「モームリ」から退職希望者紹介 弁護士に猶予付き有罪判決
退職代行サービス「モームリ」の運営会社から退職希望者の紹介を受けたとして弁護士法違反の罪などに問われた弁護士法人の代表に対し、東京地方裁判所は、「会社の顧問弁護士だったのに主体的に犯行に関与した」として、執行猶予の付いた有罪判決を言い渡しました。
東京 港区の弁護士法人「オーシャン」の代表弁護士、梶田潤被告(45)は、3年前から去年にかけて、弁護士の資格がない「モームリ」の運営会社の元社長らから、退職希望者85人の紹介を受けたとして、弁護士法違反の罪などに問われました。
代表は起訴された内容を認め、検察は懲役1年6か月と法人に罰金150万円を求刑していました。
5日の判決で、東京地方裁判所の岩見貴博裁判官は、「退職代行業者の顧問弁護士だったのに、主体的に犯行に関与した。業者の助けになりたいという考えがあったというが、弁護士としての使命をはき違えたもので、責任は重い」と指摘しました。
そのうえで、「深く反省して謝罪の意思を示し、これまでの弁護士としての活動には誠実さがうかがわれる」として、代表に対して懲役1年6か月、執行猶予3年を、法人に対して罰金150万円を言い渡しました。