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トム・ホランド、スパイダーマン役後継に「アドレンス」子役を指名

Tom Holland by Purplehighlighter24, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons | Owen Cooper by JaceMerlyn, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons

トム・ホランドが、スパイダーマン役の未来について新たに語っている。自身の後継者として、Netflixドラマ「アドレセンス」で一躍注目を集めた若手俳優オーウェン・クーパーの名前を挙げた。

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でピーター・パーカー/スパイダーマン役に復帰するホランドは、英Esquireのインタビューで、スパイダーマン役としての自身の任期がいつか終わった後も、何らかの形でシリーズに関わり続けたいとの考えを明かした。プロデューサーとして携わることにも意欲があるというが、本人いわく「今後の映画でプロデューサーのクレジットを得るのはかなり難しい」とのこと。それでもホランドは、すでに“次の世代”のことを考えている。

「ロバート・ダウニーが最初の3本で僕にとってメンターのような存在だったように、次の誰かにとって、僕もそういう存在になれたらと思います」とホランド。MCUでアイアンマン/トニー・スタークを演じたダウニー・Jr.は、ホランドにとってオーディションや初期の撮影を支えた先輩であり、劇中でも若きピーター・パーカーの父親的存在として描かれてきた。

では、次にスパイダーマンを演じるなら誰がいいのか。ホランドは「オーウェン・クーパーは素晴らしいと思います」と回答。「もちろん、彼はものすごく才能があるし、今すごく話題の人です」と語った。さらにホランドは、スパイダーマン役が新しい顔ぶれにとって大きな飛躍のきっかけにもなり得ると見ている。

クーパーは、2009年生まれの英国俳優。Netflixのリミテッドシリーズ「アドレセンス」で、同級生殺害の容疑をかけられる13歳の少年ジェイミー・ミラー役を演じ、俳優デビュー。各話がワンカット風に撮影された同作で、クーパーは初のプロ仕事とは思えない繊細かつ強烈な演技を披露。2025年のエミー賞では、15歳にして男性俳優として史上最年少の演技賞受賞者となり、一気に次世代スターの筆頭格へ躍り出た。

興味深いのは、クーパー自身もホランドとスパイダーマンに特別な思いを抱いていることだ。クーパーは以前、ホランドが出演した映画『インポッシブル』(2012)を観て俳優を志したと明かしていた。さらに「スパイダーマンを演じたい」と語ったこともあり、当時からファンの間では次世代スパイダーマン候補として名前が挙がっていた。

ホランドは以前にも、将来的なスパイダーマンの世代交代について言及している。マイルス・モラレス、スパイダーグウェン、スパイダーウーマンといった「次の章」を準備する一員になれたらうれしいと語り、「もしダウニーにしてもらったことを僕もできるなら、夕日に向かってスイングしながら去ることにも満足できる」と述べていた。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でMCUに初登場して以来、ホランド版ピーター・パーカーはダウニー演じるトニー・スターク/アイアンマンとの師弟関係を通じて成長してきた。今度はホランド自身が、次のスパイダーマンを導く側に回る。まだ未来の話ではあるが、本人の口から具体的な名前が出たことは、ファンにとって見逃せない発言だ。

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は2026年7月31日、日米同時公開予定。

▼ スパイダーマンの記事

Source:Esquire, EW

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』エイリアン要素、スピルバーグ&ハリソン・フォードも納得せずルーカスと対立していた

『インディ・ジョーンズ』
© 1981-2021 Lucasfilm Ltd. All rights reserved.

