コラボとサービスが利用者の価値観にマッチ?満足度抜群の人気温浴施設を分析
こんにちは。ベトナム在住ライターの寺内です。
みなさんは銭湯や温泉施設、よく利用されますか?私のベトナムの家には浴槽がないので、日本に帰ると必ず銭湯に行きます。(余裕があれば温泉も)
近年では“サウナブーム”にもなっていますが、どこの銭湯・温泉施設が人気なのでしょうか?
Knowns 消費者リサーチで“銭湯・温泉施設”の満足率x認知率を調べると、満足率・認知率ともに1位となっていたのが「極楽湯」でした。
今回はそんな「極楽湯」について分析してみたいと思います!
≪Knowns 消費者リサーチについて簡単にご紹介≫
極楽湯
「極楽湯」は1998年3月「日常生活の延長線上にある上質な場」をコンセプトに展開する日帰り温浴施設です。
大きな湯船と露天風呂だけでなく、食事処やリラクゼーションにも力を入れており、日常生活の延長線上として利用できる空間とサービスを提供しています。
https://www.gokurakuyu.ne.jp/about/
利用者層分析
「極楽湯」利用者のデモグラ構成比をみると20代・30代後半〜50代前半の割合が高く出ており、特に40代の利用者が多いようです。
男女比では男性が圧倒的に多いです。
「極楽湯」の7 Journeyを見てみると、未認知率が高いものの、離反は低いので、ファンやリピーターが多いのかもしれません。ファネル分析では現在利用⇒リピート意向は98.0%とリピーターがとても多く出ています。
未認知の層にアプローチできると、さらに人気が出そうです。
現在購入者の居住地を見てみると、1位・関東、2位・近畿、3位・中部と出ています。店舗数を見てみると、関東、中部、東北の順となっており、店舗数と利用者の居住地は一致していないようです。
また各地域の7 Journey を見ると、「積極的ロイヤル」は関東、近畿、中部に多く、「チャンス」は関東、中部、近畿に多く出ています。
では「極楽湯」はどのような人に選ばれているのでしょうか?
どんな人に選ばれる?
サイコグラフィックを見てみると、個人価値観は"アウトドア派”"モノ重視”"倹約家”な方が多いです。
社会価値観は"おりこうさん”に次いで"ワーカホリック”“依存集中型”が並んでいます。 真面目で仕事熱心な方に多く利用されているのでしょうか。
消費価値観は“ブランド消費”"リターン期待型消費”“お得新品消費”が高いです。名が通ったものをコスパよく購入したい傾向がありそうです。
「極楽湯」利用者のワードクラウドや意見を見てみると、“お風呂の種類”や“コスパ”に関する意見が多く見受けられました。また“コラボ”や“食事”に関する意見も多いです。
これらを踏まえて「極楽湯」の人気の理由を分析してみたいと思います。
極楽湯 人気の理由は?
店舗数日本一&充実したお風呂
極楽湯は東北から九州まで直営・FC・グループ店を含め日本全国39店舗展開しています。また充実したお風呂の種類やサウナ、店舗によっては天然温泉などさまざまな特色があります。
「極楽湯」の立地は商圏人口自動車15分圏内・20万人以上を設定しており、駅前や繁華街から離れた住宅街への出店が多いようです。
一方で、極楽湯が展開する新感覚温浴施設「RAKU SPA・RAKU SPA Cafe」は駅前や繁華街への出店が多く、2025年12月には武蔵小金井駅高架下に「RAKU SPA」がオープンする予定だそう。
サウナや岩盤浴、コミックコーナー、リクライニングコーナーなど、入浴以外にも楽しめるコンテンツを多く盛り込み、より幅広い年代の方に一日ゆっくりと楽しめる施設になるようです。今後さらに利用者が多くなりそうですね。
https://www.gokurakuyu.ne.jp/uploads/media/2022/09/20220912123852.pdf
期間限定コラボイベント多数
極楽湯利用者の注目の意見でも出ていましたが、極楽湯では度々TVアニメやキャラクターなどさまざまなコンテンツとのコラボが行われています。
最近では「鬼滅の刃」とのコラボが全国32店舗で開催されており、これまでも好評のコラボで第三弾とのことです。
入館料金とオリジナルグッズがセットのプランの販売や、コラボグッズ・メニュー販売、さらにはキャラクターをイメージしたコラボ風呂もあるそうです。キャラクターイメージのお風呂は、銭湯・温泉施設ならではのコラボで面白いですね!
極楽湯は未認知層の割合が高く出ていましたが、未認知層に誘引のあるアニメ(バトル・SF・ファンタジー)を見てみると、1位「鬼滅の刃」2位「ルパン三世」3位「東京リベンジャーズ」となっています。(極楽湯は「鬼滅の刃」だけでなく「東京リベンジャーズ」とのコラボ過去2回も行っていました!)
