辻発彦氏 アストロズ・今井は文句なしの投球!時間とボール操った
◇ア・リーグ アストロズ9―3ガーディアンズ(2026年6月19日 ヒューストン) 【写真あり】今井達也 侍ジャパン参加で同級生と食事会ショット 【辻発彦 視点】アストロズの今井が西武時代の絶好調時を思い起こさせ見事な投球をした。力のある直球とスライダーが軸だが、同じスライダーでもスイーパーのような横変化の大きい球、左打者の外の低めにシンカー気味に変化する球、縦変化するものもある。 初回、左のマンザードは内角高めの直球で空振り三振。右のホスキンスには曲がりの大きいスライダーで空振り三振。左のシュニーマンには外角低めにシンカー気味に落ちるスライダーで空振り三振を奪った。3回は、ホスキンスへのスライダーが内角低めの“ツボ”に入って2ランを浴びたが、それ以外は今井が思い描いた投球ができていた。 もう一点、見逃せないのは今井が“自分の間合い”で投げていたこと。ピッチクロックの制限時間ぎりぎりまで投げずに打者をじらしたり、残り2秒で一塁けん制。走者の足を封じ、打者の打ち気をそらしていた。メジャー球とマウンド、周囲の環境にも慣れて「時間」も「ボール」も操れるようになった。スタミナもある。夏場にかけてローテーションの柱になっていくと思う。(スポニチ本紙評論家)