岐阜県の美濃太田(同県美濃加茂市)―北濃(同県郡上市)間を結ぶ第三セクター「長良川鉄道」(同県関市)は16日までに、新車両導入の記念品を作るため実施したクラウドファンディング(CF)で集めた約244万円が、CF運営会社から支払われていないと明らかにした。繰り返し督促したが、運営会社は応じず、法的措置を検討しているという。
長良川鉄道は今年3月、新車両「清流号」を導入した。昨年10~12月、新車両を記念した乗車券やヘッドマークなどを作るため、CFを実施。194人から支援が集まり、目標額150万円を上回った。
長良川鉄道への振込期限は今年2月だったが、運営会社は「代表者の体調が悪い」といった理由で支払っていないという。支援者には、長良川鉄道の負担で約40万円かけて返礼品を送った。
長良川鉄道は利用客の減少で赤字が続き、沿線自治体が補塡して経営している。担当者は「支援者の温かい志が届いておらず残念。支払い完了を求めていく」と話した。