勝利数、防御率はもう古い!? 投手を評価する新指標「FIP」を小林至氏が解説「編成が重視する」
東大卒の元ロッテ投手で、ソフトバンクの球団幹部を経て現桜美林大教授の小林至氏(58)が自身のYouTube「小林至のマネーボール」を更新。メジャーで一般的な投手の勝利数、防御率より評価される新指標を解説した。 【写真】元ソフトバンクの球団幹部の小林至氏 小林氏は「メジャーで勝利数は投手個人の能力を反映しない。評価されない。防御率もあまり(評価は)高くない」と説明した。 勝利数も防御率も味方の援護、守備力、球場、リリーフ投手の能力などに左右され、運が影響する。 評価は投手が直接コントロールできる要素に絞られるという。 現在は「奪三振、悪い方では四死球、被本塁打。これだけで計算した新防御率がある」と明かした。 それがFIP(Fielding Independent Pitching)で、「奪三振、与四死球、被本塁打」の3要素で評価するセイバーメトリクス指標だ。 これは一般的には浸透していないが、メジャー球団の編成が重視する指標だという。 一般に浸透してきたWHIP(1イニング当たり平均何人の走者を出したか)も評価される指標のひとつ。 メジャー投手に与えられる最高の栄誉であるサイ・ヤング賞も勝利数は参考にされない。 一方、日本は勝ち星を重視。沢村賞の選考基準も15勝以上、10完投以上が選考基準になっている。 今後、日本も勝利数や防御率を重視しないスタイルが浸透するのだろうか? 小林氏は「マーケティング価値は忘れてはいけない」と主張した。 「(最多勝などの)タイトルはスターを生む。スターは球場にファンを呼び込む。ファンにとってわかりやすい指標は大切。それと並行して新たな楽しみが増えると捉えてほしい」と説明した。