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ずっとそばにいるから。/Novel by Riri

ずっとそばにいるから。

3,879 character(s)7 mins

こんにちは、Ririです。はじめましての方は、はじめまして!
今回のお話は、無理をしすぎちゃう司くんのお話です。上を目指すからこそ、自分を追い詰めてしまう_そんな事を書きました。
私も、テスト前は少し自分を追い詰めてしまう事があります…少しばかり、司くんから影響を受けているので…!フェニックスイベの台詞が、忘れられないんです。『目を背けるな!』『自分の非力さを感じろ』と、自分の成長のために、自らの心を壊している司くんの姿。まさに、限界突破を描いたシーンだと思っています。あの台詞があって、私自身も勉強から目を背けずに、上位を目指せていると、実感しています。
司くんは…そのうち本当に無理をしてしまいそうで、怖いです…。

上を目指すことはいい事だけど、自分を追い詰めすぎちゃうのは本当に良くないことだなと思います。
前回のテストの時、私は10位以内を目指していて、元々私は自分に自信がなく、頭もあまり良くないと思っていたので、テスト前は焦りと不安でいっぱいで、上手く勉強ができなかった日は、夜一人で自分を責める事もありました…(苦笑)それを乗り越えて、なんとか7位を取れたんですけど!頭のいい人からしたら、そんなもんかと思うかもしれないですが、私にとっては、ものすごく成長を感じました!

でも、乗り越える時、一人だったら心を壊していたかもしれません…。
闇司くんでもよく見るかと思いますが、私も心配されることが苦手で、罪悪感を感じてしまいます( ;꒳; )だから、親や友達に頼ることはできませんでした。でも、司くんの存在があって、なんだか自分もできるような気がしていたのです…!一人じゃない、と思える存在は、本当に素敵です。そんな色々な思いを込めて、作品を書かせて頂きました。

楽しんで頂けたのなら、幸いに思います。
コメント待ってます!

次、投稿頻度が上がるのは11/16以降かと思います…。理由としては、テスト準備をするからです。次回の目標順位は三位なので、それまで投稿頻度を下げさせていただきます…!ですので、この作品もテスト前数少ない作品の一つになる予定です…。

リクエストをくださっている皆様、すぐにお応えすることが出来ず、大変申し訳ありません…!
これからも、できる限りの範囲で精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします…!

私思うんです…。
ワンダショって、三周年を迎えた時点でもそれぞれの過去を描くストーリーがかなり多く、幼少期の姿も明らかになっていると思うのですが…司くんは、ストーリー内でも、中学生時代、小学生時代どちらとも、かなり細かく描かれています。トルペの時、ひな祭りイベで明かされています。でも、彼はその話を仲間には話していないんです…!
類くんは、確か話していた記憶です。寧々ちゃんは…多少なら話した事ある気がします。えむちゃんも、そこまで話してないですが…。
未だに私はエリア会話の事を忘れられないのですが、冬弥くんが言うに、司くんの今と昔の性格は少し違うという事が明かされています。それがものすごく気になるんですよね……。もちろん話す理由もきっかけも、ただないのかもしれませんが、ここまで自分の過去を話さないのには、司くんなりの理由があるのかな…なんて…!?だからそのうち、過去を描くストーリーでは留まらぬ、打ち明けるようなストーリーもそのうち出てくるのかな…なんて期待をしています(笑)

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「…ぼくは…っ」
少年の台詞を言いかけた時。


バタっ……__


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


ある日の公演で、オレは体調が悪いのを我慢して、ショーをした。
スターとして、公演を休んで迷惑をかけるなんて事を、したくなかったんだ。
観客は、ショーを楽しみにして、見に来てくれる。それなのに、公演を中止にしてしまったら…?その観客の中には、滅多に外に出られない病弱な人だっているかもしれない。かつての、咲希のような、そんな観客が。そうしたら、その人は大事な楽しみな一日を失う。貴重な、一日かもしらない。はたまた、普通の一日の一ページでしかないかもしれない。それは、みんな違う。でも、笑顔になりたいと思い、ここに来ているというのは、みんな同じだ。

未来のスターだから。
オレはこんな自分の事で休んじゃいけない。もっと…もっと、人前に出て、一人でも多くの観客を笑顔にしなきゃいけない。


でも、そう思って臨んだ公演は、見事に失敗をしてしまった。
公演中に、セリフが詰まり、そのまま倒れ、観客も類達も、思わぬ事態に混乱してしまったらしい。それはそうだろう。不調なんて、誰にも訴えていなかったし、気づかれてもいなかったんだ。オレにとっては驚くような事ではない。

