プロ注目の慶大・渡辺和大、八回途中1安打1失点&15K「(決勝も)いく(投げる)つもりで頑張ります」 敵将、スカウトも絶賛/大学野球選手権
全日本大学野球選手権第5日(13日、東北福祉大2-5慶大、準決勝、神宮)準決勝が行われ、5年ぶり5度目の優勝を目指す慶大(東京六大学)と、54年ぶり3度目の大学日本一を狙う関大(関西学生)が決勝に進んだ。慶大は前回王者の東北福祉大(仙台六大学)に5―2で勝利。今秋のドラフト上位候補の最速151キロ左腕、渡辺和大投手(4年、高松商業)が八回途中1安打1失点と好投し、大会記録に並ぶ8者連続を含む15三振を奪った。関大は国学院大(東都)に4―3でサヨナラ勝ちした。 ドクターKが神宮を支配した。慶大のエース、渡辺和が前回王者を相手に奪三振ショーを演じ、決勝進出に導いた。 「一球一球、丁寧に投げた結果。僕も8者連続(三振)とは気づかなかった」 打者の手元で曲がるスライダーとツーシームを織り交ぜ、翻弄した。二回先頭から四回まで圧巻の8者連続三振。2001年の筒井和也(愛知学院大)が持つ大会記録に並んだ。 七回まで無安打投球を続けたが、八回先頭に初安打を許して1死一、二塁とされたところで降板した。10日の2回戦から中2日の先発登板で八回途中1安打1失点、15奪三振。107球でお役御免となり「あのまま投げていたら負けていたと思う。結果的にもそれでいい」と救援陣に後を託した。 敵将の山路監督は渡辺和の快投に「プロの投手かと思った」と白旗をあげれば、DeNAの永池スカウトは「変化球を両サイドに投げ分けられるし、直球のコントロールも良い」と絶賛した。 5年ぶりの大学日本一にあと1勝とした。今春の東京六大学リーグでベストナインと最優秀防御率の2冠に輝いた左腕は「明日、勝つか負けるかで全然違う。(決勝も)いく(投げる)つもりで頑張ります」と覚悟をにじませた。(織原祥平)