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後悔噬臍[肆]/Novel by とまと

後悔噬臍[肆]

18,149 character(s)36 mins

こんにちは。ご閲覧ありがとうございます。
ᐕ)ノ

【注意書き】

■某掲示板の甚爾/髙羽/日車が高専の同期だった世界線を参考にしたIFストーリー
真面目にこの御三方が好きだったので、神スレありがとうございました
■掲示板の内容を参考にしたり、自分の解釈を突っ込んで居います
■腐界隈の人間が書いて居るため、苦手な方はご注意いを
■術式などしっかりと理解していない点がある為、ツッコミ所が多々あるかと思います。ノリで凌いでください。
■主のセンスの都合上髙羽さんにギャグ要素ありません。

□オリキャラがでております
□存記トリオの過去捏造
□相変わらずな、ご都合設定ありです
□視点がコロコロ変わります。
□誤字は見つけ次第修正しております┏○┓

→なんでも許せる方向け( .. )

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13.side甚爾
土井は相変わらず屋上から動いていない。目の前の呪詛師も今以上に術を発動させる気配はない。
けど、まぁ…そうだな。

「俺のこと、足止めできてると思ってるんだろ?」
「現にその状況になってるだろ。」
「けど、お前の相手は俺じゃねぇから。」
「は?何言って…」

相手が台詞を言い終わる前に、聞き覚えのある木槌を叩く音と共に、周囲が変化し、空間が構築されていく。

「ったく、自分のお部屋を持ってる奴は有利を作れて良いですねー。」

呪詛師が俺から目を外し、周囲に気を取られた瞬間、一気に土井との距離を詰める。
俺の速さなら、この距離を一瞬で詰めるなんて訳じゃない。

「てめぇ、調子乗ってんじゃねーぞ。」
「なっ!?」

土井からして見れば、目の先に居た俺と呪詛師が突如、得体の知れない結界に取り込まれたと思えば、躊躇無く俺がそれを抜けて向かって来たのだ。反応が遅れるのも無理は無い。

「月島!ターゲットが出てきてんだ!出口が閉じる前にお前も出てこい!!」
「あー、無理無理。あいつは少しでも相手に逃がす要素を与えてやる様なお優しいヤツじゃねーから。んで、俺は特別だもんで領域の出入口は自由なんだわ。」
「はぁ!?」

俺は優しく説明してやると、急いで刀を鞘から抜こうしている土井の顔面を殴ってやった。

ガンッと言う音と共に、1段下に落ち、デッキの手すりに思いっきりぶつかり動かなくなる相手を確認し、周囲を見渡す。

「そこね。」

見つけたのは、1つの木箱の上に浮いている日車の式神だ。

一瞬でその場所まで移動し、木箱を持ち上げる。が、人が入っている重さではない。箱の中には居ない様だ。
だが、木箱を置いていた場所をみると人が1人通れる位の鉄格子があり、しかも、ご丁寧に札まで付いている。

「(どうやら、間違い無い様だな。)」

札を勢いよく破り捨てるが、俺には何も反応しない。粗方、呪力に対して反応する代物だったのだろう。
そして、鉄格子を片手で持ち上げて中を覗く。

「よう。」
「……。」
「生きてっか?」
「……とう…じ…?」

そこには、膝を抱えて疼くまっている数時間振りに会う同級生が居た。

「髙羽?」
「……。」
「ったく、、」

普段だったら梯子を駆け上がって、暑苦しく抱きついてくる様な場面だが、全く動こうとはしない。
仕方なく髙羽が居る場所まで降りる。怪我でもしてるのかと思ったが、そうでも無く、不安そうにこちらを見ているだけだ。

「まだ戦いは終わってねぇ。気ぃ抜いてんじゃねーぞ。」
「たたかい…。」

そう言って高羽の手を取り立たせる。

「とりあえず、ここから出るぞ。まだ、日車が足止めしてんだ。」

そう言って上を見ると、ジャッジマンが心配そうにこちらを覗いてる。
式神が領域の中に居ないって事は、裁判は行っておらず、あくまで高羽を救出する為の足止めに徹していると云うことだ。

足取りが覚束無い髙羽を支えながら梯子を登らせ、先ずは上がることを優先させた。


14.side光一
周囲に空間が構築されたかと思えば、突然目の前に居たターゲットはこそから飛び出して行った。

「追いかけても、お前は俺を倒さない限りここから出れない。」

声のする方へ向き直ると、史彦やさっきの…禪院とか云う奴とまた違う奴が立っていた。こいつが、学生の3人目なのだろう。

「領域展開が使えるレベルの人間がターゲットに居るとは思わなかったよ。けどざ、こんな閉鎖空間に僕を閉じ込めても良いの?」

こいつの情報はあまり聞いてない。けれど、必殺術式が発動しない限り、僕の術式とは相性が悪いはず。
仮にそれが分かったとしても、結界を解かなければ僕の術式で即死する。そうなれば、自ずと外に出れる算段だ。

「貴方の術式は、硫化水素の濃度と範囲が操れる…というところか。」
「……素直に答えるとでも?と言いたいところだけど、合ってるよ。凄いね。毒とは良く言われるけど、物質名で答えて来たのは君が始めてだよ。」
「先に言っておくが、使えないぞ。」
「……何のことだよ。」
「術式の話だ。」

そんなご都合が術式があってたまるか。

「……死んでも知らないよ?」
「始めから殺すつもりなのだろ。」

せっかくの忠告にも関わらず、相手はそう答える。それなら、こちらも遠慮無く術式を発動させる。

「……、は?」
「言っただろ、使えないって。」

相手の言う通り、術式を発動させようとしても硫化水素が拡散するかの様に消えてしまう。

「ここでは、一切の暴力は禁止だからな。」
「ここって…。」
「見た事無いか?裁判所なんだが。」
「……。」
「残念ながら、裁判官は髙羽を探していて不在なんだ。戻ってきた際には、俺か甚爾、好きな方が相手になるぞ。」

一切の暴力が禁止…ってことは、相手も俺に手を出せないっと云うことだけど、裁判官って何だ。相手の術式の発動条件が揃ってないってことだろうか。
ただ、おそらくそれも時間の問題なんだろう。

さっきの奴が移動した先には、土井が居たはずだ。土井では奴に勝てない。あいつもそれが分かってるから、俺に任せたんだ。
土井と決着をつけた直後、史彦を救出…といったところだろう。

空間の壁には、ギロチンが並べられ上下している。

さっきの奴は土井よりヤクザっぽいし、今の相手も裏社会で何かしら活動出来るんじゃないかって印象だし。

『(俺の友達、冗談通じないんだよね。)』

ったく、史彦よ。冗談が通じない所か、

「治安悪すぎるでしょ。」

お前にこんな友達居るのなんて、想定付かないよ。

それでも、折れる訳にはいかない…。後、これだけなんだ。


Comments

  • 小夜双☆スカィWeb
    February 11, 2025
  • ktwo15
    February 11, 2025
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