3000円ちょっとという安さに、ふと、ジャンクPCを買ってしまいました。ジャンクPCはたくさんあるのに、これ以上増やしてどうするのか、と自分でも思いますが(笑)。仕様は以下のとおりのデスクトップPCです。Core iシリーズ第7世代ということで、ぎりぎりでWindows11がアウトですが、こういうPCこそ、捨てないでLinuxで使ってほしいです。
CPU: Core i3 7100 2コア(4スレッド) 3.9GHz  51W passmark 4315

GPU: 内蔵Intel Graphics HD630

RAM: 8GB

ストレージ: なし

 古いこともあるのですが、ストレージが無いので、ジャンク品扱いで激安でした。でも、これまでLinuxを入れて遊んでいた10台のPCと比較して最新の第7世代です(笑)。Passmarkの値では、ちょっとi5 3470に負けているようですが、とにかく第7世代ですので、GPUが強化されています。いままで、あまりの低スペック・旧式のため、中〜軽量Linuxしか入れられなかったんですが、これだけのPCなら、大抵のLinuxが入れられるんじゃないかと期待したいです。本当はSSDを入れたいところですが、いま異常に高いので、とりあえず手持ちのHDDで動作確認してみます。

 

[1]Acer, i3 7100, 内蔵GPU, 8GB, HDD ⇒ Kamuriki Linux 4.3 ? 

[2]HP, i5 3470, 内蔵GPU, 8GB, SSD ⇒ Linux Mint Cinnamon 22.3
[3]eXcom, i5 760, HD4550, 8GB, SSD ⇒ Q4OS Plasma(X11) 6.6 
[4]HP, i5 680, HD8490, 8GB, SSD ⇒ PeppermintOS Fully Loaded Debian12(bookworm) Base
[5]NEC, Core2Duo E7500, HD8490, 6GB, SSD ⇒ MX Linux Xfce 25.1 
[6]NEC, Core2Duo E7500, HD8490, 6GB, SSD ⇒ Xubuntu 24.04
[7]eMachines, Athron II X2 255, HD4550, 4GB, HDD ⇒ Sparky Linux Minimal GUI 8.2 
[8]VAIO, i3 5005U, 内蔵GPU, 4GB, SSD ⇒ KDE neon user edition (X11) 
[9]EPSON, Celeron 2970M, 内蔵GPU, 6GB, SSD ⇒ ZorinOS Lite 17.3
[10]Toshiba, Celeron 1005M, 内蔵GPU, 6GB, SSD ⇒ Manjaro Xfce 26  
[11]TEKWIND WP004, Atom Z3735F, 内蔵GPU, 2GB, eMMC 32GB  ⇒Sparky Linux Minimal GUI 7.8 32bit

 

 動作確認を兼ねて入れてみるLinuxは、めずらしい日本製のLinuxである、Debian系のKamuriki Linux 4.3です。Kamurikiという名称は、冠着山という山の名前に由来しているそうで、中村音楽工業 コンピューターソフトウェア事業部という同人クラブの開発で、デスクトップユーザーとかエロゲーマーとかにお勧め、という謎のあるLinuxですが、とにかく入れて試してみませう(笑)。

 

[インストール]

 他のPCでインストール用USBメモリを作り、これで起動し、「Install Kamuriki」からインストールします。言語は「日本語」、地域は「東京」、キーボードは「Japanese」の「Deafult」、「ディスクの消去」を選択し、名前、コンピュータ名、パスワードを設定し、「パスワードを尋ねずに自動的にログインする」にチェックを入れました。HDDなので時間がかかりましたが、無事インストールが終わったようです。

 

 

[インストール後]

 再起動したところ、ピンク色のハートがいっぱいの、個性的な背景(壁紙?)です(笑)。日本製だけあって、フォルダ名などの表示が、はじめから日本語になっています。ただし、キーボードが英語(US)になっているので、「Fcitxの設定」から「キーボード-英語(US)」を削除して、「キーボード-日本語」を入れます。テキストエディタKateで、日本語入力できました。ぱちぱち。ただし、自分は「かな入力」なのですが、Mozc設定ツールが使えないので「ローマ字入力」から変更できません! どーして? 例えば、「カムリキ」と入力する場合、「ローマ字入力」なら「kamuriki」と8文字入力が必要になりますが、「かな入力」だったら、4文字入力で済みますので、圧倒的に高速・合理的だと思いますね。まあ慣れと好みの問題かもしれませんが・・・

 とにかくアップデートが117件もあるようなので更新します。HDDなので数分かかりました。遅いです(涙)。

 そして、DiscoverからSynapticパッケージマネージャをインストールします。入れたSynapticパッケージマネージャから、mozc-utils-guiを入れます。そうしたら、Mozc設定ツールが使えるようになり、「かな入力」に変更できました! ぱちぱち。

 オフィスソフトのLibreOffice がはじめから入っています。Writerを起動して、適当に日本語を入力し、LAN接続の多機能機EW-M660FTで印刷できました。素晴らしい!

