富岡の復興補助金詐取か NPO代表の69歳男逮捕

2026/06/18 07:10

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の復興支援に富岡町が補助金を交付する事業で、余剰金約138万円の返還を不正に免れたとして、双葉署は17日午前9時45分、有印私文書偽造、同行使、詐欺の疑いで、福島市永井川字古寺、NPO法人「元気になろう福島」代表理事の男(69)を逮捕した。同法人は町内のツツジ再生事業を担っていた。

 逮捕容疑は、2024年度の補助金で本来は町に返還しなければならない余剰金約138万円について、領収書を偽造するなどして返還せず、不法に自らの利益にした疑い。同署が2月、町からの告訴状を受理していた。同署によると、男は容疑をおおむね認めており「最初からだますつもりはなかった」と供述している。

 町が事前に実施した同法人への聞き取り調査によると、24~25年度に交付された補助金を借金返済や他事業の支払いに充てていた。完了報告書に添付された領収書が偽造され、ツツジの植栽を担った町内の企業への代金も未払いという。

 町は余剰金や補助金などの返還について、同法人に約530万円の支払いを求めて提訴している。逮捕を受け、山本育男町長は「補助金の不正利用が疑われる事態に至ったことは誠に遺憾であり、残念に思う」とコメントした。

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