【知らないと危険】絶対に共通テスト本番の前に見てください
今日は共通テストが難しかったらこれを思い出せ!と題して、共通テストが難化した場合の対処法について紹介していきます。
共通テストまであと少しとなりました。試験に向けて緊張感が高まってきていることだと思います。
多くの人にとって共通テストは最初に受ける試験となるため、大波乱が起きやすいです。
特に、共通テストは毎年難易度が安定しないため、様々な悲劇を引き起こします。
共通テストが難しかったとき、やってはいけない行動が、実はほぼ決まっています。
難化した年ほど、かなり実力のある人でも崩れてしまうということが起こります。
それは知識不足ではなく、判断を間違えるからです。
逆に、難化した瞬間に“ある特定の考え方”を思い出せた受験生だけが、生き残ります。
今日は、共通テストが難しかったらこれだけは思い出してほしい対処法を話します。
知らないまま本番を迎えるか、知った状態で臨むかで、結果は大きく変わります。
共通テスト新課程は3年目まで難化すると言われています。
昨年度2025年は共通テスト新課程の初年度でした。歴史総合や公共、情報といった科目が初めて出題された試験でした。
初年度は、出題者も受験生も高校現場も全員が未知のテストを警戒しています。
そのため初年度は、教科書から大きく外れず、極端に差がつかない、批判を受けにくい安全運転の問題になります。
ところが2年目以降になると、「新課程らしさ」を前面に出した出題へと一気に舵が切られます。
初年度で大きな混乱が起きなかったことを確認すると、出題者は安心して実験的な要素を盛り込み始めるからです。
資料の読み取り量が増え、思考過程を問う設問が増加し、知識だけでは処理しきれない問題が目立つようになります。
これまで過去問を何年分も解いて対策してきたのに、それが全く通用しなくなるため多くの受験生が見たことのない問題にとまどい、「時間が足りない」「何を問われているのかわからない」という感覚に陥ります。
その結果、平均点は一気に下がるのです。
このことは、実は大学入試センターが実施したこれまでの試験で何度も繰り返されています。
まずは共通テストの旧課程の試験からです。
2026年度は、共通テストの新課程の2年目となるわけですが、その前は共通テストの旧課程の試験でした。
共通テストの旧課程の試験は2021年度が初年度でした。
2022年度、2023年度と平均点がどのようになったかということを見てみます。
赤い数字が前年度よりも下がっている数字です。
2022年度は赤が目立ちますね。特に劇的な変化が数学と理科にみられます。
数学Ⅰ・数学Aは57.68点から37.96点に下がっています。
数学Ⅱ・数学Bは59.93点から43.06点に下がっています。
また、生物に関しては、72.64点から、48.81点に下がっています。
平均点が大きく下がった2022年度でしたが、地獄はその翌年にもまだ続きました。
2023年度も半分以上の科目で平均点が下がっていることがわかります。
次に大学入試センター試験です。
大学入試センター試験の初年度は、1990年でした。やはり翌年の1991年は赤だらけです。
特に数学Ⅰの平均点は73.37点から50.72点へと23点も下がっています。
そして、1991年、ただでさえ地獄のようだったのに、翌年の1992年にはおよそ8割の科目で前年度からさらに平均点が下がります。
このように大学入試センターが実施する試験は、2年目、3年目と平均点が下がっていく傾向にあります。
ちなみに、今から46年前に始まった共通一次試験でもこの傾向は見られました。
かなり古いデータになってしまうため、各科目の平均点はこちらでも調べきれませんでしたが、受験者の合計得点の平均点データを手に入れました。
これを見ると、やはり、1979年の第1回から1980年の第2回にかけて-20点、1980年の第2回から1981年の第3回にかけてさらに-10点平均点が下がっていることが分かります。
このように大学入試センターが行う試験には、1年目から2年目、2年目から3年目と難易度を上げていく傾向がみられるため、2026年の共通テスト新課程においても、同じことが起こる可能性は高いと言って良いでしょう。
難化した瞬間に、9割の人が陥ってしまうことがあります。
問題を開いた瞬間、こう思ったら危険です。
「こんなの過去問で見たことない…」
「去年より明らかに難しい…」