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)をめぐる、長年の賛否両論の核心に新たな証言が加わった。シリーズ第4作で大きな物議を醸した“エイリアン”要素について、主演のハリソン・フォードと監督のスティーブン・スピルバーグは「100%賛成ではなかった」という。

『クリスタル・スカルの王国』は、前作『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989)から19年ぶりに製作されたシリーズ第4作。時代設定は1957年となり、ナチスではなく冷戦下のソ連が敵として登場する。

物語は、謎の水晶髑髏をめぐる冒険として進み、終盤ではその正体が古代文明と結びついた“異次元存在”に由来するものだったことが判明。巨大な円盤状の乗り物が空へ飛び立つラストは、観客の間で「インディ・ジョーンズに宇宙人はアリなのか」という大きな議論を呼んだ。

厳密には、劇中で彼らは単なる宇宙人ではなく「異次元から来た存在」として説明されている。しかし、細長い体つきの生命体や円盤型の飛行物体といった描写は、いわゆる“エイリアン映画”のイメージそのものだった。『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981)では聖櫃、『魔宮の伝説』(1984)では秘石、『最後の聖戦』では聖杯と、これまでのシリーズが宗教的・神秘的な超常現象を扱ってきたこともあり、第4作のSF色はファンの間でとりわけ強い違和感をもって受け止められた。

Vultureによるスティーブン・スピルバーグの大規模オーラルヒストリーで、プロデューサーのキャスリーン・ケネディは、『クリスタル・スカルの王国』の製作が難航していたことを振り返っている。撮影監督ヤヌス・カミンスキーにとっても難しい作品だったとしたうえで、ケネディは「スティーブンは苦しんでいたし、ハリソンも苦しんでいました」と証言。2人は「エイリアンが登場する『レイダース』映画」をやりたがっておらず、その点で原案・製作総指揮のジョージ・ルーカスと衝突したという。

ルーカスの構想は、1950年代という時代背景に合わせ、当時のUFOブームやSF映画の空気をインディ・ジョーンズに持ち込むことだった。ルーカスは本作を『宇宙戦争』のような方向性にしたかったと回想している。しかしフォードもスピルバーグも「もうSF映画はやらない」と反対。ルーカスは「1950年代は空飛ぶ円盤の時代だからぴったりだ」と説得したが、すぐには受け入れられなかった。

その後、脚本は複数稿を重ね、最終的にルーカスとスピルバーグは妥協点を見つける。すなわち、「エイリアンではなく、別次元から来た存在にする」という案だ。これが完成版の“異次元存在”という設定につながった。

もっとも、ケネディによれば、最終的には全員がルーカスの望む方向へ進むことになったものの、フォードとスピルバーグが完全に納得していたわけではなかった。「ハリソンとスティーブンは100%賛成ではありませんでした」とケネディは語っている。彼女はさらに、スピルバーグが監督した4本の『インディ・ジョーンズ』映画の中で本作が最も弱い作品になった理由も、そこにあったとの見方を示した。

一方で、皮肉なことに、ラストで円盤状の乗り物が飛び立つ場面を入れたのはスピルバーグだったという。ルーカスによれば、スピルバーグは「彼らは別次元に行くのだから、そこへ行く手段が必要だ」と説明したが、ルーカスは「それは空飛ぶ円盤に見える」と感じたという。

『クリスタル・スカルの王国』は公開当時、世界興収で成功を収めた一方、冷蔵庫で核爆発を生き延びる場面や、シャイア・ラブーフ演じるマットのアクション、そして終盤のエイリアン的展開をめぐって議論を呼び続けてきた。特にラストのSF要素は、シリーズが長年築いてきた冒険活劇としてのトーンから逸脱したと感じる観客も多かった。

ケネディは、フォードがその後『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)に強い思い入れを持って参加した理由についても触れている。『クリスタル・スカルの王国』を最後にしたくなかったのだという。結果として第5作は、スピルバーグではなくジェームズ・マンゴールドが監督を務め、フォードにとって最後のインディ・ジョーンズ作品となった。

こうした『クリスタル・スカルの王国』をめぐる複雑な評価は、関係者や映画人の発言からもたびたび話題になった。脚本を手がけたデヴィッド・コープは、後年に本作について「決して満足していない」と率直に語っており、シリーズの中でもとりわけ難しい1本だったことを認めている。一方で、クエンティン・タランティーノは『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』を好まず、むしろ『クリスタル・スカルの王国』の方を支持するという意外な見解を示したこともある。ハリソン・フォード自身も、本作への批判について「みんな、それぞれの意見を持つ権利がある」と受け止めており、賛否両論もまた『インディ・ジョーンズ』という巨大シリーズの一部になっている。

