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第45話

#09 練習生時代⑤🎤🌸
1,623
2023/11/03 20:40 更新
(なまえ)
あなた
とりあえずさ、音源を頭に入れよう。今オッパに送っておいたから1週間はずっとそれ聞いて。
Hyunjin
Hyunjin
…わ、わかった
(なまえ)
あなた
…どうしたの?
Hyunjin
Hyunjin
…あなた、…やっ、やっぱり組むの
(なまえ)
あなた
やめないよ
Hyunjin
Hyunjin
…でも
(なまえ)
あなた
私はファン・ヒョンジンと組む。
絶対に他の人とは組まない。
オッパ達に啖呵も切ったし今更引けない。
Hyunjin
Hyunjin
………
(なまえ)
あなた
やり方が強引なのはごめん。
自分でもわかってる。
けど私、オッパとなら最高のもの作れると思うんだ。
Hyunjin
Hyunjin
…あなた
(なまえ)
あなた
…それに本当はね、オッパが悪口言われて悔しかったわけじゃないの
Hyunjin
Hyunjin
え?



「そうじゃなくてね」とあなたは喋り出す。

カラスが鳴く。もうすっかり日は落ちていた。

薄暗い公園の中、あなたはヒョンジンの方を振りむき、悲しそうに笑った。


(なまえ)
あなた
…私がこっち来た時ってね、日本人の練習生ってほとんど居なかったの。
まあそりゃそうなんだけどさ
(なまえ)
あなた
韓国語もわからないしモモちゃんとかサナちゃんとかは居たけどね、それでも2人は年上だし…しんどかった
(なまえ)
あなた
…一年位経って…。
うーん…韓国語もだいぶ聞き取れるようになったんだけど。その時にね、女の子2人が話してるのを聞いたの
(なまえ)
あなた
『あの日本人の子、いつ国に帰るか賭けない?』『来月にはいないでしょ』『なんで韓国でアイドルになろうとしてるの?』
(なまえ)
あなた
その子達きっと、私が韓国語を喋れるなんて知らなかったんだろうね。入ったばかりの子達だったし
(なまえ)
あなた
それが辛くて悔しくて、正直もうこの世にいたくないって思ったんだよね。それでぼーっとしながら宿舎帰ったらさ
(なまえ)
あなた
モモちゃんが丁度宿舎にいてね、『おかえり〜』って日本語で言ってくれたの。…なんかそれですごい泣けてさ
(なまえ)
あなた
まあ勿論泣いてたら心配するじゃん?モモちゃんにね、さっきあったこと話したの。悪口言われたこと
(なまえ)
あなた
そしたらモモちゃん、言ったんだ



モモ
モモ
あなたは良くやってるよ。だからそんなに自分を責めないで。



(なまえ)
あなた
それ聞いて、もう少しだけ頑張ろうって思えたの
(なまえ)
あなた
だからほんとはね、オッパが悪口言われて悔しかったんじゃなくて自分が言われた時のこと思い出して嫌な気持ちになってたんだ。
Hyunjin
Hyunjin
あなた…



この話はヒョンジンが入るずっと前のことだし、彼の預かり知らぬところではあった。

それでも…。…あなただって最初から完璧だったわけじゃない。

そんな当たり前のことなのに、すっかり頭から抜け落ちてた。


(なまえ)
あなた
…だからさ、ここで組むのはオッパの為じゃなくて私の為なの。私がやな気持ちにならない為に、オッパと組むの。
Hyunjin
Hyunjin
…あなた、辛くないの?
(なまえ)
あなた
ちっとも。勝つのは目に見えてるし。ジソナ達にだって負けない自信はあるよ



「まあでもオッパはまだまだダンス下手くそだからな〜万一負けたらどうしよう〜練習室で問題起こしたばっかだし…クビかなあ」とあなたはニヤニヤしながら言った。

本気で言ってるわけじゃない。

はっぱをかけてるのだとヒョンジンでもわかった。


(なまえ)
あなた
どう?2人でクビってあり?
Hyunjin
Hyunjin
あなたがいるなら楽しそうだけど…
(なまえ)
あなた
あはは、安直〜!…でもほんとのとこは?
Hyunjin
Hyunjin
…絶対やだ
(なまえ)
あなた
だよね。私もやだ。…だからさ



あなたがヒョンジンに手を差し出す。

目と目がかち合い、にっと笑う。

あなたのこの顔はすごく安心した。だって自信がある時にする顔だ。

数ヶ月の付き合いだけど、それくらいはわかる。

ずっとあなたの練習風景を見てきた。

憧れてた。

ああなりたいと思った。

自分も強くなりたいと思った。…あなたのようにと。


(なまえ)
あなた
絶対一位取ろう
Hyunjin
Hyunjin
…………うん!うんっ…!
(なまえ)
あなた
はは、泣かないでよ



あなたがヒョンジンの頭をポンポンと叩く。
こうして、ここに小さなタッグが出来上がった。





















Han
Han
…ってな感じで、フラれたってワケ!
Felix
Felix
だからハニ、最初の頃ジニをあんなに嫌ってたんだ…笑
(なまえ)
あなた
そう!もうホントしばらく根に持ってたよね〜
Han
Han
だってあなた居たら多分デビューできるんじゃないかってくらいヒョンのデモかっこよかったんだもん
Bang Chan
Bang Chan
あの時の音源引っ張り出してマンネオントップ書いたんだも〜ん
Changbin
Changbin
そうそう
I.N
I.N
え⁉️そうなの⁉️
(なまえ)
あなた
え、しらなかったの?
Han
Han
だってその時はぎりイエナいない時期じゃん
(なまえ)
あなた
あ、そっか
Changbin
Changbin
しっかりしてくださいよ〜お姉さん
Seungmin
Seungmin
…それで月末評価はどうなったんです?
(なまえ)
あなた
ん?ああ。…どこまで話したっけ
Felix
Felix
2人が組んだとこまで聞きました…❕
(なまえ)
あなた
ここから先は…どする?
Hyunjin
Hyunjin
……………
Bang Chan
Bang Chan
あははっ!ジニにとっては苦い思い出なんじゃないかな
Seungmin
Seungmin
…?どういうことですか



カラン、と誰かのグラスが鳴る。氷が崩れた音だった。

首を傾げるスンミンに、バンチャンが優しく笑いかける。

諦めが含まれたような、そういう笑み。


Bang Chan
Bang Chan
ジニ、話していい?
Hyunjin
Hyunjin
かっこいいヒョンでいたかったのに…
Seungmin
Seungmin
もうかっこよくないから大丈夫だよ
Hyunjin
Hyunjin
なんて⁉️
Seungmin
Seungmin
なにも?
I.N
I.N
で、どうなったの?
(なまえ)
あなた
ん?ああ…ねえ…
__________



お待たせしました!
久しぶりの更新です💦💦
(コメントお待ちしております💖)

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