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事後処理/Novel by とまと

事後処理

10,464 character(s)20 mins

こんにちは。ご閲覧ありがとうございます
( * . .)"

【注意書き】

■某掲示板の甚爾/髙羽/日車が高専の同期だった世界線を参考にしたIFストーリー
真面目にこの御三方が好きだったので、神スレありがとうございました
■掲示板の内容を参考にしたり、自分の解釈を突っ込んで居います
■腐界隈の人間が書いて居るため、苦手な方はご注意いを
■術式などしっかりと理解していない点がある為、ツッコミ所が多々あるかと思います。ノリで凌いでください。
■主のセンスの都合上髙羽さんにギャグ要素ありません。

□オリキャラがでております
□存記トリオの過去捏造
□相変わらずな、ご都合設定ありです
□誤字は見つけ次第修正しております┏○┓

→なんでも許せる方向け( .. )

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0.side甚爾
高専に戻ってから、先ず髙羽を自室で寝かせ、その足で諏訪さんに付いて特級呪物を指定の場所に置きに向かった。
どの様なルートを使うのか定かではないが、再度封印を掛けた後、皇室へと戻されるらしい。

そして、医務室の地下にある部屋へ土井を置き、光一を寝かせた後 は事務室へと戻ったのだ。

「お疲れ様の所申し訳ありません。早速、呪詛師の情報をお伺い出来ますか。」

光一が髙羽に話していたアジトの場所と、仲間の情報として、もう一体の遺体がそうだと伝える。
もしかしたら、まだアジトに仲間が潜伏している可能がある事を忘れずに。

それを聞いた諏訪さんは、早速どこかに連絡を入れ様としたので、俺はボタンを押す手を強制的に止めた。まだ、話す事があるからだ。

「アジトに女性が1人監禁されて居る可能があります。確認できた場合、保護をお願いします。」  

それを察した日車がすかさず話しをだす。

「それは、車で言っていたお願いですか?」
「あぁ。それが1つ目だ。」
「その女性とは、一体何者でしょうか。」
「土井の協力者、月島光一の妹だ。」
「…もう1人の呪詛師の方ですね。」

諏訪さんの問いに頷くと、眉を潜めて難しいそうな顔をする。
呪詛師の仲間の身内を救いたいと言っているのだ、事情を知らない人間に突然それを伝えても難しいだろう。

「検死を進めれば判明しますが、土井の死因は、硫化水素を高濃度で吸入したことによる、呼吸中枢の麻痺か窒息のはずです。」
「と、言いますと。」
「月島の術式は、硫化水素を操作できる術式でした。月島は最後、自らの術式を使用し、呪術師側の協力者として土井を追い詰めました。」
「それに、月島光一は元々、その妹が脅しの種になって土井に協力していただけだ。土井の死因が分かれば、多少は脅しの根拠にならねーか。」
「そうでしたか…。」

諏訪さんは少し悩んだ末、分かりましたと言って、連絡を再開した。
連絡の内容は、アジトの目星が付いた事と、潜伏者に注意をして、アジトの事実確認を進めること。
そして、呪詛師の身内とは言わずに、監禁されて居る人物の可能を併せて早急に調査する依頼だった。

「まだ、月島光一が脅されてた根拠が明確になって無いのに良かったのかよ。」
「本当は、根拠が明確になってからの方が、寄り良いのですが、禪院君と日車君が言っているのだから、信頼して良いでしょう。」
「「……。」」
「私、人を見る目には自身あるんですよ。」

諏訪さんはそう言うと、照れくさそうに笑うのだった。
この人も、この高専の中で信頼できる数少ない人物である事には違いない。

「それで、あともう1つのお願いと言うのは?」

諏訪さんがそう問うと、俺は月島光一を丁重に弔って欲しいと答えた。

これで、髙羽と光一への義理は果たせただろうと思う。


1.side日車
今回の髙羽の術式の暴走について、周囲には話さない事に決めた。報告書にも記載しない。もちろん、髙羽本人にも話さない。その様に2人で決めたのだ。

知っているのは、俺と甚爾だけ。
理由は幾つかあるが、1番は髙羽を護ることへの繋がるからだ。

事務室を出て、今度は夜蛾先生の元へと向かう。今回の報告と、前回の髙羽と先生達との任務についての詳細を確認する為だ。
事務室に姿が見えなかったので、おそらくは教室に居るだろう。