Source:Vulture

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有馬 ノア

洋画好きが高じて、海外エンタメを中心に執筆。ロサンゼルス在住経験を活かし、映画・ドラマのニュースやカルチャーにまつわる話題を追いかけています。趣味は古着と映画ポスター集め。

実は『トイ・ストーリー4』後もウッディとバズは連絡を取り合っていた ─ 「ハガキとかトランシーバーで」

トイ・ストーリー5
(C)2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

ディズニー&ピクサーの最新作『トイ・ストーリー5』では、『トイ・ストーリー4』(2019)で別々の道を歩むことになったウッディとバズが再会する。あの涙の別れから2人はずっと離れ離れだったのかと思いきや、どうやらそうではなかったらしい。

『トイ・ストーリー4』のラストでは、ウッディがボー・ピープや迷子のおもちゃたちと共に生きることを選び、バズたちはボニーの家へと帰っていった。シリーズの中心にあったウッディとバズの友情に、ひとつの区切りが訪れた瞬間だった。

しかし『トイ・ストーリー5』監督のアンドリュー・スタントンによれば、2人はその後も連絡を取り合っていたと考えているようだ。米GamesRadar+の取材に対し、スタントンは「『4』の終わりの時点で、彼らは連絡を取り続けるだろうとずっと思っていました。ハガキを送ったり、トランシーバーのシステムもありますから」と説明している。

スタントンはまた、ウッディとバズの関係を「連絡を取り合いたい親戚」のようなものだと表現。「ウッディが“ちょうど町にいてよかった”と言うんです」と語り、前作から本作までの間にも、2人が何度か顔を合わせていたのではないかという自身のイメージを明かした。

「長い年月の間に、彼らは訪ね合っていたと信じたかったんです」とスタントン。「昔の友人に会うまで、そんなに長く待たないでほしいですよね」とも冗談まじりに話している。

興味深いのは、『トイ・ストーリー5』の開発初期には、ウッディが物語に登場しない案もあったことだ。スタントンは以前、当初はウッディをどう戻せばよいのか分からず、まずは彼なしで第1稿を書いてみたと明かしていた。しかし実際に書いてみると、やはりウッディの不在を感じたという。結果として、ただのファンサービスではなく、物語に必要な形でウッディを戻す道を探ることになった。

そのウッディには、見た目にも変化がある。予告編では帽子を取ったウッディの頭頂部に“薄くなった部分”が見え、話題となった。スタントンによれば、これは単なるジョークではなく、ウッディが自分のことを構わず、おもちゃを救うために汚れ仕事を引き受けてきたことの象徴だという。『4』の後、ウッディはウッディなりの時間を過ごしてきたということだろう。

また、本作で物語の中心となるジェシーにとって、バズとウッディはそれぞれ異なる支えになるという。プロデューサーのリンジー・コリンズは、バズについて「ジェシーのそばを決して離れない」存在であり、一方のウッディは「メンターであり、信頼できる相談相手」だと説明。ジェシーが大きな不安に直面した時、助言を求める相手としてウッディの存在が自然だったと語っている。

バズ役のティム・アレンも、ウッディとの再会シーンには思い入れがあるようだ。アレンは、2人がハグする場面が追加されたことを「大好き」と語り、「すぐに“会いたかった”と言って済ませた」と振り返っている。『トイ・ストーリー4』での別れは、演じる側にとっても「本当に難しかった」という。

『トイ・ストーリー5』では、子どもたちの関心が電子機器へと移り変わるなか、おもちゃたちの存在意義が改めて問われる。海外最速レビューでは、ジェシーを中心に据えた物語や、シリーズらしい笑いと感動を称える声が相次いでいる。ウッディとバズの再会も、その見どころのひとつとなりそうだ。

『トイ・ストーリー5』は2026年7月3日、日本公開。

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Joe Kishi

THE RIVER編集部。ハリウッド大作からインディー作品、アニメーションまで幅広くカバー。魂を揺さぶる瞬間に出会える記事を届けたい。

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