衆院議長や自民党総裁を務めた河野洋平氏が8日に89歳で亡くなった。死者にむち打つようなことはしたくないが、河野氏といえば〝慰安婦強制連行〟を避けては通れない。
平成4年の宮沢喜一内閣で官房長官に就任すると、翌5年8月に慰安婦に関する「河野談話」を発表した。記者会見で慰安婦の募集に強制性があったと述べ、禍根を残したのである。
後に政府は、「軍や官憲による慰安婦の強制連行を直接的に示すような資料は見当たらない」(平成9年の国会答弁)との公式見解を示した。河野談話が出された当時も強制連行を裏付ける証拠はなかった。そのなかでの強制性への言及であった。
誤解招く「日本軍向け慰安施設」
河野発言はいまなお尾を引く。「性奴隷」と喧伝する中国や韓国の宣伝戦も相まって、国際社会に誤った認識も広がっている。せめて子供たちには、教科書で正しい知識を身につけてほしい。主に高校1年生が学ぶ歴史教科書の書きぶりを検証してみた。