虎日ツイログ
短い虎日2本詰め 少し甘めの話だけ
①キスマークの話をする同棲済虎日
②セ(したら出られない)部屋に閉じ込められた両片思い虎日
色々妄想してる垢
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「…おい虎杖。起きてくれ」
身体を揺さぶられる振動と真上から聞こえる日車の声。ん…と声を出して枕を抱く。いつもだったら俺の方が早起きなくらいだけど、今日は久しぶりの休日。しかもお互いに。
気が緩んでいるのか、まだ少し眠かった。
「…ひぐるま…もうちょっ…」
「起きろ」
「ぎゃっ!?寒っ!?」
言い終わるより先に物凄い勢いで毛布を剥ぎ取られる。昨日のままの下着姿なのも相まって、その破壊力は凄まじい。今は真冬、できればもう少し優しい起こし方を検討してほしかった。
ふあっ、と欠伸をしながらゆっくり体を起こし、目頭から滲む涙を適当に拭ってひとつ伸びをした。俺がおはよ…と呟くと日車も少しの間の後におはよう、と返した。
「で……えっと…」
目の前にはシャツ1枚だけを羽織った、俺と同じく下着姿の日車。何故だか腕を組んだまま仁王立ちをしていて、謎の威圧感を放っている。
「………俺、なんかしたっけ」
「…君は昨日のことすら覚えていないのか」
きのう、と繰り返して口に出す。……まあ昨日は次の日が休みなのをいいことに、散々セックスをした。確かに盛りすぎてしまった自覚はあるけど、日車だってヨさそうだったし。
「…見ろ」
俺が首を傾げると、日車は溜息を吐きながら、着ていたシャツの前を開け、床にぱさりと落とす。やだっ♡朝から大胆♡とか馬鹿なことを言おうとしていた俺は、日車の上半身を見てすっかり固まった。
特に胸から首にかけて散っているのは、大量のキスマーク。それは服で隠れる部分だったにしても余りに多すぎる。ところどころ青くもなっていて、むしろ噛み傷…と言うのが正しいのかもしれない。
「これを見ても君はしらばっくれるのか?」
「………スミマセンデシタ」
それはまさしく昨日俺がつけたものだ。最後の方の、日車が意識を失いかけていた時。普段はあまり跡をつけさせてくれない日車に、止められないのをいいことに好き勝手してしまった記憶がある。
肉付きのよくなった胸を何度も吸って、歯を立てて。その度に日車は小さな声を出して身を捩らせるものだから、止めようにも止められなかった。……正直思い出しただけでヤバイ。主に下半身が。
「はぁ…君は全く…」
「……でも気持ちよさそうだったじゃん」
「それとこれとは話が別だ」
「ハイ」
ぴしゃり、と言われてしまえば俺は黙ることしかできない。少なからず申し訳ない気持ちもあるけど、えっちな恋人を前に自制しろと言うのは生殺しすぎる。
「もう過ぎてしまったものは仕方がないが…」
「…てゆーかさ、なんでそんな跡つけられるの嫌なん?理由があるなら俺も気をつけるし…」
「理由がないと駄目なのか?」
「そっ、そーゆー訳じゃないけど!!…好きな人に、俺の、って印つけたいのは…当たり前じゃん…」
自分で言いながらも声が小さくなっていく。なんだか恥ずかしいことを言ってしまったような気がして、かなり居た堪れなかった。
少しの沈黙の後、座ったままの俺の頭に日車がぽん、と手を置く。無意識なのかもう片方の手では胸の辺りの跡を指でそっと撫でつけていて、その仕草がいちいち俺を誘おうとする。
「何も…付けるなと言っているわけではない。節度を守って欲しいと言っているんだ」
「…節度」
「特に俺は…甲斐性がない。君に付けられた跡を見る度に、一人で昂ぶってしまう程にはな」
小さく吐き出されたその言葉に再び俺は固まる。もしかして、あんまり今まで跡をつけさせてくれなかった理由は……。
「………は?えっちじゃん」
今度は日車がかあっ、と顔を赤くする。恥ずかしがっているのか顔も俯いてしまって、泳いだままの目が合わない。
「……だから言いたくなかったんだ…これでも真剣な悩みなんだからな…」
「ご、ごめんって!…でもさ、そんなに悩んでるならキスマくらい反転で消しちゃったら?」
本当は嫌だけど…という言葉は飲み込む。消されちゃうのは寂しいけど理由が理由なら仕方がない。強いて言うなら日車がえっちなのが悪いってことにする。
しばらくお互い黙った後、俯いた姿勢のままで日車がゆっくりと口を開いた。
「……ない…だろ…」
最初の方が聞こえなくて俺が首を傾げると、おずおずと日車は顔を上げる。ようやく合った目は少し潤んでいて、思わず最中の可愛い泣き顔を重ねてしまった。
「…君からのものを無かったことにしてしまうなんて…出来るはずがないだろ…」
その言葉に、なんとか抑えていた俺の理性がばきっ、と音を立てて割れた。
朝から我慢なんてできなくなった俺がこの後何をしたかは、まあ、お察しの通り。