…でも、倒れたのは、クライマックスだった。そんなタイミングで倒れて、ショーを台無しにしたんだ。
全部、全部オレが、台無しにした。
子供は驚いて泣いてしまい、大人の観客も混乱する空気だった。


オレはその出来事が、忘れられない。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


昨日の公演が、そのショーの最終公演だった。
だから、もうそのショーをする機会は、しばらく訪れない見込みだ。

ステージの上が、怖い。
また、失敗するんじゃないかって。

それでももう、オレ達は次のショーについて話し合う予定だ。脚本は、類の書きかけのと、テーマにする予定の本がある。しかし、練習を開始するまで、間はない。なんなら今日からでも、練習に入る予定だ。
でも、昨日の事を思い出すと…吐き気がしてたまらない。
まだ、仲間はステージにいなかった。…当然だろう、予定よりも早く来ているのだから。


SNSでも、この前の件は騒がれていた。

その中には、オレについて悪くいう声もあった。否定されていることが、批判されることが、ただ辛くて。苦しくて。自分が悪いのに、勝手に傷ついて。

みんなに、迷惑をかけて、みんなから、笑顔を奪った。

……オレは、何も出来なかったじゃないか…、笑顔にするどころか、奪っていたじゃないか。


オレは、なんのために今、ここにいるんだろうか。仲間にも迷惑をかけて、そのくせに認められない事が苦しくて、心を壊して。
自ら、認められない道を選んだのに。一番、残念だと思っていたのは、きっと仲間であり、観客のはずだ。
迷惑をかけたオレが、辛いと思う権利などあるのだろうか…?


そう思うと、勝手に片目から、一つ、涙が零れ落ちた。
それは、地面にぽつりと落ちて、丸い模様をつけた。

悲しむ権利も、辛いと思う権利も、何も無いのに。


そう思っていると、寧々の姿があった。
オレが、気づかない間に、寧々はこちらに向かってきていたようだった。


必死に、涙を拭おうとする。
しかし、それは止まることを知らない。勝手に、溢れては零れ落ちて、地面に丸い模様を一つずつ増やすばかりだった。


寧々はオレの様子に気付いてしまったのか、駆け足でオレの目の前に来て、立ち止まった。


何を言われるか、怖かった。
オレが、倒れた後、類達が家に送ってくれた事は知っている。でも、倒れた後、仲間の誰一人とも、話をすることも出来なければ、連絡も取れなかった。
だからあの後、何があったかは、知らない。だからこそ、怖い。

オレは、寧々の目を見れなかった。だから、今寧々が、どんな事を思っているのか、どんな顔をしているのか_そんなことは、分からなかった。


「…司…なんで、泣いて…っ、それに、体調は…大丈夫なの…!?」

寧々は、優しい。昨日のことが、まるでなかったかのように、オレに、当然に話しかけてくれる。こんなオレなんか、無視されても、馬鹿にされても、怒られても、おかしくないのに。

