FA機械でDRや品質保証が重要なのは間違いない。
DRや品質保証の本質は、
責任範囲の明確化だと思う。
どこまでを装置側が保証し、
どこからを客先条件、運用、保全に委ねるのか。
そして一番重要なのは、
責任範囲を超えるものを納品しないこと。
大手メーカーであれば、
その境界を仕組みとして確認する。
小さい装置屋の装置は、
過去の類似設計、組立、試運転、客先立会い、現場調整の中で、
DR相当の確認を暗黙に行いながら成立していることが多い。
特に単純機械なら、
一度通してしまえば、基本的には同じ条件で同じ動きを繰り返す。
だから経験と試運転で成立してきた。
問題は、画像処理、ロボット、上位通信、多品種対応、安全制御のように、
例外や条件分岐が増えたとき。
この段階では、
暗黙知だけでは抜けが出やすくなる。
必要なのは、
大手と同じDRを全ての装置に押し付けることではなく、
装置の複雑さに応じて、
責任範囲と確認点を明示化することだと思う。