「時間が足りなくならないか?」
この瞬間、9割の受験生は「自分だけが解けていない」と錯覚します。
でも、ここが最大の勘違いです。
難しい問題は、全員にとって難しい。あなたが苦しいなら、周りも同じ。
にもかかわらず、こまで頑張ってきたのだからと、焦ってを全部解こうとしてしまうのです。
本当であれば、解ける問題を探して確実に解いていくことが大切なのですが、1問に固執してしまうのです。
そして、時間が足りなくなって本来取れるはずの問題まで落としてしまい、大量失点するということが起こります。
さきほど紹介したように、共通テストの旧課程の試験では、これが本当に起こりました。
このとき私は高校3年生の担任をしていましたので、実際にどんな状況だったかということをお話していきます。
初年度の数学Ⅰ・数学Aの平均点が57.68点だったのに対し、2年目これがなんと、37.96点まで下がったのです。
なんと20点もの下落。
100点満点の試験で平均点が20点下がるというのは尋常ではありません。
担任していた生徒から、試験が終わった後に話を聞いたところ、解いているときに、あまりの難しさに頭が真っ白となったそうです。
計算量もとても多く、時間に追われて処理しきれない。
気が付けばどんどん時間がすぎて焦る気持ちばかりが強くなる。
そして、試験が終わってマークシートを回収し終わった瞬間、会場が騒然となったそうです。
あちこちから悲鳴のような声が上がったと言っていました。
そして、迎えた次の数学Ⅱ・数学Bの試験。
この年、さらに、数学Ⅱ・数学Bも17点下がりました。
これもやはりとんでもない下がり方です。
明らかに問題の質が違う。
解いているうちに混乱してきて、何度も同じところを行ったり来たりしてしまう。
そして、試験が終わった瞬間、受験生はみんな生気が抜けたようになり、この日の試験を終えて帰っていきました。
翌日の自己採点結果登録のために学校に集まったときも、絶望的な空気が教室に広がっていました。
東大に関しても、この年の二次試験は大きな波乱の年でした。
国語と数学がともに難化した結果、文科Ⅰ類の合格最低点は前年から42.6点も下落しています。
実際、私が担任していた生徒で、この年に東大に合格した生徒は、80点満点の数学が、なんと10点台でした。
試験が終わった瞬間の本人の感触は、「絶対に落ちた」というものでした。
東大をどうしてもあきらめきれないということで、結果発表を待つ前から、浪人を前提に予備校の手続きを進める相談を受けていました。
ところが、結果は合格でした。
このように、試験の難易度が大きく変動すると、合格最低点もまた、大きく乱高下します。
そしてそのとき、受験生自身の「できた・できなかった」という感触は、ほとんど当てになりません。
難化した年ほど、「手応え」と「結果」は乖離します。
本番で感じる不安や絶望感は、実力不足の証明ではなく、試験そのものが難しかった場合であることが多いのです。
ですから、難化したテストで最も重要なのはメンタルの耐久力です。
試験中に「今年は例年と全く違う」と感じた瞬間こそ、勝負は始まっています。
そのときにやるべきことはただ一つ。とにかく崩れないことです。
解けない問題が続いても、焦ってはいけません。
取れる問題を冷静に探し、確実に拾う。
二次試験であれば、完答にこだわらず、部分点を積み上げる意識が重要になります。
難化した年に勝つのは、圧倒的な実力者ではありません。
最後まで踏みとどまった人です。
逆に、一度メンタルが崩れた人から、雪崩のように失点していきます。
試験中に感じる不安や違和感は、あなただけのものではありません。
周囲の受験生も、同じように手が止まり、同じように焦っています。
その中で差がつくのは、「難しい」という現実にどう向き合うかです。
問題が難しいのは、あなたのせいではなく、問題が難化しているだけです。
その現実を受け入れ、冷静に解ける問題を探して解いた人が、最後に合格を手にします。
だからこそ、最後の一秒まで、崩れずに解き続けてください。
いかがだったでしょうか。
今回は共通テストが難化した場合の対処法を紹介しました。
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今回もお読みいただき、ありがとうございました。
共通テスト本番、応援しています。


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