「学ぶ機会を奪わないで…!」【揺れる平和教育】「辺野古沖転覆事故」きっかけに考える…信州から沖縄へ修学旅行を前に高校生と教育現場が伝えたかったコト
信越放送
名護市辺野古沖で高校の研修旅行中に起きた死亡事故をきっかけに平和教育が揺れています。 【写真を見る】「学ぶ機会を奪わないで…!」【揺れる平和教育】「辺野古沖転覆事故」きっかけに考える…信州から沖縄へ修学旅行を前に高校生と教育現場が伝えたかったコト 長野県内の受け入れ側などからは学ぶ機会を奪わないでほしいとの声が上がっています。 (ガイドの説明)「工事は24時間ぶっ続けで昼も夜もやりましたけど、丸1日で2メートルくらしか掘れなかったそうです」 長野市松代町の大本営地下壕、太平洋戦争の末期、本土決戦に備えて政府の中枢機能を移転するために造られました。 5日は篠ノ井高校犀峡校の2年生11人が見学に訪れました。 目的は、沖縄への修学旅行の事前学習です。 (ガイドの説明)「削岩機やダイナマイトで誰が掘っていたかというと当時、植民地だった朝鮮半島の男の人ですね」 工事には朝鮮半島からおよそ6000人が動員されたといわれ、多くの死傷者も出たとされますが正確な状況は分かっていません。 (高校生)「こういう話を次の世代にも継いでいかないとだめだなと思います」「戦争というのはよくないことだし、こんなことは二度と起きてほしくないと思いました」 (篠ノ井高校犀峡校・山中直樹教諭)「生徒自身が自分で考えて、平和ってどうあるべきかと考えるきっかけになってほしいと思います」 文部科学省は5月、名護市辺野古沖で起きた転覆死亡事故をめぐって、研修旅行の内容が教育基本法の政治的中立に反しているとし学校側を指導しました。 これに対し長野県教職員組合は学校教育への不当な政治介入だとする声明を発表。 教育現場では平和教育の萎縮につながると懸念が広がっているといいます。 (松代大本営平和祈念館事務局長・松樹道真さん)「平和のため歴史を勉強する学習するという機会を奪うことにならないように、そういう気持ちが強いですね、ここは本当に貴重な戦争遺跡ですので、実際中を見て触ったり匂いを嗅いだり感じたりしてそういう貴重な機会だと思うので」 松本文部科学大臣は2日、学習指導要領に基づいた平和教育が重要と強調し、「沖縄を含む現場を訪れることは避ける必要はない」と述べました。 高校では沖縄への修学旅行を2026年1月に予定していて、ひめゆりの塔などを訪れるということです。
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