西武・隅田 115球で今季2度目の完封 “京セラドームの呪縛”から抜け出す
◇パ・リーグ 西武4―0オリックス(2026年6月20日 東京D) 4―0の9回2死二塁。西武・隅田は前夜サヨナラ打の太田を遊ゴロに仕留め、大きく息を吐いて大粒の汗を拭った。115球を投げ抜いて今季2度目の完封。2年目から昨季まで3年続いた「1シーズン1完封」の殻を破り、「いい打線なので強気に最後まで攻められた。パ・リーグ相手に完封できたのはよかった」と胸を張った。 【写真あり】松井稼頭央氏の長女で女優の松井遥南 「小さい頃住んでた街」での仲良し家族ショット チームとして京セラドームでは開幕から4戦4敗の大苦戦。「嫌なイメージしかなかったが、何とか勝つことができて良かった」。初回先頭の左前打で背負った走者を、すぐに併殺打で片付けて乗った。テンポのいい投球で翻弄(ほんろう)し、7回2死で四球を出すまで打者19人斬り。9回に2安打されて「スミ1安打」こそ逃しても、8奪三振で6勝目をつかんだ。 16日の阪神との最終戦で決めた交流戦初優勝の瞬間は甲子園のベンチ裏で見届け、心の充電は満タンだった。試合終了間際に警備員に「左翼スタンドはどっちですか?」と聞いて一目散にアルプス方向へ飛び出し、西武ファンと感動を共有。モチベーション高く敵地3連戦に乗り込んでいた。 “京セラドームの呪縛”から解き放ち、首位快走に怖いものはなくなった。「追われる立場は初めて。責任も強いと思うが、しっかり応えていきたい」。盤石な投手陣を引っ張る覚悟を言葉にした。(河西 崇)