ファイアーエムブレム紋章の謎というゲームについて
『ファイアーエムブレム 紋章の謎』(ファイアーエムブレム もんしょうのなぞ)は、ファイアーエムブレムシリーズ第3作で、1994年1月21日スーパーファミコン用ソフトとして任天堂から発売されたシミュレーションロールプレイングゲーム。(ウィキペディア参照)
・はじめに
初めましてぬかと申します。ここ数年僕はこのファイアーエムブレムというゲームシリーズにハマっているので、このnortには自分のプレイした感想を書いていきたいと思います。
・そもそもファイアーエムブレム(FE)ってどんなゲームなの?
このゲームはいわゆるSRPGというジャンルのゲームであり、端的に言えば将棋やチェスのマスに様々な効果が付き、駒自体にもレベルアップなどのRPG要素が付け加えられた戦略シュミレーションゲームである。まあこの説明だけではワケわからんと思うので実際のゲーム画面を調べてみてほしい。
そしてこのファイアーエムブレムには他のRPGとは一線を画す要素が存在する。それは死んだキャラクターが蘇らないと言う点である。
「人は死んだら蘇らないだろ!」と言われたらそれまでなのだが他のゲームでは教会に祈ったり、不死鳥の尻尾使ったりすれば意図も容易く人間は蘇る、しかしこのシリーズにそんなものはほとんど無い。キャラクター一人一人に命が宿るそこがミソなのである。
ここから感想に入っていきます。
(がっつりネタバレが含まれます)
・ゲーム性について
1.キャラロストについて
はっきり言って1994年のゲームと思えないほどバチクソ面白い。さすがに最新のゲームと比べると劣るが、三十年前のゲームと考えるとオーパーツレベルの面白さである。
この面白さの要因はキャラが死ぬ所と運が大きく絡むところが大きいと思う。
このキャラが死ぬ要素、先述した通り滅多なことがない限り蘇ることがなく、取り返しのつかない要素なのである。そのためプレイ時の喜怒哀楽の感情の起伏が非常に激しくなる。
例えばオグマがエルレーンのトロン1%必殺が当たったときは声でそうなくらいぶちギレそうになったし、低迷していたキャラが良性長したら歌でも歌ってしまいたいくらい嬉しくなる。
このようにキャラが死ぬという要素により1個1個の行動に重みが増していくのが醍醐味だ。そしてプレイ中嫌なことがあってもクリアした時の達成感が増幅するいいスパイスになる。
最終的な死亡人数は全編通して30人にも及んでしまった。ありがとう戦士達、黙祷。
2.難易度と文句
もし初めてファイアーエムブレムをやる人が仮にノーリセでやるとしたら、それなりに難易度は高いと思う。
僕の人生初FEは聖戦の系譜で次がこの紋章の謎であった、しかし先述した通り大量の死者が出ており文字通り苦戦している。その死因は多岐にわたるものなのだが、一番はやはりFEシリーズでも悪名高い増援即行動によるものだろう。
FEの基本的な流れとして
自軍行動→敵軍行動→自軍行動
このように敵の配置を確認してからこちらが行動できるようになっているのだが、増援即行動が挟まることにより
自軍行動→予期せぬ増援→理不尽な虐殺
となる
これがとにかく許せない
もしFEの嫌いなところで打線を組むとしたら不動の4番打者として君臨するくらいには許せない。索敵マップ状態異常杖サンダストーム砂漠マップこれらなによりもムカつく。
なにが許せないかって対策がほぼできないことがムカつく。
ある程度「この砦から増援来そうだな~」とかは予想し砦を塞いだりすることはできるが、死ぬときは死ぬ、現実は非情である、僕のウルフを返せ。
マップに関しては飛び抜けて難しいところがあったとは思わないが、所々に難所があると感じた。(ミシェイルの所とかソウルフル・ブリッジとか)
また僕は仲間の加入条件や星のかけらの場所を調べながらやっていたのだがこれらをノーヒントでプレイとすると難易度がぶち上がると思う。この頃のFEは誰で誰を説得できるのか分かりにくいため1部のカシムやナバールの説得、2部のジョルジュ、エルレーンの説得など分かりにくいので攻略情報を縛ると様々なものを取り逃すことになるだろう。
それらを鑑みて初見で紋章の謎は普通に難しいなというのが僕の感想だ。
ただ他作品の悪意に満ちた高難易度と比べると全然大したこと無いし、すべてを理解した2週目だと「こんなに簡単だったけ?」となるのでまあ普通に難しい止まりだなという印象だ。
3.UIについて
敵ターンがスキップできなかったり、選択コマンドが遅かったり、テンポは悪いところはあるが「まあ昔のゲームだしね」と目を瞑れる。
そもそも次回作の聖戦が敵ターン中にカップ麺作れるくらいテンポが悪いのでむしろ紋章はテンポ良いまである。
なので僕は紋章のUIについてそこまで気にならなかった。ステータス画面も分かりやすいしね。
またUIとは少し関係ないのだが、キャラが加入時に流れるFEお馴染みのBGM出会いのテーマは他のFEをプレイした今でも紋章1部が歴代でも屈指のかっこよさなのでぜひ聞いてほしい。
・ストーリーについて
1.暗黒戦争編
