佐賀県が2029(令和11)年4月の開学を目指す県立大の広報として、路線バスに施したラッピング広告を巡り、18日の6月定例県議会一般質問で質疑があった。議員は「開学が決定したのかとよく聞かれる。誤解を生む広告は良くないのでは」と問題視し、執行部の認識をただした。
西久保弘克議員(自民)が、車体に「佐賀県立大学(仮称)令和11年4月開学」と大きく書かれている点を指摘した。県立大は27年9月に文部科学省へ設置認可を申請予定で、建設予算案も議会に提出されていない。「開学はまだ決定していないのだから、既成事実化することなく、開学を目指している段階であることをしっかりと大きく示すべきだ」と主張した。
これに対し、前田直紀政策部長は文科省の指導に基づき「設置認可申請の準備中であること」を付記していると説明。しかし、西久保議員は再質問で、注意書きがバスの下部に小さく書かれていると指摘し、「誤解を生むような広告は良くない」と早急な対応を求めた。前田部長は「技術的にどういうことができるかも含めて、しっかり検討したい」と答弁した。(大橋諒)