 また、Skanliteというアプリが入っていて、EW-M660FTでスキャンできました。ぱちぱち。

 

 デスクトップ環境は、LXQtが入っており、LXQtコンフィグレーションセンターから各種の設定ができます。例えば、LXQt外観は、初期設定では「Kawaii-pink」になっていますが、もっと落ち着いたものに変更できるようです(笑)。

 

 ウィンドウをマウスで画面の隅にドラッグすると、四隅に1/4の大きさにしたり、左右に1/2の大きさにしたりでき、便利です。

 

 SynapticパッケージマネージャからHardinfo2を入れて起動したところ、ディストリビューションが確認できました。

Kamuriki Linux/GNU/X 4 - Debian GNU/Linux 13.4

LXQt on X11

 

[ベンチマーク]

 Hardinfo2を開いたついでに、ベンチマークを測定してみます。CPUが i5 3470の[新2番機]との比較です。

 

[新2番機]i5 3470 ⇒ [新1番機]i3 7100

SysBench CPU(Single-thread) 1131⇒ 1276
SysBench CPU(Multi-thread) 4188 ⇒ 4006
SysBench memory(Single-thread) 5866 ⇒ 6859
SysBench memory(Multi-thread) 11439 ⇒ 14680

SysBench CPUは同じくらいでしたが、SysBench memoryは少し良くなったみたいです。i3 7100は2コアなのに、4コアのi5 3470に負けていないのは、世代が新しいからでしょうね。

 

 ついでにglmark2によるGPUテストです。glmark2は、Synapticパッケージマネージャからglmark2-x11をインストールします。

[新2番機]i5 3470 ⇒ [新1番機]i3 7100

644 ⇒ 1712

素晴らしい。我が家的に、最高性能をたたき出してくれました! というか、他のPCがぽんこつばかりなだけですが(汗)。

 

 ブラウザFirefoxで、以下のテストもやってみます。ハードウエアアクセラレーションはONです。

[新2番機]i5 3470 ⇒ [新1番機]i3 7100

MotionMark1.3 (描画性能): 531 ⇒ 698(@60fps)

JetStream2 (JavaScriptエンジン総合性能): 105 ⇒ 115

Speedometer3.1 (Webアプリ操作速度): 9.92 ⇒ 9.43

MotionMark1.3は良くなっています。GPUの性能でしょう。

 

 さて、他のブラウザも入れてみます。BRAVEは、Discoverの設定で、Snapを追加することでインストールできます。BRAVEを起動したところ、「KDEウォレットサービス」なるものが立ち上がり、new walletのタイプを選ぶようになっています。なんじゃ、こりゃ? 

・classic, blowfish encrypted file

・Use GPG encryption, for better protection

よくわからないのですが、上の「classic, blowfish encrypted file」を選びました。次の画面のパスワード入力画面では、何も入力せずに進めると、本当にいいのか? みたいなことを聞かれるけど、そのまま設定します。やれやれ、これはちょっとめんどうですねえ。ここでパスワードを入力してしまうと、BRAVEを立ち上げる度にパスワード入力を求められ、非常にめんどうです。

いずれにしても、無事BRAVEが使えるようになり、abema将棋が視聴できました。

 

 

 EdgeとChromeは、Discoverからも、Synapticパッケージマネージャからも入れられません。不便ですねえ。仕方がないので、MicrosoftとGoogleの公式サイトから.debファイルをダウンロードしてインストールしました。

 ここから、少々手間がかかりますが、Synapticパッケージマネージャからgdebi をインストールします。そして、ダウンロードした.debファイルをgdebiで開きます。これで2つのブラウザがGUI操作で入れられました。ぱちぱち。恐らく、コマンドに詳しい人なら、ターミナルからコマンドを使って、もっと早くインストールできるでしようが、基本的な操作や設定のためにターミナルでのコマンド入力を必要とするようでは、初心者向けディストリビューションとしては失格だと思っていますので、極力GUI操作で行きたいです。

 インストールしたChromeから、Perfumeの公式サイトが見られます。いいですねえ。いよいよ新しいBD/DVDが5/27に発売です。超楽しみ!

 同じく、Edgeから、PerfumeのYoutube動画が視聴できます。何回見ても素晴らしいです(笑)。

 

(1)「Special Teaser - Blu-ray&DVD“ネビュラロマンス” 完全版 」は、1920x1080の解像度、30fps、av1で再生され、ドロップ率は0.0%で、完璧です。
(2)「IOWNxPerfume」は、1920x1080、60fps、av1です。ドロップ率は0.0%で、全く問題ないです。
(3)「ふめつのあなた」は、1920x1080、24fps、av1で再生されていることを確認しました。ドロップ率は0.0%でした。あーちゃんも、のっちも、かしゆかも、画像の乱れは無いようです。素晴らしい!

 Youtube動画再生は完璧です! 超旧式で超非力CPU/GPUで苦戦したのが嘘のようです。なお、i3 7100の内蔵GPUは、av1のような新型の形式のハードウエアアクセラレーションには対応していないので、ソフトウエアデコードでしょうが、どちらにしても、何の問題もなく再生されているのだからいいでしょう。

 

 以上、前半はKamuriki Linuxをインストールした結果、後半は、Kamurikiを入れたPCの性能テストをざっとやりました。Kamurikiは、なかなかいいですね! エロゲーのフアンでなくても(笑)、けっこう使いやすいのではないでしょうか。特に、日本語化にほとんど手間がかからないところがいいです。さすが日本製Linuxといったところでしょうか。引き続き使い勝手を確認してみようと思います。なお、LXQt+X11という構成からわかるように、けっこう軽量なディストリビューションのようです。今回試したPCよりも、かなり古くて非力なPCでも、十分快適に動くような気がします。ちなみに、Kamurikiの公式サイトを見てもよくわからないのですが、systemdを使っているようです。ターミナルで、ps -p 1 -o comm=とすると、systemdと出たので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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