「被害者は言葉で周りに表現できない。大変卑劣なもの」知的障害がある男子高校生に公衆トイレで…63歳の小児性愛者が顔出しで過去の加害を明かす理由
※本記事には性暴力に関する具体的なエピソードが含まれています。再発防止や更生・治療を目的とした取材ですが、気分が悪くなる方は、ご自身の体調や心の状態に合わせ、閲覧をお控え下さい。 【映像】性加害に及んだ当時の加藤さん 過去に10人以上の少年・少女に対し、性的な加害行為に及んだことを顔出しで公表している男性がいる。 ABEMAとテレビ朝日報道局による共同プロジェクト「改めて、取材しました。」では、社会問題となっている子どもへの性加害や児童買春問題の深層に迫るべく、かつて加害者だった加藤孝さん(63)に取材した。 加藤さんは過去に海外での児童買春や、国内では10人以上に性加害を働いた小児性愛者である。30代の頃、障害者の外出をサポートするガイドヘルパーをしていた加藤さんは、言葉で周りに表現ができないという知的障害のある男子高校生の特徴につけ込み、公園の公衆トイレや人気のないビルの中で、卑劣なわいせつ行為を繰り返していた。当時は「どうせバレないだろう」と、罪の意識さえなかったと振り返る。
加害から30年…現場で土下座する
しかし、月日の経過とともに強い罪悪感が芽生え、30年経った今、加藤さんは過去の加害現場を訪れ、アスファルトの上に深く額を擦りつける土下座を繰り返している。直接被害者に会うことは当時の記憶を呼び覚まさせ、二次被害を生む可能性があるため、顔を合わせずに土下座することが自分への戒めであり、唯一できる謝罪行動なのだという。 さらに、「最後に子どもに対する性加害をしてしまった場所」だという駅の近くで、2000年に小学生の男子児童を密室に連れ込んだ事件の記憶を語った。相手が抵抗しないよう、拘束具や刃物などの凶器を準備していたという。当時の心境について、「自分の行為は子どもに害を及ぼすものではない。被害を受ける子どもにとっても性的に気持ちがいいことのはずだから問題ないんだと考えていた。また、被害者がどんな目に遭おうと構わず、自分のファンタジーを満たしたい」などと、性的欲求を満たすための都合の良い解釈と、歪んだ認知を告白した。 男の子が抵抗したため犯行は未遂に終わったものの、カッターなどの凶器を持っていたこともあり「子どもの命さえ奪いかねない」と自分が恐ろしくなり、近くの交番に自首。保護観察処分付きの執行猶予判決となり、更生を目指してきた。しかし、取材中に駅前広場の噴水にある「裸の少年の銅像」を目にした際、加藤さんは「正面が情景的にヤバいので…」と動揺し、スタッフを制する場面があった。今なお性的欲求や衝動が高まるリスクを必死に避けて生活を送りながら、葛藤し続ける小児性愛者の生々しい現実がそこにはあった。
ABEMA TIMES編集部