寧々の目を、一瞬だけ見た。
…オレが思う以上に、寧々は心配を瞳に滲ませていて、瞳は少し、小刻みに揺れていた。


寧々の質問を、無視してしまう。
答えたくても、答えられない。涙が、止まらない。
自分の非力さに、情けなさを感じる。ここにいる意味も、わからなくなって、苦しくて。


「…ごめ、ん、なさい、……っ、オレが…っ、オレが全部、悪くて…っ、ヒュッ、はぁっ、…何も、できなくて…っ、う、ぁ…っ、座長、っ、なのに、、、っ」


謝る以外できなかった。
そんな何も出来ない自分に嫌気がさす。吐き気がする。

嫌だ、寧々の前で、吐けない。


「…っ!」


オレは、ここに居ることが怖くて、寧々の目の前から逃げ出した。


「…!司…っ…!!」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


ステージ裏。
こんなところ、寧々なら直ぐに追いついてしまう。

息が、できない。
呼吸が、整わなくて、苦しい。目の前は、グラグラと揺れる。


『座長がいるだけでショーが台無し』


「…っ、げほっ、げほ、ごほっ、ヒュッ、ハッ、ぅ、ぁ…げ、ほっ…!」


思い出すだけで、吐き気がするんだ…
なんで今オレは、ステージ裏に隠れた…?ステージになんて、オレがいたら、誰も…っ、笑顔にならない…じゃないか…。


「…ぃ、や…っ、はっ、ふ、はぁっ、…!げほっ、いやだ、…ヒュッ、ハッ、……ヒュッ…げほっ、けほ、っ…!」


誰にも会いたくない、関わりたくない。
それなのに、助けを求めるような真似を身体はし続ける。


「…司!」


「っ、ね、ね…ヒュッ」


「…ごめん、司…。」

寧々はそう言って、オレの背中に手を回し、そっとオレを包み込むようにしてくれた。
オレよりも、寧々は小さいはずなのに…。オレが、迷惑をかけて。


「…司は、悪くないよ。昨日だって、司の体調に気がついて上げられなくて、ごめん…っ!結成当初も、司は言ってたよね、ショーは一回一回が勝負だって。だから、無理しちゃったんだよね…っ、司の不調に気がついていたら、司を無理させて、ショーを途中で中断して、司を追い詰めることも、なかったかもしれないのに…。アドリブで対応できなかったわたしも、ダメだった。司は、悪くないから。お願いだから…無理しないで…」

寧々は、、いつもより優しい声でオレに、ひたすらに語りかけてくれた。


オレはそれに返事をする事もできなくて、ただそれを聞いていた。


すると、ステージ裏の方に、二人くらいの足音が聞こえてきた。
今のステージ裏は、暗くて、何も分からなかった。

でも、その足音が近くて止んだ時には、誰がそこにいるのかが、はっきりわかった。


「司くん…遅くなって済まない…!寧々も、状況を説明しながら司くんを慰めてくれてありがとう。…昨日の出来事は、少なくとも僕らは気にしていないよ。誰も、君の事を責めたりなんかしない…、寧ろ、体調が悪いのにも関わらず、無理をさせてしまって、すまない…君が倒れた直後は、一応アドリブに切り替えたのだけれど…誤魔化しきれなかったってのもあったし、何より司くんをこのままには出来ないというのがあって、中断せざるを得なかったんだ。あの後、司くんの身体に触れた時、体温が異常に高くて…怖かったんだ。…本当は今も、無理してるんだろう…っ?過呼吸も起こしたようだし、精神的にも追い詰められてるように感じる…だから、しばらく休んで欲しいんだ…もちろん、僕らも君のそばにいる。だから、安心して欲しいな」

「あ、あの、司くん…!!あたしも、ごめんなさい!!司くんを、追い詰めちゃったよね…本当に、ごめんなさい!ショーを成功させたかった気持ちは、あたしもよくわかるよ…っ、でもね…無理しちゃダメだよ…っ!仮にお客さんが笑顔になれても、あたし達は、司くんが苦しんじゃったら、笑顔になれないんだよ…っ?あたし達は、お客さんも大切だけど、司くん達みんなが何よりも大切なの…!!司くんは、何も悪いことはしてないんだよ…ただ、頑張りすぎちゃったの…!だから…泣かないでいいの…!でも、泣いてもいいんだよ…司くんには、笑顔になる権利も、悲しむ権利も、、全部あるから。」


オレは、みんなの言葉をただ聞いて、寧々を始めとしてみんなに抱きしめられながら、ずっと泣いていた。
みんなは、そんなオレを見ても、嫌な顔一つせずに、抱き締めてくれた。


「みんな…っ、ヒュッ、その…ハッ、あ、あり…がとう…っ、…」


整い切らなかった呼吸のまま、オレはそれだけを必死にみんなに伝えた。


その日は、ずっとみんながオレのメンタルケアをしてくれた。
何より、みんなに認めてもらえることが、嬉しかった。
オレの頑張りが、少なくとも仲間に届いていたのなら、それ以上のものはない_そう思う。


オレは無理しなくても、いいんだ。自分を無理に追い詰めなくてもいいんだ…そう言って貰えた気がする。
一人で、限界を超えようとしなくても、いいんだと、な。


みんなが居れば、オレはこの先どんなものにぶつかっても、笑顔でいられる。
そんな気がした。

Comments

  • まよ

    最高でした。一言言って神!!こんな素敵な作品をいつも作れるのすごすぎます。応援しています!

    December 31, 2023
  • むな

    こんにちは、ちょこちょこ作品読ませて頂いています。 一つ一つの文章表情が素晴らしく、登場人物への感情移入も出来てとても尊敬しています。 応援しています!

    November 12, 2023
  • kgthpb

    控えめに表現して神です。ありがとうございます(இωஇ`。)Ririさんに少しでも小説のレベルを近付けられるよう頑張ります!私の大先輩です大好きです(((o(*゚▽゚*)o)))

    November 3, 2023
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