小4道徳の教科書にドラえもん「ぼくの生まれた日」が登場するが、この話はもともと親のパターナリズムへの強烈な皮肉として読める話なのに、教科書では、家族の思いを知る→ 感謝する→ 親の期待に応えたいと改心する、という話みたいになっていてグロテスクだ。次回の連載で触れる予定。(画像1枚目は光文書院『小学道徳4』令和7年、画像2枚目は『ドラえもん(2) 藤子・F・不二雄大全集 (てんとう虫コミックススペシャル』)
2026-06-16 11:52:42165 users 428
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ドラえもん(2) (てんとう虫コミックス) 81%OFF
藤子・F・不二雄
「親のパターナリズムへの強烈な皮肉」という箇所に引っかかっている人がいて、「これは単に親バカが描かれているだけ」という批判も来ているのですが、単なる親バカなら「思いやりがあって、勇かんで、明るく男らしく、たくましく、清く正しく美しく……」とまで言う必要はないわけです。ここで語られているのは、ただ「将来が楽しみだ」という素朴な親バカではなく、親が思い描く理想の人間像を、まだ生まれてもいない子どもに重ねていく場面です。しかもここには「男らしく」という言葉が出てくる。のび太が「男らしく」描かれていないことは、『ドラえもん』における設定の肝のひとつです。そして、この場面の最後では、のび太の抵抗がちゃんと描かれている。そこがとてもいい。
2026-06-17 00:09:26「そんなたいした子じゃないんだから」というのは、自分を卑下している言葉ではなく、親の期待によって作られた虚像から自分自身を取り戻そうとする言葉ともとれる。しかし、帰り道でのび太は、「ぼくのしょうらいをあんなに楽しみにしてたのか」と暗い顔になります。つまり彼は、親の期待をけっきょく背負い込んでしまう。この箇所について、「親の期待に応えようとするのび太の単純さが面白いのであって……」と言っている人がいましたが、ぜんぜん面白くない。子どもは親の愛を期待を分けて受け取ることなんてできない。親への愛の発露が、そのまま期待に応える努力に転じてしまう。そのせつなさ。ドラえもんは、そこで何が起こっているのかを分かっているから、しんどい顔をしている。ただし、少なくとものび太の親は鬼ではありません。悪意をもって子どもを支配しようとしているわけではない。むしろ、のび太のことが心配でたまらない人たちです。けれど、その心配や愛情が、知らないうちに子どもに余計な荷物を背負わせてしまう。親とは、こうして子どもに期待を背負わせてしまう存在でありながら、同時に、子どものことが心配でたまらない不安定なひとりの人でもある。もちろんここに描かれていることはこれだけではないし、いろいろな読み方があって当然ですが、少なくとも、道徳の教科書のような、家族に感謝することで「パパとママのねがいにこたえたいと考えるようになりました」とまとめるのは違うだろと私は思います。
2026-06-17 00:09:27小中高生と日々勉強。株)寺子屋ネット福岡。『それがやさしさじゃ困る』『光る夏』『学びがわからなくなったときに読む本』『君は君の人生の主役になれ』『おやときどきこども』等 。
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オチが削られている
親のパターナリズムへの強烈な皮肉 かどうかは置いておいてオチを削って道徳の教科書にするのは不味いよな オチのコマのドラえもんの表情から読み解けるものがあるのに 言葉で簡潔に表せないものを表現して多角的に解釈できるものの読ませ方を押し付ける道徳って根本がズレてるというかレベルが低いよ x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 21:20:47原作は期待に応えようとして無理してしまうのび太を止める親の気遣いで落としてるのに、この教科書はそこを切り落とすから、単に子どもに勝手で過剰な期待を載せる親になってるし、「パパとママのねがいにこたえたいと思う」のび太の変化を称揚するだけで、親のエゴを相対化する視点が消えてるんよね x.com/tobatoppers/st…
2026-06-17 03:24:04切り抜き文化の弊害なのか、題材として取り扱うのであれば、前後の文脈もしっかり示すべきだとは思う。作者としては、最後の一コマに向けて、ストーリーを展開しているわけだから。 x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 12:24:09最後のコマののび太の表情からも「親への感謝の気持ちから改心してやる気を出して勉強に励む」ではなく「親の期待に応えなければいけない気がして義務として無理にやっている」のは明らかだろうにこれを家族愛オチにすげ替えるの凄いな。凄まじく気色悪い x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 21:08:44これ小学生の頃の教科書に載っていたけど、「最後のオチをカットしたのはダメだろ」って子供心ながらに思ったわ x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 21:03:28疑問