主人公である亡国の王子マルスが暗黒竜メディウスを倒すという王道のストーリーであるがぶっちゃけあんまり覚えていない。ただこの1部の暗黒戦争編があるからこそ2部のストーリーが面白く感じるという側面があるので絶対必須のストーリーである。
印象が薄いとはいえ、祖国解放からのカミュ→ミシェイル→ガーネフの後半戦怒涛のボスラッシュの流れは今振り返って見ればかなり熱い流れだなと思った。
2.英雄戦争編
1部で登場したキャラが2部で登場するのが熱い!これに尽きる。
暗黒戦争で共に戦った英雄ハーディンが悪政を敷き、それを食い止めるというのがざっくりとした流れなのだが、その過程で暗黒戦争を共に戦い、散り散りになった仲間達が少しずつ合流していくのが熱い。キャラクターに思い入れがある状態で2部が始まるので「あっ○○じゃん!」とキャラが出てくる度にテンションが上がるのが楽しい。単純に合流して仲間になるもの達だけではなく、やむを得ず敵対するものだったり、1部では敵対していたが2部で仲間になるユニットが居たりとそれぞれキャラごとに違う思いやバックボーンがあるのがとてもいい。
そしてタイトルにある紋章の謎、つまりファイアーエムブレムの謎や世界観がストーリーを進むごとに明かされていくのも熱い。
1部ではマルスが盗賊になるくらいしか意味の無いものであったが、その真の正体は封印の盾という竜を封印できるとんでもねえ代物であり、この盾に関する言い伝えやアカネイア建国の秘話など1部ではふわっとした程度にしかわからなかった話が2部ではがっつり語られるのでそこも面白い。
1部は本編開始時からほぼ常勝軍団なのに対し2部は基本的に劣勢で追い詰められているのが臨場感があるので個人的にはそこも評価したい。
総合的に見てFEシリーズの中でもかなり面白いストーリーだと感じた。
・好きなキャラクター
この頃のFEはお堅い雰囲気なので全体的に硬派なキャラが多い。中でも僕はジョルジュというキャラが一番好きだ。
彼は「大陸一の弓騎士」のという分不相応の二つ名を持っており、その実力は右に出るものが後を絶たないとされている。
冗談はさておき、実際のところほしのかけら込みで一応使えるが、まあしょうもない性能をしている。その原因は異次元の低成長率である。
↓ジョルジュの成長率↓
HP60%
力20%
技10%
速20%
運10%
武50%
守10%
…ひどい有様です。
一部のジジイユニットや病人を除けばダントツで酷い成長率です。異様な武器レベル成長率の高さから意地でもパルティアを使いたいという強い意思が伝わります。
「大陸一の弓(を使える)騎士」の方が正しいのかもしれません。
ただ先述した通りほしのかけら込みで使えないこともないし、2部では最初からパルティアを持ってきてるため育成もしやすい。そもそも初期値が最低限あるので多少ドーピングすれば使える。まあ普通他のスナイパー使うよね
このビックマウス的な二つ名がネタ方面で面白いキャラなのだが、彼の魅力はこれだけではない。というかここからがメインの魅力だ。
その魅力とはズバリ、シンプルにかっこいいところである。えらい抽象的な魅力だが本当に人柄がかっこいいのである。
例をあげると腐敗した自国を裏切る時のセリフ
「もう一度昔のアカネイア王国を取り戻すために 俺はあえて祖国に弓をひく」
この言い回しがすげえかっこいい!!
彼自身騎士の誇りを持っており、今の自国の蛮行を許せないがため、劣勢であった解放軍につくという心意気はまごうことなき「大陸一の弓騎士」なのである。
他にもアストリアとの問答だったり、自分の判断で部下にまで迷惑をかけられないという考え方だったり、まだ支援会話など無くキャラがあまり深掘りされない頃のFEなのにも関わらず、このジョルジュというキャラは僕の心に色濃く残った。
ジェイガン、マチス、レナあたりもそこそこ好きなキャラなので、支援会話が追加されたリメイク版である新・紋章の謎も早くプレイしたい。
・その他のいいところとか
1.雑魚でも活躍できる
今作はステータス上限が低く、尚且つドーピングアイテムが手に入りやすくステータスの上昇量が高かったり、ほしのかけらで成長率を上昇させることができるので、どんなクソ弱いユニットでも一戦級の活躍ができる。
これのお陰で周回するとき色んなユニットで遊べるし無双プレイもできる。いいね!
2.女性キャラがかわいい
紋章というかFEシリーズ全体のいいところでもある。毎作品かわいい女性キャラが居るのは地味にすげえ。これもいいね!
・おわりに
30年以上前の作品にもなるにも関わらずゲーム性シナリオ共に非常に楽しめる。
ここまで読んでる時点で周知の事実だと思うが、なんとこんなに楽しいSRPGをNintendo Switch Onlineに加入するだけで遊べちまう!そして暗黒竜、聖戦の系譜までじっくり楽しめてしまう!
風花雪月やエンゲージからファイアーエムブレムを始めたエムブレマーもぜひ本作をプレイしてみてほしい。古いゲームに抵抗がなければきっと楽しめるはず!
君の手でアカネイア大陸を救おう!



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