「手元で変化する」変化球に手応え 「夏は負けない」東北の市川
第73回春季東北地区高校野球大会は12日、青森県弘前市のはるか夢球場で準決勝があり、決勝は仙台育英(宮城1位)―聖光学院(福島1位)の顔合わせとなった。 決勝進出は仙台育英が2年連続、聖光学院は4年ぶり。それぞれ前回決勝に勝ち上がった際は優勝している。 仙台育英は二回、2点本塁打で逆転。中盤も長打を絡めて加点し、青森山田(青森1位)を振り切った。聖光学院はエース紺野耀大(ようた)投手(3年)が東北(宮城2位)を4安打に抑えて完封した。 決勝は13日、はるか夢球場で行われる。(隈部康弘) ◇ (12日、第73回春季東北地区高校野球大会準決勝 聖光学院5―0東北) 東北の市川翔央投手(3年)は三回途中から2番手でマウンドに立ち、七回まで2失点の力投を見せた。 この日は得意とするカットボールとスライダーがさえた。「変化球は100点」と手応えを口にする。これまでスライダーが大きく曲がるのが持ち味だったが、変化が早く思うように打者を打ち取れなかった。正捕手の荒川陽希選手(3年)と相談し、動画を見ながら練習を重ねると「打者の手元で変化するようになった」。六回には、この日12安打の相手強力打線を三者凡退に抑える見せ場もあった。 ただ4番打者に本塁打を許したのは直球。「球速と回転数が足りない」と弱みも痛感する。 県内の最大のライバル仙台育英が直前の試合で決勝に進んだ。「決勝で戦いたかった。夏は絶対に負けない」。悔しさをにじませた。(三村悠)
朝日新聞社