「この話はもともと親のパターナリズムへの強烈な皮肉として読める話なのに」 どうしたら、そう読めるのか。 パターナリズムは父権的温情主義のこと。知識も権威もある父が、知識も判断力もない子どもために、子どものことを決めてやることできる、決めて当然だ、という思想。 x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 22:58:43私は道徳という教科が嫌いだが、これは教科書の解釈が自然。この構成でパターナリズムへの皮肉と取るほうが無理がある。「こう読める」をいつの間にか「こう読む」にすり替えて、素朴な読みの世界をグロテクスク等と評するのは道徳とは逆方向ではあるが、同様に読みの世界への侵略だ。 x.com/tobatoppers/st…
2026-06-17 02:02:56>> この話はもともと親のパターナリズムへの強烈な皮肉として読める話 原作を読み返してみたけれど, その解釈はちょっと無理があると思う 話としては, 親の愛を疑ったのび太が, 実際に親の愛を確かめるもので, 最後のコマのドラちゃんの呆れ顔も「どうもやることが極端なんだよな」くらいのものだろう x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 21:52:18パターナリズムは親が良かれと思って子どもの思いを考えずに指導など行うことであって、これはそもそもパターナリズムとも違う。親が思いを語っているだけ。そもそも内容的にも親に愛されてないと考えたのび太が確認したら愛されまくってた結果、極端に応えようとしているだけでその指摘はズレている。 x.com/tobatoppers/st…
2026-06-17 04:40:35親子の情を「パターナリズム」やら「グロテスク」やら言っちゃう方がよっぽど気持ち悪いと思うよ俺は x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 22:41:34パターナリズムへの皮肉ってどういうことかと思ったら、ラス前までは感動ものに見えるけどラスト1コマで全てをひっくり返してるのだ、そこを切り取るなよ、ってこと? 国語的には間違った読み方な気がするな、根拠が浅くて解釈が飛躍してる x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 23:14:49>この話はもともと親のパターナリズムへの強烈な皮肉として読める話 2枚目の画像からはそんな話を読み取れないのだけど、全体読んだら雰囲気変わるんかな⋯⋯???(おいらの読解力の問題) x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 19:18:21そんなワケあるか!この話が皮肉として読めてたまるかw 普通に親の子供に対する想いや未来への希望。そしてそれに答えたいというのび太の優しさが感じられる話。 これを「皮肉」「グロテスク」と表現する方がどうかしている。 グロテスクなのはお前や x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 22:20:35私の読解力では出てこない発想で、世の中には感受性がチョモランマ並みの人がたくさんいるのだなと驚いている x.com/tobatoppers/st…
2026-06-16 21:03:22「ぼくの生まれた日」を「もともと親のパターナリズムへの強烈な皮肉として読める話」と主張されている方がいて、さらにそれに賛同されている方が多いということにちょっと戸惑っています。
「パターナリズム」というのは、「強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援すること」ということだそうで、つまり「ぼくの生まれた日」は、両親の過剰な期待が子供を苦しめるという世相を皮肉った作品だ、ということのようです。
自分は愛されていない、自分は本当の子供ではないと主張するのび太が、タイムマシンで自分の生まれた日に戻って、両親が自分の将来を楽しみにしていたことを知って、それに答えようとする・・・。
僕としては道徳の教科書が言わんとすることに違和感を覚えることもありませんし、このストーリーがのび太のパパとママを批判している作品だとは今まで考えたこともなかったので、こう考えている方が多くいらっしゃることにビックリしてしまいました。
僕の考えが古いのだろうかと、不安になってつぶやいてみました。
"そう読める"と言うのがどちらの側からも出てくること自体が優れた作品性を表していますね(当たり障りのないコメント)、作者の思いの確認が難しい状況ではどちらの程で使っても問題と言えるかどうか。私は皮肉には思えなかった。
教科書で削られたオチの、最後のコマのドラえもんの表情が全てを物語ってる気がする