「空手界のプリンス」西村拳被告の実刑判決を破棄、2審大阪高裁が猶予判決
酒に酔った女性を自宅に連れ込み性的暴行を加えてけがをさせたとする準強制性交致傷罪で、1審大阪地裁で懲役3年の実刑判決を受けた東京五輪の空手組手代表、西村拳被告(30)の控訴審判決公判が12日、大阪高裁で開かれた。村越一浩裁判長は地裁判決を破棄し、懲役3年、執行猶予5年を言い渡した。 【写真】「空手界のプリンス」と呼ばれることもあった西村拳被告 村越裁判長は判決理由で、昨年9月の地裁判決後に被告と女性との間で和解が成立し、解決金500万円が支払われた点を重視。地裁の量刑判断は是認できるものの、和解後の現時点では「刑の執行猶予を付さなかった点において重すぎる」と結論付けた。 被告は1審公判で「同意があった」などと無罪を主張したが、地裁は被告が性行為を撮影した動画などから、女性は抵抗できない「抗拒不能」の状態にあったと判断。「強い屈辱感や羞恥心を与える悪質な行為」として実刑を選択していた。 西村被告は2021年東京五輪の空手組手男子75キロ級代表。端正な顔立ちから「空手界のプリンス」と呼ばれることもあった。