鬼滅の刃に好感がある人のデモグラ構成比をみると30代後半〜50代前半が多く出ています。極楽湯現在利用者のデモグラで多かった層と一致しています。
また「極楽湯」の未認知層を見てみると40代後半が多く、ボリュームゾーンは鬼滅の刃に好感がある層と比較的近い結果になっています。
鬼滅の刃に誘引がある人のサイコグラフィックを見てみると、「極楽湯」現在利用者のそれぞれの価値観に似通った結果となっていました。鬼滅の刃コラボは現在利用者層をファンやリピーターにすべく施策なのかもしれません。
また「極楽湯」が過去に5回ほどコラボを行っている「ホロライブ」のファネルを見てみると、10代〜20代後半の認知・好感が高いことがわかります。極楽湯の利用者層よりも若年層への誘引があるようです。
ホロライブに誘引がある人のサイコグラフィックを見てみると、「極楽湯」現在利用者のそれぞれの価値観に似通った結果&さらに推し活を楽しむ傾向がありそうです。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00988/00005/
また、海外でも人気が高いそうなので、もしかしたらインバウンド需要もコラボの背景にあるかもしれませんね。
その他にも頻繁にコラボを行っているので、今後未認知層にも刺さるものも出てくるのではないでしょうか。
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食事処もコラボ
また極楽湯のワードクラウドで“食事”“おいしい”も比較的大きく出ていましたが、温浴施設のみではなく、食事処のメニューにも力を入れているようです。店舗によってはお得なランチセットや居酒屋として宴会プランや飲み放題プランがあります。
さらに2024年2月から日本三大ラーメンと謳われる福島県喜多方市のご当地ラーメン「喜多方ラーメン」として全国チェーン展開している(株)麺食とコラボも行っており、喜多方ラーメン坂内監修「坂内の淡麗しょうゆラーメン」を極楽湯・RAKU SPA10店舗にて販売中だそうです。
極楽湯のイメージ
「極楽湯」現在利用者層のイメージでは“リラックス・リフレッシュ”、“浄化発散・すっきり”“家庭的・安堵感”が上位にきています。
また、“浄化発散・すっきり”や“コスパ・経済性”は赤丸の他の銭湯・温泉施設のイメージ平均よりも圧倒的に高いことがわかります。
こちらの結果からも、現在利用者の価値観“倹約家”や消費価値観、さらに真面目で仕事熱心な方の癒しに繋がるのではないでしょうか。
チャンス層はどこを利用している?
「極楽湯」の7 Journeyではチャンス層が10.9%となっていましたが、チャンス層がどこの銭湯・温泉施設を利用しているのか相関分析を見てみたところ、「刈谷ハイウェイオアシス」が上位となっていました。
刈谷ハイウェイオアシスの現在利用者のデモグラを見てみると、30代後半〜40代前半と60代後半が多く出ています。また婚姻関係では既婚者が多く、子供の有無では子供がいる利用者が圧倒的に多く出ていました。
高速道路からも一般道からも利用できるテーマパーク兼温泉施設なので、ファミリー層に人気があるのでしょうか。
また「刈谷ハイウェイオアシス」現在利用者層のイメージでは“期待感・ワクワク”、“安心・安全”“利便・合理性”が上位にきています。「極楽湯」のイメージと比較すると銭湯・温泉施設のイメージよりもやはりレジャー要素が強いようです。
先程ご紹介した2025年オープン予定の武蔵小金井の施設ように、極楽湯も入浴以外のコンテンツに力を入れ始めているので、今後さらにファミリー層なども取り込んでいけそうですね。
まとめ
「極楽湯」利用者の特徴
・20代・30代後半〜50代前半、男性が多い
・アウトドア派・モノ重視・倹約家
・真面目で仕事熱心な方に利用される
・ブランド消費・リターン期待型消費・お得新品消費
「極楽湯」の人気は利用者のサイコグラに合った銭湯・温泉施設ならではのコラボや商品・サービス開発が満足度の高い理由なのかもしれません。
20代・30代後半〜50代前半と学生から働き世代の利用者が多く、リピーター率も多いので、今後のコラボや充実したコンテンツでさらに利用者が増えていきそうですね。
筆者のひとこと
私は大学が東京の多摩エリアだったのですが、当時大学の友人界隈では多摩センターの「極楽湯」派と京王永山の「竹取の湯」派で分かれていたのを思い出しました(笑)。どちらも一日中過ごせるので、友人と行ったりひとりでも行ったり、良き思い出の地です。
近年は一時帰国で都心の方に滞在するので、古き良き銭湯や都内の天然温泉に行ったりしています。
みなさんの推しの銭湯・温泉施設はどこですか?
≪本記事は新しいバージョンのダッシュボードを利用しております≫
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