかえりなさいー。遅かったですねー」

P「あぁ、向こうさんがなかなか離してくれなくてな」

摩美々「人気者ですねー。スーツ、かけてあげますよー」

P「イタズラされそうだから遠慮しておく」

摩美々「ふふー、賢明な判断ですねー……あれ」

P「どうかしたか」

摩美々「……プロデューサー、お風呂入りましたー?」

P「え? やだなぁ、そんなに汗臭いか? 俺」

摩美々「いえ、そういう意味じゃなくて……ウチのと違う石鹸の匂いがするので」

P「えっ」


――この時、素直に謝っていればよかったのだろう。
誠意をもって説明すれば、摩美々ならきっとわかってくれる。

だが、その時の俺は、いきなり核心を突かれたことに動揺してしまい。


P「じ、実はさっき銭湯に誘われてな! 酒やタバコの臭いを落とすついでにひとっ風呂浴びてきたんだ」

罪悪感に苛まれながら、ついごまかしに走ってしまったのだった。

摩美々「ふーん、そうなんですかぁ」

P「そうそう。だから石鹸の匂いがするんだと思う」

摩美々「………わかりましたぁ。よーく、事情は」

P「そうか! それはよかった!」

摩美々「お風呂、もう一度入りますかー?」

P「んー……そうだな。もう一回身体を洗っておくよ」

どうやら摩美々は納得してくれたらしく、風呂のお湯を溜めるために浴室へ歩き出した。
……悪いことをしてしまっているが、このままバレないようなら、お互いにとってそれが一番いいのかもしれない。


摩美々「なんでもかんでも水で洗い流せるわけじゃないですけどねー」

P「え?」

摩美々「なんでもないですー」


ぼそりとこぼれた摩美々の一言。

あれをしっかり聞き取れていれば、これから起きる出来事を回避できていたのかもしれない――


結論から言えば。

ごまかせたという俺の認識は、まったくもって間違いだったのである。





たとえば、翌朝。


P「摩美々ー、そろそろ起きないと遅刻だぞー」

摩美々「んー、まだ眠いですよー」

P「今日は朝からユニット全員での打ち合わせだろう。遅れたらみんな困るぞ」

摩美々「わかってますよー。プロデューサー、私まだ身体が動かないので着替えさせてくださいー」

P「バカ言うな。自分でやりなさい」

摩美々「プロデューサーだってー、最近人に脱がせてもらったんじゃないですかー」

P「いや俺はなんか気恥ずかしかったから自分で……え?」

摩美々「おっとー、寝ぼけて変なこと言っちゃいましたねー」

P「………」



たとえば、ファミレス。


P「ふう、やっぱり店の中は涼しいな」

摩美々「冷房が効いてますねー。私もうここから出たくありませんー」

P「ちょっと休憩したら事務所にちゃんと戻るんだぞ」

摩美々「わかってますよー」

P「ならいい。さて、何食べようかな」

摩美々「ご注文はどの子にいたしますかー?」

P「ん?」

摩美々「ご注文はどれにいたしますかー?」

P「……聞き間違い、だよな」

摩美々「あ、外を犬が歩いてますよー」

P「ああ、本当だ」

摩美々「犬って、かわいいですよねー」

P「摩美々は犬種でいえばどれが好きなんだ?」

摩美々「そうですねー……あー、あれですかねー」

P「あれ?」

摩美々「ちょっと度忘れしちゃってー……あー。そうそう、プードルですー」

P「へえ、プードルか」

摩美々「そープードルですー」

P「………」



たとえば、風呂。


摩美々「お風呂の椅子、古くなってたんで買い替えましたー」

P「そうか……ところで摩美々」

摩美々「なんですかぁ」

P「この椅子、真ん中が窪んでるんだが」

摩美々「そういうの、好きかと思ってー」

P「………」




たとえば、夕食。


摩美々「ご飯の用意、できてますよー」

P「………」

P(食卓にこんにゃくとローションだけが置かれている……)

摩美々「どうしましたぁ? プロデューサーの好物だと思ったんですケド」

P「摩美々……」

摩美々「はーい」

P「いっそ、ひと思いに怒ってくれないか……?」

摩美々「怒るー? なんのことでしょうー」

P「こうじわじわされると、俺も真綿で首を絞められているような気がして」

摩美々「………」

摩美々「だってー。ここでひどいこと言ったら、それでおしまいってなっちゃうじゃないですかー。もっと愉しみたいなーって」

P「そ、そんな……」

摩美々「でも、プロデューサーがどうしてもって言うならー、はっきり言ってあげてもいいですよー」


摩美々「………最低」

P「ソープに行ってすみませんでした!!!」

摩美々「最初からそう言ってくれればよかったのにー。無駄に苦しんじゃいましたねー、プロデューサー」

P「本当にすまなかった! 相手先の人に強引に誘われたとはいえ、流されるまま……」

摩美々「……もう、いいですよー」

P「……許してくれるのか?」

摩美々「ふふー。それよりー、ちゃんとしたご飯を持ってきてあげますねー」

P「摩美々……ありがとう」


摩美々「今夜はスッポン鍋ー♪」

P「二度とソープ行かないので許してください……」

摩美々「ふふー♪ 今まで寂しい思いをさせたぶん、もうちょっとだけ面白い顔を見せてくださいねー」




P「ごちそうさまでした」

摩美々「なんだかんだ言いながら完食しましたねー」

P「おいしかったからな。摩美々が作ってくれた料理を残すわけにはいかないよ」

摩美々「まあ女の人も残さずいただく人ですもんねー」

P「なんでもするので許してください」

摩美々「ふふー……でも、いいんじゃないですかぁ? まみみは悪い子ですし、プロデューサーも悪い大人のほうがバランスはとれてるかも」

P「そういう考え方はありなのかもしれないが……やっぱり俺が摩美々を裏切ったのは事実だよ」

摩美々「真面目ですねー。なら、プロデューサーが自分を許せるように、ひとつお願いを聞いてくれますかー?」

P「お願い?」

摩美々「まみみは悪い子。プロデューサーは悪い大人。ちょっとだけ、違いますよねー」


摩美々「……同じに、してくれませんか」

P「えっ」

摩美々「まみみを、悪い『大人』にしてくれませんか?」

P「………」

摩美々「スッポン、完食しましたよねー? 体調、万全だと思うんですケド……」

P「………」

摩美々「……なんでもするって、言いましたよね?」





――結局、同棲している摩美々にソープ行ったことがバレてどうなったかというと。


P「ただいま」

摩美々「おかえりなさいー。本日はどの子にいたしますかぁ」

摩美々「ファッションにこだわりがある子。イタズラが好きな悪い子。それと……あなたのアイドル兼こいびとー」

P「……全員で」

摩美々「ふふー、ご指名ありがとうございまぁす♪」


……二度とソープに行けない身体にされて。




恋鐘「う、うちは祝福するばい!! これうちの気持ちやけん!!」


あと、担当アイドルに、赤飯を炊いてもらった。



おしまい

Comments

  • すこ

    December 7, 2021
  • エージェント57

    最後の恋鐘に腹筋持ってかれたwww

    March 7, 2021
  • cice

    かーっ

    August 15, 2019
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