ソフトバンク正木智也、同点アーチで後手に回る展開に風穴…「長打でのチャンスメイク」を意識し実行
ソフトバンク3―2阪神(11日)――ソフトバンクが接戦を制し、今季3度目の5連勝。同点の七回に牧原大の適時打で勝ち越し、継投で逃げ切った。阪神は投打がかみ合わず、交流戦3度目の3連敗。 【写真】4回無死、正木が同点ソロ本塁打を放つ
元気の良かったソフトバンク打線が出はなをくじかれた。制球力抜群の伊藤将に翻弄(ほんろう)されて三回まで一人の走者も出せない。後手に回る展開に風穴を開けたのは、1番に定着しつつある正木の強烈な一撃だった。
先制された直後の四回。先頭打者で打席に入った正木は、「長打でのチャンスメイク」と意識していたという。それを実行できるのが、プロ5年目での成長の証し。フルカウントから外寄りの変化球に合わせて両手でバットを振り切ると、打球は一直線に左翼席へ飛び込む同点アーチになった。
昨季の序盤、正木は試合中に亜脱臼した左肩を手術した。半年近くにも及んだリハビリ期間の中で徹底したのが、スイングする際にバットを握った両手を離さないこと。再発を予防するための取り組みだったが、打球の力強さは増し、自然とボール球に手を出すことも少なくなったそうだ。
「ケガの功名」は、うまく変化球を捉えたこの日の一発にも表れている。「長打が打てれば一番いい。しっかり強いスイングができるように」と語る伸び盛りの右打者が、強打のリードオフマンとして好調な打線を先導している。(財津翔)
ソフトバンク・小久保監督「牧原大はナイスバッティングだったし、野村のスライディングも本当に良かった。あの当たりで(二塁から)かえってこられる。足を見せましたね」