中露の共同声明に、日本側が強い反発
◉ロシアのプーチン大統領と中華人民共和国の習近平国家主席が、モスクワで「第二次大戦の歴史の改竄」は許さないと主張し、さらに日本政府に対して「靖国神社など歴史問題で言動を慎み、軍国主義と決別する」よう求める共同声明を発表したのですが。これに対して、林芳正官房長官は「他国の批判に興じるのではなく、対応を改めることを強く期待する」と、珍しく強い言葉で反論しています。
【中露首脳、日本に「歴史問題で言動慎め」共同声明で要求 林長官「他国批判に興じるな」】産経新聞
中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領は8日のモスクワでの会談後、戦勝80年に関する共同声明を発表した。「第2次大戦の歴史の改竄(かいざん)」は許さないと主張し、日本政府に対して「靖国神社など歴史問題で言動を慎み、軍国主義と決別する」よう求めた。
林芳正官房長官は9日の記者会見で、中国の軍事動向は国際社会の懸念で、ロシアのウクライナ侵攻は国際秩序を揺るがす暴挙だと指摘し「他国の批判に興じるのではなく、対応を改めることを強く期待する」と反論した。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■政府は輿論を見て動きを変える■
詳しくは、上記リンク先の全文を、お読みいただくとして。昭和の頃の日本だと、遺憾の意を表明して終わり、という感じだったので。よく遺憾砲と揶揄されていたものです。日本にとって、日中国交回復は大きいな政治的ターニングポイントで、朝日新聞を筆頭に、親中路線が徹底され。読売新聞さえ、70年代から80年代前半は、親中派でした。
しかも、林芳正官房長官は一般に、親中派と目される人物ですからね。親中派というより、媚中派ぐらいの言われよう。自分自身は、そこまでとは思わないのですが、内藤陽介先生とか、手厳しいですね。もちろん、官房長官は政府の意見を言ってるに過ぎないわけですが。それでも石破茂政権で、こんなに強い意見が出るとは、驚きです。
本邦がこのレベルで反論するのはもはや、言われっぱなしだとヤバいと判断する世界情勢ってことなので辛い。 https://t.co/I02bkSahqj
— わいるどうぃりぃ (@wildwilly888) May 10, 2025
本邦がこのレベルで反論するのはもはや、言われっぱなしだとヤバいと判断する世界情勢ってことなので辛い。
2022年以降、世論も変わりましたからね。日本学術会議の法人化とかも、反対派は一部に留まり。大きなうねりにはなっていません。しかも、その一部は公金🐭🐭勢力と、かなり被ることも可視化され。さらに公金🐭🐭勢力は、表現の自由を規制したがる方々ともかなり被り。中道左派から中道右派まで、距離を置いています。
政府はそういう、輿論の動きを気にしますから。コレぐらい言っても、マスコミも世論の歪められないという、自信もあるのでしょう。行政も司法も立法も、あんがい輿論の動向を気にして、輿論に流されるものですから。2022年のウクライナ侵攻依頼、輿論は一気に変わりました。防衛費増額を、多数の国民が容認するほどに。
■2022年のターニングポイント■
それは同時に、マスコミの影響力が大きく下落した、ターニングポイントでもありました。思えば2022年は、ウクライナ侵攻と安倍晋三元総理の暗殺事件、暇空茜氏へのリーガルハラスメント記者会見、イーロン・マスクのTwitter買収が、重なった年でもありました。これらが全て、マスコミへの不信と、マスコミの権威失墜と、深く関連します。
まず、ウクライナ侵攻によって、戦後日本の言論空間を覆っていた、お花畑平和論が、崩壊。クリミア半島を奪っても、なおロシアの侵略欲は止むことなく、これで憲法九条なんかあっても、侵略してくる国は存在する・しかもそれが日本と領土問題を抱える隣国であった、という事実は大きく。しかもロシアは、ウクライナに非武装かと中立化を要求。
これで、非武装中立論がいかに、侵略する側にとって都合のいい平和論であったかを、白日の下に引きずり出してしまいました。そして、安倍元総理の暗殺。島田雅彦法政大学教授をはじめ、文化人や識者として、マスコミがもてはやした人たちが、テロを肯定するかのような、暴言を連発し。その人間性を露わにしてしまったのが、大きいです。
そして、リーガルハラスメント記者会見。マスコミと野党と左翼が、どのような形で連帯しているかが、コレ以降可視化されていって。さらに、イーロン・マスクによるTwitter買収で、左派が裏で手を回した輿論形成が、バレちゃった。閲覧数の可視化やコミュニティノート機能の実装で、その欺瞞と偽善と非科学性が、周知されることに。
■露中韓朝と日米豪印とアジア■
ウクライナ侵攻と元総理暗殺という、100年に1回ぐらいの大事件が、短期間に重なり。暇空茜氏という狂狷の突破者が出現し、徒手空拳の一般市民が、リーガルな手段とSNSを駆使することで、マスコミ・アカデミズム・法曹界・市民団体の連帯に楔を打ち込み、互助組織ぶりを顕にし。そこにTwitter買収という軌跡が重なった不思議。
Twitterが旧経営陣のままだったら、マスコミは大してダメージは受けていなかったでしょう。そういう意味では、イーロン・マスクのTwitter買収は、蟻の一穴。暇空茜氏は突破者ですから、時代の役目を果たしたら、坂本龍馬や大村益次郎、あるいは西郷南洲翁・木戸孝允・大久保利通ら維新の三傑のように、表舞台から消えていくのかもしれません。
しかし、この三年ほどでできた大きなうねり―――新聞・テレビ・ラジオ・雑誌など旧メディアへの不信感は、加速こそすれ、弱まることはないでしょう。そして世界は、戦前の日独伊の枢軸国が、露中朝の共産主義国かその後裔の国であり。これにどう立ち向かうかが、大きな軸になるでしょう。それに加わりそうなのが、韓国。
【「歴史や福島の汚染水など複合的な課題が残っている」韓国大統領選挙の有力候補・李在明氏が日韓関係認識示す】FNNプライムオンライン
韓国の大統領選挙で有力候補とされる最大野党「共に民主党」の李在明前代表は、日韓関係について「歴史や福島の汚染水など複合的な課題が残っている」との認識を示しました。
(中略)
一方、「歴史や福島の汚染水など複合的な課題が残っている」と指摘した上で、「特に過去の歴史問題は未来志向的な関係を構築するために必ず解決しなければならない課題」と強調しました。
戦前の日本は、陸軍と朝日新聞が推した日独伊三国軍事同盟に乗り、危うく 国を滅ぼしかけました。でも、戦後レジームの脱却は、すでに始まっています。日本は、アメリカだけでなくイギリスと旧英連邦の国々、アジアでは台湾・ベトナム・フィリピン・モンゴル・タイなどと関係を深め、権威主義国家と対峙していく必要があるでしょう。
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