学食「激安や!」 京都府の補助金活用し大学生の生活応援

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 物価高騰が長引くなか、生活に困窮している学生を大学の「学食」で支える取り組みが広がっている。栄養バランスの偏りや食事満足度の低下を改善するとともに、京都の食文化に触れてもらおうと企画された試みもある。

 立命館大学は、京都府産のブランド食材を使用した特別メニューを開発し、8日から市内2カ所のキャンパスの食堂で提供を始めた。主菜、副菜、丼、麺の計12種類のメニューをそれぞれ週替わりで提供する。通常であればご飯とみそ汁をつけて千円ほどで販売される内容を、半額の500円前後で味わうことができる。

 先週のメニューは「京都ぽーくの豚しゃぶ丼」「賀茂なすミートパスタ」など4種類。メニュー表を見た学生たちは「え、安い! 激安や!」と声をあげ、うれしそうに列に並んでいた。

 友人とテーブルを囲んでいた法学部1年の伊藤喜一さんは長野県出身で、現在はひとり暮らし。「自炊では食費を節約するのが大変。昼食がこんなに安いのはありがたいです」と喜んだ。

 メニューの開発には学生も関わった。学友会学園振興委員長を務める文学部3年の山本聖(ひじり)さんは「安く食べたいという学生の声を大切にして提案した。おいしい京野菜を食べて京都の食文化を感じてもらいたい」と話した。

 京都光華大学(右京区)も5月18日から全学生1908人を対象に「学食無料キャンペーン」をスタート。1人1枚配布された「無料食券」を食堂で提示することで、「鶏竜田マヨ丼」や「カツカレー」など4種類のメニューから1食を無料で食べられる。担当者は「手作りの学食を食べて心も健康になってほしい」と話す。

 これらの企画はいずれも府の物価高騰対策補助金を活用した取り組みで、両大学は26日まで続ける予定という。府は、2025年度2月補正予算で1億6千万円の府内大学生向け経済対策を計上し、学生を応援する取り組みを行う大学への支援として5月から補助金の交付を始めた。府の巽大輔・大学政策課長は、大学ごとに個性豊かな届け方があるといい、「学生が主体的に取り組んでいるのは、学生の街、京都らしい姿と思う。学生のみなさんが不安なく学業に専念できるように支援したい」と話した。

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