キャプション必読
>>閉鎖病棟
司 「...なんで、よりによって移動なんだ...」
何も起こらない。外も見れない。
環境の変化もない。どこにもいけない。
自殺を試みたが、エアコンの紐も首吊り対策として短くされていてとても吊れるような長さではなかった。
壁で頭を打ち続けたが、音でバレてしまった。
唯一の暇つぶしはスマホと、あいつらの見舞いだけ。
今日もまた、扉が開いて見慣れた人間が入ってくる
類 「やぁ、司くん。今日の調子はどうだい...?」
司 「...今日は、いつもより調子がいいぞ」
類 「そうかい。安心したよ...」
司 「はぁ、お前、また徹夜しているだろう...見た感じ3日ほどは寝ていないように見えるが」
類 「ふふっ、どうだろうね。...そういう君は眠れているのかい?」
司 「最近は、な...いつ睡眠薬の効果が薄れてきてもおかしくない」
そう。閉鎖病棟に移ってからというもの、眠れない事が多々あり処方された睡眠薬を服用して眠っているのだ
類 「そうだ、今日は僕以外の子も連れてきたんだよ」
司 「そう、なのか?声も聞こえないからてっきりお前だけかと思った、ぞ...」
咲希 「...久しぶり、お兄ちゃん」
司 「さ、き...?なんで、」
咲希 「お兄ちゃんが、入院したって聞いて...でも、お兄ちゃんからは連絡もなくて...」
司 「っ、それは、すまなかった...咲希に、迷惑をかけたくなかったんだ...呆れた、よな...」
半ば諦めた、どこか儚げな雰囲気で彼は言った。
僕の心はそれを見るだけで痛んでしまう
______だけど、彼女は違った。
咲希 「呆れてなんかないよ!!!っもう、心配、したんだからぁ...!!!」
怒りと悲しみが混濁したような声で、彼に言った。
その言葉は、彼にも刺さったのだろう。
彼も、大粒の涙をぼろぼろ流しながら泣き出した。
司 「...ぅ、ありが、とうな、さきぃ...心配、かけてすまなかっ、た...ヒッグ」
彼が顔を上げた時は、痛々しい笑顔ではなく、花のような笑顔だった。
しばらくした後、咲希くんは帰った。
家での用事が出来たようだ。
司くんは、泣き疲れてしまったのか、はたまた安心したかなのか、眠っていた
近くに寄り添って、僕もあと少ししたら帰ろうかと思ってた時にそれは起きた。
否。
気がついた。
彼が"息をしていないこと"に。
続
ナースコール連打