2026年6月16日(火)

「ハーレクイン」コミック誌 休刊を発表 18年半の歴史に幕 電子版配信は続行 紙の「需要激減」背景

[ 2026年6月16日 08:28 ]

ハーレクイン公式X(@HARLEQUIN_JP)から

 株式会社ハーパーコリンズ・ジャパンは16日、同社が発行するコミック雑誌「ハーレクインオリジナル」を休刊すると発表した。18年の歴史に幕を下ろす。

 「ハーレクイン読者の皆様へ 休刊のお知らせ」と題する文書を発表し「『ハーレクインオリジナル』は今号2026年7月号をもって、残念ながら休刊させていただくこととなりました」と伝えた。

 同社は「『月刊HQcomic』として2008年1月に創刊して約18年半 ハッピーエンドロマンスを皆様にお届けしてきました。こうして長い間、刊行を続けてこられたのはハーレクインを愛してくださる読者の皆様のおかげです」と感謝を伝え「突然のお知らせになってしまいましたことをお詫び申し上げますとともに、編集部一同、心よりお礼申し上げます。漫画家、制作スタッフ、小説家、翻訳者、デザイナー、印刷・製版、流通にかかわる皆様のご尽力のおかげで夢のように幸せな時間をともに過ごすことができました。本当にありがとうございます」としみじみ。

 「綺羅星のように輝く才能と、憧れと夢を紡ぐ心は永遠につながっていくことを信じております。ハーレクインコミックの単行本刊行と電子配信は今後とも続けてまいります。これからも作品をご愛読いただけましたら幸いです」と呼びかけた。

 今年5月には、出版大手「KADOKAWA」が発刊する月刊誌「ダ・ヴィンチ」休刊が発表されたばかり。全国出版協会・出版科学研究所は、昨今の出版市場について「出版業界の売り上げはピークとなった1996年までは上り坂一辺倒で来た。だが消費税が3%から5%に増税した1997年に初の前年割れとなり、以降、下降の一途をたどることとなった。特に雑誌市場は、少子高齢化に加え、インターネット(1990年代半ば~)、スマートフォン(2010年代~)の普及などから、需要が激減。休刊誌も相次ぎ、加速度的に下降していった。2016年には書籍と雑誌の売り上げが逆転、雑高書低が終わりを告げた」と分析している。

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