村井宮城県知事「県事業に名誉領事の関与なし」 在仙台カンボジア名誉総領事館の閉館受け所感
在仙台カンボジア名誉領事を務めていた田井進氏が仙台国税局から約3億7000万円の申告漏れを指摘された問題に絡み、村井嘉浩宮城県知事は10日の定例記者会見で、県が取り組むカンボジア人材の受け入れ事業に田井氏の関与はなかったと明らかにした。 村井知事は「県から名誉領事館を通じて仕事をお願いしたり、あちらから何かお願いされたりしたことはない」と述べた。 県は2024年12月、カンボジア政府と人材育成や受け入れ支援に関する覚書を締結し、現地であった同国政府主催の食事会に田井氏が同席。今年4月、県が仙台市内で開いた「カンボジア人材みやぎジョブフォーラム2026」にも来場していたという。 村井知事は「(田井氏が)県庁へあいさつに来たこともあるが、個人的なつながりはゼロ」と断言した。会見に同席した伊藤哲也副知事も「(フォーラムなど)2度会っていると思うが(個人的な)関係は特にない」と述べた。 在仙台カンボジア名誉領事館は2019年8月に開設。査証(ビザ)発給など大使館業務の一部を代行していたが、今月4日にホームページで「諸般の事情」を理由に閉館を発表した。 村井知事は、閉館に伴う影響は限定的との認識を示した。「素晴らしい人材を宮城に派遣してもらえるように、カンボジア政府と調整していきたい」と話した。 (佐々木智也)
河北新報