教室まで到着し、甚爾が教室の戸を勢い良く開けると、教壇に夜蛾先生が立っていた。

「ご苦労だった。無事で何よりだ。」
「ん。」
「ありがとうございます。」
「自分の席に座りなさい。話しはそれからにしよう。」

夜蛾先生に、促されて自席に着く。その様子を見て、再び会話を再開させた。

「甚爾は護衛、寛見はオークション品の確保。それぞれ任務、無事に完遂だな。」
「俺達は…な?」
「髙羽については…、呪詛師の捕獲は出来ず、対象は死亡か。」

夜蛾先生はそれを確認すると、何か考えている様子だ。何かを話そうとしているのか、それとも思い返しているのかは分からない。

「髙羽が、そうした訳では無いのだろう。」

やはり先生も、髙羽が実行したとは思えない様だ。

「あぁ。正確には、もう1人の呪詛師の術式へ俺が追い込んで殺った。」
「1対1での戦闘にはならなかった云うことか?」
「髙羽が対象の呪詛師と1対1になり、戦闘になった展開はありません。」
「俺、もしくは日車で応戦したしな。そもそも、相手の呪詛師は俺の殺し依頼を受けてた様だぜ?どっからの依頼か知らねえけど。」
「良く、対処してくれたな。」
「別に気にしねぇよ。」

割り切って対処出来てるから、問題無いと甚爾は続けて答えた。

「それよりも、夜蛾センよ。前に言ってたよな、髙羽に人は殺せねぇって。そう思った根拠を聞いて無いぜ。」
「前回、髙羽と先生方との任務で何があったのか、詳しく聞かせてください。」
「……そうだな。」

夜蛾先生は、任務の状況を話し始めた。

「任務のメンバーは俺と新藤、髙羽は経験を積ませる為の同行が目的だった。そして、任務内容は封鎖されたビルを占拠している呪詛師の討伐だ。」
「討伐ねぇ。」
「ビルに入った一般人の変死が相次いでいたからな。呪詛師を見つけ、術式を駆使しながら屋上まで追い詰めると、相手は打つ手が無くなり、俺達から距離を取る為に屋上の端へ自ら移動していった 。ただ、主な戦闘は新藤が行っていた。」
「……。」
「そして、新藤は自らの術式で呪詛師を屋上から弾き落としたのだ。ビルの高さは15階。相手の術式は、高さや空中で対処出来る代物では無く、通常であれば助かる見込みは無い。」

術式であれば、ある程度の高さがある場所から落ちても、呪力で何とかできる場合が多い。ただ、それを加味せず無闇に弾き落とした……訳ではないのだろう。

「で、その呪詛師は?」
「音からして、任務は完了したかと思えた。だが、相手の呪詛師を確認した所、命に別状は無く、片足の骨折だけで済んでいた。気絶はしていたので一旦捕獲に切替え、任務は終えたがな。」
「それで、何て夜蛾センは、それで髙羽に人は殺せねぇと思ったんだよ。」
「俺は、呪詛師が助かったのは、髙羽が無意識に自らの術式を作用させてしまったのではないかと思っている。」
「どうしてそうだと?」
「呪詛師が屋上で追い込まれていく毎に、髙羽は酷く動揺していってな。屋上から弾き出され、地面とぶつかる音と同時に気を失ってしまった。
おそらく、敵も味方も関係なく、人の死と言うものに否定的なのだろう。術式も、使用者の潜在意識に強く影響される。その為、髙羽が強力な術式を備えてえていても、否定的な感情がある限り、理屈で人は殺せないと思ったのだ。」

髙羽の術式は、自身のコンディションに能力の大きさや効果が左右され易い。

昨夜の任務で暴走した髙羽の術式は、特級呪物の効果があったにせよ、もしかしたら高羽の心情を現したものだったのかも知れないな。

「それでも、術師としての髙羽のポテンシャルはかなり高い。ただし直感で動いてしまうので、危なっかしい部分もある。が、呪術師としての経験を積めば、殺せずとも対処できる事が増えていくだろう。」
「ただの脊髄反射じゃねーか。」
「否定はしない。」
「甚爾、寛見。悪いがそれ迄、髙羽のフォローを頼む。」
「……ったく。」

夜蛾先生との話しはそれで終わった。
任務明けと云う事で、今日明日の授業は無くなり、休みとなった。
ただし、その間に報告書の提出だけはする様にとのことだ。

後は、髙羽が回復してくれれば良いのだが…。


Comments

  • shida
    February 15, 2025
  • 小夜双☆スカィWeb
    February 15, 2025
  • ktwo15
    February 15, 2025
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