キーエンスは製品を売っているだけではなく、現場課題の構造化を売っている
製造業は「構造化を外部委託している」とも言える。
キーエンスが強いのは、
センサや測定器が高性能だからだけではない。
顧客の困りごとを聞き、
現場の曖昧な問題を言語化し、
効果を数字にし、
導入理由まで作ってくれる。
本来なら、
ユーザー側の生産技術や設備設計が
自分たちでやるべき構造化を、
メーカー営業が代わりにやっている。
単にモノを売っているのではなく、
「なぜ必要か」
「どれだけ効果があるか」
「どう導入すれば成立するか」
までセットで売っている。
逆に言えば、
それを内製できない会社ほど、
構造化してくれるメーカーに依存する。
製造業の調達は、
部品を買っているようで、
実は思考の外注になっていることがある。
いわゆる業者依存の末路ですね。
生産技術・設備技術が不在の現場。
外注を使うことが悪いのではなく、
自社側に設備の主導権がないことが問題。
PLCソフト、サーボパラメータ、タッチパネル画面、図面、I/O表、更新計画。
このあたりを自社で管理できていないと、