判決を受け入れる心の準備は「内容によって変わる」殺意否認の内田梨瑚被告 旭川女子高校生殺人
被害者家族の弁護人の被告人質問(被害者家族が聞きたいこと)
内田被告は被告人質問で、小西受刑者が「内田被告の話はうそばかりだ」と証言したことに対して、「小西さんは事件から2年が経って殺意の部分を争っているのが腹立たしい気持ちでいっぱいなのかなと思いました」と述べていました。 Q.小西さんは何を腹立たしく思っている? A.小西さんの本心を聞いたわけではないので、わからない。いま思うことは、小西さんは女子高校生に殺意があった。私は殺意を持っていなかった。2人は同じ行動・同じ場面を見ていたのに、私と小西さんが違う考えを持っているはずがないと思っているのだと思う。 Q.女子高校生の遺体があがったことは警察から聞きましたね? A.はい Q.どんな気持ち? A.当時、女子高校生が橋から落ちる場面を見ていないので、やっぱり離れたあと女子高校生が川に落ちて、落ちてからずっと流されてしまったんだと思って、欄干の外に立った状態でおいてきた責任を感じた。 Q.(謝罪文の)「責任すべて私にある」とはどのようなこと? A.女子高校生に対する殺意はまったくありません。橋の上で落下させてはいません。女子高校生が亡くなってしまったその結果は、私が女子高校生と合流し苦しめた結果だと思っています。 Q.判決を受け入れる心の準備はできている? A.判決の内容によって変わると思います Q.遺族に言っておきたいことは? A.女子高校生を17年間大切に(沈黙)育ててきた(沈黙)ご遺族の方が、女子高校生が亡くなってしまったことをいま毎日どのように感じながら過ごしているのかを私は想像することしかできませんが、毎日私なりに考えながら生活しています。今回、私と女子高校生の2人の問題なのに、私が3人を巻き込んでしまって、4対1で女子高校生を何度も何度も怖い思いをさせて不安にさせて、痛い思いをさせて苦しませてしまい、本当に申し訳ございません。
「殺意があったと断言したわけでない」(裁判官からの質問)
Q.「いまとなっては殺意があったと思う」という発言は、2年間の成長によるものか? A.殺意があったという発言は、断言したわけではなく、自分を客観的に見て振り返ってみると殺意があったようにも確かに思うと話したつもりです。 内田被告は殺人と不同意わいせつ致死、監禁の3つの罪に問われていて、起訴状などによりますと2024年4月、旭川市の神居大橋で留萌市に住む女子高校生(17)を全裸にしたほか、橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし殺害したとされています。 内田被告は5月25日の初公判で、起訴内容について「私には殺意はありませんでしたし、橋から落下させていません」と述べ、殺人罪などについて否認しました。 裁判の争点は、殺人の実行行為や殺意があったのかどうか、共犯者との共謀の有無などです。 検察は6月8日の裁判で「被害者の人格、尊厳を踏みにじるもので身勝手極まりない犯行」と指摘し、「主犯であることは明らかで最も重い責任を負うべき」として懲役27年を求刑しました。 一方、弁護側は「偶発的に起きた計画性のない犯行」、「すべて内田被告の責任とは言えない」などと主張し、情状酌量を求めています。 裁判は6月8日に結審し、22日に判決が言い渡されます。 ※STVでは今回の裁判の「特定少年」について、事件の重大さや社会的影響などを総合的に判断し、実名で報道しています。