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デジタル庁GCASガイド

1 GCASアカウント概要

2026/06/10 公開

1.1 GCASアカウントとは

GCASアカウントは、GCAS(Government Cloud Assistant Service)にアクセスするためのアカウントである。GCASの利用にはインターネット接続が必須である。GCASの概要については「GCASとは」を参照すること。

GCASアカウントを取得することで、以下が可能になる。

表1-1 GCASアカウント取得でできることの例
GCASアカウント取得でできること内容
GCASガイド(メンバー専用ページ)の閲覧本サイトの一般公開ページに加え、メンバー専用ページの詳細技術資料・操作手順書・仕様書の参照やテンプレートの取得ができる。
GCASヘルプデスクへのアクセス問い合わせの送受信、FAQ・ナレッジの閲覧ができる。
CSP環境払出しと環境へのアクセス申請によりCSP環境を払い出し、払い出したCSP環境へのアクセスが行える。
各種GCASサービスの利用GCASダッシュボードなど、GCASにて提供する各種サービスを利用できる。
(府省庁)ガバメントクラウド申請ガバメントクラウド利用に向けた各種利用申請(基本情報申請、利用内容確認申請、クラウド利用料申請)を行う。

1.2 GCASアカウントが必要な人

ガバメントクラウドを利用する者は、GCASアカウントが必要である。
府省庁・地方公共団体等・独立行政法人等・公共SaaS事業者のガバメントクラウド利用機関の担当者およびガバメントクラウド利用機関から業務委託を受けた事業者(以下、「開発運用委託業者」という)の担当者が対象となる。

注意

GCASアカウントは、ガバメントクラウドの利用が承認されたガバメントクラウド利用組織または開発運用委託業者に所属する担当者を対象に発行される。そのため、個人での申請はできない。なお、開発運用委託業者はガバメントクラウド利用機関との間で守秘義務契約を締結した後に申請が可能となる。

1.3 GCASアカウントの構成概略

GCASアカウントは、組織の管理範囲に応じた階層構造で管理される。申請時に自身がどの組織・プロジェクトに属するかを把握しておくと、適切なロールを選択しやすくなる。

1.3.1 GCASアカウント構成

GCASアカウントは、「ガバメントクラウド利用機関」と「開発運用委託業者」の2つの組織区分がある。それぞれの組織区分には、該当組織でのガバメントクラウド利用を横断的に管理する管理グループ(PMO)と、その配下に1つ以上のプロジェクトチーム(PJMO)が存在する。(図1-1、表1-2参照)

GCASアカウント構成概略図。ガバメントクラウド利用機関(PMO)の配下に複数のプロジェクトチーム(PJMO)があり、各PJMOに開発運用委託業者のプロジェクトチーム(事業者PJMO)が紐づく。事業者PJMO全体は事業者PMOが管理する。

図1-1 GCASアカウント構成概略図

表1-2 管理グループ(PMO)とプロジェクトチーム(PJMO)の違い
項目説明
管理グループ(PMO)
(事業者の場合:事業者PMO)
該当する組織でのガバメントクラウド利用を横断的に管理するグループである。利用機関単位または事業者の法人単位で一つのみ作成される。
なお、PMOはPortfolio Management Officeの略である(※1)
プロジェクトチーム(PJMO)
(事業者の場合:事業者PJMO)
所属するPMOの配下に一つ以上作成される個別の情報システムのプロジェクト単位のグループである。
なお、PJMOはProject Management Officeの略である(※1)
(*1)補足:
PMOやPJMOは主に、国の行政機関のシステムにおける用語である。ただしGCASでは便宜上、府省庁以外も含めて該当組織のガバメントクラウド利用を横断的に管理する組織としてPMOの名称を、個々の情報システムのプロジェクトの呼称としてPJMOを利用している。

1.3.2 GCASアカウントの種別

GCASアカウントのロールは、権限の範囲に応じて大きく3段階に分かれる。ロールによって実施可能な操作(申請・承認・管理)と必要なMFA方式が異なるため、申請前に自身のロールを確認しておくこと。
なお以下のロール体系は、ガバメントクラウド利用機関・開発運用委託業者の双方に共通して適用される。

表1-3 GCASアカウントのロール区分(ガバメントクラウド利用機関・開発運用委託業者 共通)(※1)
グループロール区分概要備考
PMO/PJMO責任者所属グループ(PMOまたはPJMO)の特権管理者。

GCASアカウント登録申請の承認、所属グループ(PMOまたはPJMO)の範囲におけるGCASアカウントの権限管理(以下、「メンバー管理」)や、その他管理者としての操作が可能。
ハードウェアMFAが必須(※2)
開発運用委託業者の場合、PJMOの責任者はGCASアカウント利用申請では選択できない(※3)
担当者(管理者)所属グループ(PMOまたはPJMO)の管理者。

GCASアカウント登録申請の承認、所属グループ(PMOまたはPJMO)のメンバー管理以外の管理操作が可能。
ハードウェアMFAが必須(※2)
GCASアカウント利用申請では選択できない。「担当者」ロールにてGCASアカウント作成後、責任者によるロール変更で付与可能。
担当者GCASガイド・GCASヘルプデスク等のサービスを利用する。
(※1)ロールに関する補足:
  • 各ロールの申請時の承認者については、別紙1-1 権限正式名称一覧・ロール別利用可能機能一覧を参照のこと。
  • 一つのGCASアカウントに複数のロールを付与することも可能。その場合は利用したいロールを切り替えて運用する。ただし、利用機関と開発運用委託業者を跨いでのロール付与やロールの切り替え運用はできない。
  • 各ロールの申請時の、承認者及び準備すべき内容の詳細は、2. GCASアカウント利用申請の準備を参照すること。
(※2)ハードウェアMFA(2段階認証)について:
ロール別のMFA要件や利用可能なハードウェアMFAなどの詳細について、「別紙1-2 GCASアカウントロール別2段階認証(MFA)要件」を参照のこと。
(※3)開発運用委託業者におけるPJMO責任者のGCASアカウント作成について:
開発運用委託業者の場合、PMOの責任者がプロジェクトチーム(PJMO)を作成した時に、そのPMOの責任者が、作成したプロジェクトチームの責任者として自動追加される。他のPJMOの責任者を追加する場合は、担当者としてPJMOに追加した後にロールを変更することで実現する。

次のステップ

アカウント構成・ロール・MFA要件を確認したら、申請の準備に進む。